承認された経験

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内田樹さん。「子どもの頃にすごく親に愛された人というのは、孤立することが怖くないんですよね。だけど、承認された経験の貧しい人は、他者の承認がないと立ちいかないから、絶えず周りの人の顔色をうかがってしまう。どっちをやったらほめられるのかなって、いつでも何かを達成しなくてはならないという脅迫観念にとらわれている。自分で高い目標を設定して、これだけのことを達成したら、このアチーブメントに対してきっとみんなほめてくれるに違いないという期待をエンジンにして仕事をしちゃうから、ずーっと苦しいわけですよ。目標は100点満点であって、99点でも、『まだあと1点足りない』というふうにしか評価できない。それだけみごとな仕事をしていながら、成し遂げていない部分しか目に入らない。いくらやってもストレスが消えない」どうだろう。