アートによる超越

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鈴木祐さん。「(自然に続き)第二に重要なのが『アート』です。音楽、映画、絵画、演劇など、高度な創作性を持つものは、すべて私たちに人間を超えたかのような感覚を与え、時間を超越したかのような意識をもたらします。アートがもたらす畏敬の念は、おもに『大きさ』と『新奇さ』の2つの要素に左右されます。なじみが深くて理解がしやすいような表現は、楽しさの感覚を与えてはくれるものの畏敬を起こすパワーまでは持ちません。畏敬を起こす第三の要素は『人』です。マインドフルネスとは、狩猟採集民の時間間隔に近いものです。いったん、『自己観察』の感覚がつかめると、日常のあらゆる状況がマインドフルネスのトレーニング場に変わります。皿洗いも立派なトレーニング法のひとつです。『皿を洗うときは皿を洗うことだけをすべきです』」アート。