上達すると心地いい

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アダム・オルターさん。「苦労の感覚は、依存体験を形成する重要なカギとなりやすい。単純ながら史上最も依存性が高いと言えそうなゲーム『テトリス』がその代表的な例である。長続きする理由は、テトリスが自分と一緒に成長していくからだ。最初は易しいが、こちらが上達して上のレベルに行くにつれ、ゲームの難易度も増していく。難易度がエスカレートしていくというのは、重要なフックなのだ。上達すると脳が効率的になるのも快感と感じる一因である。テトリスの場合は、熟練度の差にかかわらず、誰もがずっと最近接発達領域で遊びつつけることになる。チクセントミハイの『フロー』を体験しているとき、試練と、その試練をちょうどぎりぎりで克服する能力、その2つが組み合わさった貴重な状況で、人は強烈で持続的な幸福観を感じるのである」フロー。