自分は今ここにいる

オリバー・バークマンさん。「ティク・ナット・ハンは『日々のありふれた活動に没入する』ことが大事だと説く。でも実際、お皿を洗うことに心身を集中しようとしても、そんなにうまくいくものではない。自分がちゃんと没入できているかどうか気になって、結局は没入などできない。『今ここにいる』という言葉には穏やかでマインドフルなイメージがあるけれど、実際『今ここにいる』をやろうとすると、不断の努力が必要になる。そして努力すればするほど、意識は『今ここ』からどんどん離れていく。今を生きるための最善のアプローチは、今に集中しようと努力することではない。むしろ、『自分は今ここにいる』という事実に気づくことだ。今を生きるとは、今ここから逃れられないという事実を、ただ静かに受け入れることなのかもしれない」今ここの困難。