自然に触れると寿命が

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イングリッド・フェテル・リーさん。「野性の感覚への愛は、生物学者のE.O.ウィルソンが『バイオフェリア』と呼ぶものの重要な部分をなしている。バイオフェリアとは、人間に先天的に備わった、生きとし生けるものを愛好する性質を言う。時が経つうちに、バイオフェリアは実際的な関心から楽しみへと変わった。国立公園や動物園を訪れ、アメリカの家庭の68%以上が、少なくとも1匹のペットを飼っている。こうした動植物とのふれあいは健康に不可欠だとウィルソンはいう。自然に触れることで睡眠の質が向上し、血圧が下がり、寿命まで延びることが示されている。その理由として考えられるのは、自然の中で過ごすと、脳内の脳梁膝下野と呼ばれる、問題を思い悩む傾向と関係のある部位の血流が減少することである」自然環境が気苦労から解放する。