難易度のエスカレート

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アダム・オルターさん。「研究者たちは、『ほとんどの人間は、何もしないより何かをするほうがよいと考える。たとえそれがネガティブなものであっても』と考察している。おだやかな心地よさが一定期間続くと、それを適量の苦痛で打ち破りたいと考える人が多いのである。順風満帆な生活は表面的には魅力的に思えるが、その魅力はすぐに色あせる。人間は誰でも、ある程度の範囲で、敗北や困難や試練を必要としているのだ。それが一切ない状態では、成功のスリルや喜びも、勝ちを重ねるたびに薄くなる。だから貴重な自由時間を費やしてわざわざ難しいクロスワードパズルを解いたり、危険な山に登ったりする。ずっと成功するとわかりきって過ごすよりも、試練に伴う苦労を味わうことのほうが、はるかに魅力的なのだ」人生山あり谷あり、のほうが平坦より。