クリフハンガー

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アダム・オルターさん。「人間は完了した体験よりも、完了していない体験のほうに、強く心を奪われる。これが『ツァイガルニク効果』と呼ばれる現象だ。課題に要する作業に取り組み始めた被験者には、それを完了しなければならないという疑似的なニーズが生じる。緊張し、その緊張を解決したいと感じる。課題を完了すれば緊張が解消する。すなわち疑似的なニーズが消える。課題が未完了という緊張状態が維持され、欲求もそのまま残っている。ツァイガルニク効果は日常のあらゆる場面で見つかる。たとえば、頭の中で同じメロディーが何度もしつこく流れて止められなくなる経験は、誰でも覚えがあるだろう。頭から離れないメロディーは解消されないクリフハンガーになるので、そのせいで曲が人気になることがあるという。セプテンバーを例に挙げた」宙ぶらりん。