ルディック・ループ

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アダム・オルターさん。「ゲームの世界では、こうしたフローの感覚を『ルディック・ループ』と言う。ラテン語で『遊ぶ、ふざける』を意味するludereから来た言語だ。謎を1つ解いて、つかの間の興奮を味わい、また新たに解くべき課題と出合うとき、人はルディック・ループに入る。挑戦しがいのあるビデオゲーム、難しいクロスワードパズル、繰り返しだが刺激のある仕事、ハズレの合間に小当たりを出すスロットマシン、その他さまざまな没入型の体験に挑戦しているときも、ルディック・ループになりやすい。フロー体験と同じく、このループも非常にパワフルな魅力を持つ。報酬の過剰追求という問題は、深刻な広がりを見せている(過労死など)。本来、人類の歴史を振り返れば、報酬率というのは基本的に低いものだった。稼ぎすぎることが不可能だったからだ。過食と同じで、報酬の過剰追求は、生産性向上がもたらす現代病である」ループ。