大平哲也さん。「怒りが高血圧や循環器疾患の温床となる反面、笑いはまったく逆の方向に作用します。笑いは、呼吸機能を改善して血圧を下げ、ストレスを緩和します。NK細胞を活性化して免疫力を高めます。長期的には動脈硬化を予防し、循環器疾患の発症を抑えるほか、生活習慣病の予防効果も見込まれます。笑うほどに病気を遠ざけ、健康に近づくことができるのです。ストレスマネージメントや心身医学の分野では、ストレスそのものに対峙するより、やりがいや目標、非日常体験や笑いなど、『ポジティブな因子を増やす』というアプローチが主流になっています。ポジティブを増やすことで、ネガティブを切り替える。不安や苛立ちなど、やり場のない感情が増えてしまう今だから意図的に笑いを増やすことで、バランスを取るのです」笑い、大事ですよね。
