自分の感情は信用しない

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ロルフ・ドベリさん。「自分の感情を深刻にとらえすぎないほうがいい。特にネガティブな感情は重く受けとめなくていいのだ。ギリシアの哲学者たちは、ネガティブな感情を取り除いた心の状態を『アタラクシア』と呼んだ。落ち着き、心の安らぎ、揺るぎのなさ、冷静さ、平静さを表す言葉である。もうひとつ上の段階が、感情を完全に排除した状態を意味する『アパティア』である。私は自分の感情を、どこからともなく私のところへやって来てはまたどこかへ消えていく何かとして扱うことにしている。私は自分のことを『感情というありとあらゆる種類の鳥たちが飛んで来ては去っていく、開けていて風通しのいい屋内市場』のようにとらえているのだ。このイメージを頭の中でつくりあげてから、『自分の感情』が自分の一部とは感じられなくなった」感情。