目標を達成すればするほど

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アダム・オルターさん。「おそらく人生に目標を掲げると、それ自体が人間にとって多大なストレス源となるのかもしれない。目標が失敗すれば失望するし、成功すれば次を目指さねばならず、結局心の休まる時がないからだ。目標設定ありきの考え方にはマイナスの要素が多い。にもかかわらず、この慣習は過去数十年ほどで拡大する一方だ。現代は何が変わったのかと言うと、人の生活が目標追求に支配されるようになったことだ。太古の昔に目標と言えば、ほぼ例外なく生き残ることでしかなかった。目標を追いかけるのは贅沢でも選択でもなく、生物的な義務だった。現代における目標とは、プロセスの到達地点ではない。目標を追いかける旅が終わることはない。そして往々にして、目標を達成すればするほど、目標を達成することの喜びが目減りしてく」目標。