合掌でアラインメントを

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内田樹さん。「合気道の稽古は合掌して始めるんですが、どうして稽古のはじめに合掌するのか、この間ふとわかった気がしたんです。これって、アラインメントなんじゃないかと。合掌するためには踵を合わせて、体軸をまっすぐに整えるわけです。自分の体軸を鉛直方向(重心の方向)に合わせる。体軸がまっすぐかどうかというのは、どこかに『まっすぐなもの』がないとわからない。体軸をまっすぐにするということは、『何か』にアラインメントを合わせることではないのか。この『何か』って何だろうということを考えたんです。存在するものじゃないんですよね、これは。多田宏先生は『宇宙の真ん中に軸を立てる』という言い方をすることがあります。天地を貫く一本の軸がある。その軸に自分のアラインメントを合わせる」まっすぐに整えることから。