無理やりでも新しいものを

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木崎賢治さん。「人は保守的ですから昔好きになった曲はずっと好きだったりします。そのことに僕はすごく怖さを感じていました。音楽を仕事にしているので今を感じて、今を生きたいと願っているからです。一方では、人間ってそういうものなのだろうなとも思うんです。まっさらな青春時代に聴いた音楽が一番の衝撃で、あとはその思い出と共に生きるというものも、真っ当な生き方なのかもしれないな、と。僕の友人たちも、みんなそうです。彼らは昔聴いた音楽ばかり好んで聴いている。だけど僕はやっぱりそれに抵抗して、無理やりでも新しいものを求めていきたいですね。泣くなら昔の思い出と重ね合わせて泣くんじゃなくて、新しい曲を聴いて泣きたい。こういう仕事をやっているからというのもありますが、単純に新しい感動や驚きを味わいたい」新曲。