じぶんの頭で考える

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糸井重里さん。「ファインダーをのぞいて撮るはずの写真は、これから撮る未来なのだ。モニター画面に見えている写真は、ほんとうはまだ起こってないけれど、結果である。できるだけありそうな結果を先に想定して、それに合わせて工程を管理していく。だから、世の中が、どんどん「モニター」見ながら進んでいくのも当然だ。ファインダーをのぞいて狙いを定めてというのは、外れるかもしれないから、「やめたほうがいい」のだ。ただ、「発する」ということは死んだのかね、と思う。不安で震えながらプロポーズすることだとか、「結果」はたしかじゃないけれど行きたい旅だとか、描いてみなきゃわからない絵画だとかは、どこへ行く? 「じぶんの頭で考える」というのは、じぶんのファインダーを覗くことなんじゃないかなぁ」ファインダーを覗いて、自分で。