佐久間磤二さん。「再建の第一歩は『聞く』ことでした。社長に就任する２ヶ月前から、ＷＯＷＯＷの出資会社や関係機関など２００社を回った。それから全国の電器店。電器店は加入者の窓口です。就任後、二ヶ月かけて電器店を全国行脚し、現場で聞いたことをベースに、方針を２つ決めた。一つは、率先垂範。僕がマーケティングの先頭に立って加入者を増やそう。経営者はここまでやる、ということを見せて、社員一人ひとりの心を変え、会社の風を変えよう。もう一つ、『家計簿経営』を呼びかけた。あのな、年収３６５万円なのに支出が５４６万円。車を売らにゃあかん。住むマンションも替えにゃあかんよ。奥さんは家計簿で日々決算している。奥さんがやっていることをなぜやれんのや。経費を４割カットしました」素直・現場主義・聞き上手の３つの心構え。
