脳が過労状態に

橋本之克さん。「脳科学者からは、Webサイトを見る行為自体が脳を刺激し、やめられなくなる危険があると指摘されています。ドーパミンが影響するのです。見続けると、脳がダメージを受け、脳が過労状態となります。五感からの情報は、脳内の前頭葉と呼ばれる場所で取捨選択され、整理されますが、情報が多すぎると処理しきれずに、未整理の混乱状態になるのです。すると脳内で、思考や意思決定、記憶や感情をつかさどる前頭前野の機能が低下します。そして、単純なミスが増える、物覚えが悪くなる、イライラして怒りっぽくなる、意欲や興味がわかないなどの問題が生まれてしまうのです。買い物の情報収集が目的なのに、いつのまにかWebサイトを見続けることが目的のようになり、ただただ見続けます。そして、脳は過労状態になってしまうのです」見なくする。