マジックナンバー3

橋本之克さん。「『3』は日本や世界において『マジックナンバー』とも呼ばれる特別な数字です。3つ未満では、十分でない、網羅されていない印象を与えます。逆に4つ、5つと選択肢が増えると共に、個々の要素を把握しにくくなっていきます。3つの要素の組み合わせが、安定していてちょうどいい、という印象になりやすいのです。3つの選択肢を前にした際、人は『中間を選びたくなる』心理に駆られます。このような心理を、『極端回避性』と呼びます。このような三択の場合に、あえて魅力のない選択肢を入れることで、それと似た別の選択肢の魅力を高められることが示されました。この心理は『おとり効果』と呼ばれています。人の選択は、選択肢の作り方に影響されやすいのです。選択肢の作成から選択まで自分主導で行うことです」本命、対抗、穴馬。