曲が降りてくるとき

f:id:nakatomimoka:20210317122422j:plain

木崎賢治さん。「雑念から解放されないと、本当にいいアイデアは出てこない気がしますし、いいライブパフォーマンスも、いいレコーディングも、いい写真もできにくいと思います。曲をつくる人がよく言う『降りてきた』というのが、まさにゾーンに入った状態で曲ができたということなのかもしれません。だとすれば、なるべくそういう状態をつくるために、その技術を身につける努力をすることがプロフェッショナルな仕事の仕方ですよね。お坊さんたちが座禅を組んでやっている修行も、それを身につけるための練習なんだと思います。たとえばテニスを観ていても、勝つ選手はアルファ波が出ている感じがするんです。まず、選手を取り囲む空気が乱れていません。それはどこか神聖な感じで、ピーンと張り詰めた空気がその人の周りにはあるんです」状態を作る。