行動に対する依存症

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アダム・オルターさん。「人間は、物質に対してだけではなく、行動に対しても依存症になる。時代の流れと共に薬物が強力になったように、行動がもたらす興奮も、近頃では昔と比べものにならないほど大きくなった。世にあふれる様々なプロダクトは実に巧みにデザインされている。何度も何度も使いたい気持ちにさせるツボを押さえている。モノだけではない。職場でも、常にあと少しで届きそうな位置に、ニンジンがぶらさげられている。昇進はもう決まったようなものだ、あと1つ契約が決まればボーナスが出る……と。ベトナム帰還兵、ラット34番がそうだったように、依存症は学習によって生じる。依存症状を呼ぶ『合図』ーヘロインと結びつく場所、もしくは小さな金属のレバーーが、寂しさ、虚無感、悲しみを癒してくれると学んでしまうのである」依存。