ぽさを探る

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水野学さん。「どんな商品であれ企業であれ、僕が『コアターゲットは絶対に存在しなきゃいけない』と思っているのは、作業の骨組みだからなんです。幹を作ることでもありますね。その幹から枝葉を広げて、世界観をつくっていく。ネーミング以外にもいろいろな枝葉はあると思います。僕はよく、『〜っぽい分類』というのを自分でやるし、授業でも学生に実践させていました。どういうものかというと、たとえばくまモンなら、『そのクマはティディベアみたいに洋っぽいか、ヒグマみたいに和っぽいか』という具合に『ぽい』で分けていきます。対象物とは全然かけ離れた、別のものになぞらえて、『~っぽさ』を探って見る。そうすると、そのモノ事態にどんな魅力があるのかが浮き彫りになってきて、デザインやブランディングの方向性がクリアになっていきます」世界観。