2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

道筋が全くわからない

楠木建さん。「驚くべきことに、その事業戦略報告会では、目標と組織の話でプレゼンが完結してしまうという発表が少なくありませんでした。これで終わってしまえば、リーダーの戦略の中身は、要するに『行け!思いっ切りやってこい!……以上!』ということで…

高い基準が当たり前

鮒谷周史さん。「昔から、できるだけ『頭のおかしい』人と時間、空間を共有したいと思って生きてきました。ここでいう、頭がおかしい=常識を超えている、ということ。常識を越えているとは、平均的な基準を大きく上回って生きている、ということ。高い基準…

ビジュアライゼーション

ロンダ・バーンさん「過去の先人たちは、ビジュアライゼーション(心の中でイメージとして思い描くこと)の重要性を何世紀にもわたって教えています。視覚化が力強い効果を持つ理由は、頭の中で自分が欲しいものと一緒にいるビジョン(映像)をイメージする…

目標と組織は戦略ではない

楠木建さん。「ここではっきりさせておきたいのは、目標の設定それ自体は戦略ではないということです。『200X年第2四半期までに営業利益率10%確保!これが我々の戦略だ』というのは、要するに戦略ではなく目標をいっているわけです。ところが、実際の仕事の…

陽のオーラ・陰のオーラ

渡辺康幸さん。「伸び盛りの選手は、私が言う『陽のオーラ』を発しています。明るさ、活力、前向きな姿勢、チャレンジ精神などですね。感覚的なものですが、ひと目でわかります。強いチームからも感じることがあります。メンバー全員が一つに纏まり、チーム…

組織能力とは

延岡健太郎さん。「『組織能力』を厳密に定義すると、『企業が固有にもつ有形無形の資源と、それを活用する組織ルーチン』ということになります。組織ルーチンとは、鍛えられたサッカーチームのように、複雑で困難なプロセスを、組織として自然に実現できる…

組織能力をベースにした経営

延岡健太郎さん。「商品・技術から組織能力への理論的発展は、過去20年以上にわたる経営学のトレンドです。なぜ、個別商品ではなく、組織能力をベースにした経営が必要とされるのでしょうか。個別商品の成否を中心とした経営は、プロ野球で言えば毎試合の勝…

心までは伝えられない

永守重信さん。「社員との対話、会話、議論が大切。今、メールでのやり取りが流行っているけれど、それで済ませたらいけない。伝達事項はメールで伝えられるが、心までは伝えられない。そして、皆違うから、1人ひとり直接話さなくてはいけない。(再生する企…

否定形かどうか判断できない

リーサ・ニコルズさん。「『引き寄せの法則』はとても正直です。あなたが欲しいものを思い浮かべ、意識をしっかりとそれに向けると、毎回それを与えてくれます。しかし、あなたが欲しくないものに集中しても、『引き寄せの法則』はそうとは聞きません。『私…

その日の波動を浄化する

ロンダ・バーンさん。「期待することは、物事を引き寄せる強力な手段です。『あなたとあなたが望むものを繋げるものが願いです。期待があなたの人生にそれを引き寄せる』のですから。ネビル・ゴダードが行った講義の中で示している方法を紹介しましょう。こ…

徹底的にベターを求める

永守重信さん。「『ベストを求めず、徹底的にベターを求める』。ベストを追求するのは時間が掛かる。コストも掛かります。『ちょっと速い、ちょっといい、ちょっと安い』。これはとても大事なことですよ。31年間、事業をやってきて、あまり記憶に残るよう…

雇用の場を拡げるため

永守重信さん。「そもそも私が何のために事業をしているかというと、雇用の場を拡げるためです。企業の最大の社会貢献は雇用。それ以外にはありません。中国だろうが、ベトナムだろうが、最大の貢献は雇用です。人が国を作っているわけで、働くところがなく…

水は低い方に流れる

永守重信さん。「(企業再生は)自分が手弁当で出掛けていって、全社員と直接話をする。1週間に1回、2泊3日で出掛けて100泊になりました。『30万給料貰っていて、10万円分しか働いていないじゃないか。残りの分、働いてくれよ』と直接話せば、最終的には…

6か月で意識を変える

永守重信さん。「再生する企業には負担を掛けさせません。すべて手弁当のポケットマネー。飲み水は自分で持っていくから、トイレだけ貸してくれといいます。そうすると、向こうも『この人はやる気だな』と分かって、意識の低い『抵抗勢力』もまともになって…

16時間土日もなく働く

永守重信さん。「新しい事業は夢の塊ですから、『誇大妄想』から始まります。夢を持てない人は事業を始めてはいけません。しかし、ほとんどの人は誇大妄想のままで終わってしまう。そんな中で、私が夢を実現してこられたのは、ハードワークの結果です。誇大…

文房具の愉しみ

文房具は好きなほうだが、そこまで凝るというわけではない。例えば専用の雑誌を買ったり、同じものをいくつも持ったりはしない。でも、文房具屋を物色するのは好きだし、何か新しいものが出るとつい買ってしまう。中学時代にT君が持っていたステッドラーの…

ドーナツの愉しみ

ミスタードーナツが日本に進出したのは1970年だが、小学校の時通っていた岡町図書館のそばに店があり、その頃から食べていた記憶がある。おばけたちが描かれたコップ。大学時代、同じく甘党のA君の車で、京都中のミスドに連れて行って貰い制覇した。タ…

飽くなき成長に挑戦する

永守重信さん。「日本電産の特徴を一言でいえば、『闘う集団』です。企業が成長することに喜びを感じ、飽くなき成長に挑戦する。そうした企業風土は経営者である私の性格によっています。オーナー経営者の多くは自分の会社がある程度大きくなると、それで満…

おおもとはすべて利益

楠木建さん。「いうまでもなく、会計上の営業利益や経常利益の絶対額で企業のパフォーマンスを測るというのは乱暴に過ぎます。ROS、ROA、ROE、 EPS、一株当たりキャッシュフロー、ROICといった様々な比率で利益を捉える必要があります。但し、いずれの比率を…

市場を向いてはいけない

楠木建さん。「大事なのは物事の起きる順番についての理解です。まずは業界水準以上の高い利益水準を達成する。利益を出し続ける。そうすれば投資家は評価してくれて、いずれ結果的に株価は上昇するだろう。これがまっとうな『思考の順序』です。途中の利益…

勝てるチームとなるために

星野佳路さん。「組織作りというのは、勝つことへのこだわりをもった競技チームづくりに似ています。スポーツ競技では、チーム内で日頃から各メンバーが切磋琢磨しています。しかし一度試合となれば、全員が持てる力を合わせ、総力戦で相手チームに勝つこと…

将来像に最短距離で

星野佳路さん。「社内の経営についていえば、経営者にとって何より大切なことは、会社の将来像をはっきりと打ち出し、そこに最短距離で到達しようとする経営者の姿勢を社員に示すことです。妥協することなくビジョンへのこだわりを突き詰めていくのです。星…

オペラの愉しみ

ニューヨーク時代に、最初はSさんにチケットを譲って頂いて観たのが最初、演目は『セビリアの理髪師』だった。今までに観たのは20公演。16がメトロポリタンで、3つがニューヨークシティオペラ、最後がオーストラリア。ワーグナーのリング4部作を観た…

和菓子の愉しみ

中国からのインターン生に、和菓子を説明しようと試みたことがある。ところが、「もれなくだぶりなく」説明するのは至難の業であって、全国和菓子協会がなにせ「和菓子の種類は細かく分ければ際限のないもので、とても一言では言えません」とホームページに…

組織の継続的な学習能力こそ

延岡健太郎さん。「組織能力ベースの経営は、長年の技術・商品開発の活動を通じて複雑な組織能力を構築し、しかもその組織能力を継続的に発展・強化させていく経営です。競合企業が追いつくよりも早いスピードで、組織能力を進化させ続けるのです。そのため…

真似をされない3つの条件

延岡健太郎さん。「組織能力ベースの経営における最大のメリットは、強みを構築できれば、競合企業にとって模倣が難しいことです。真似をされない条件としては3点あります。第1に、組織能力の中身の分析が難しいことです。つまり、組織能力の構造や機能が複…

カクテルの愉しみ

バーに入ってカクテルを注文する、というのがまあ、あこがれではあるのだが、そういう状態になったことが残念ながらこの歳になりながらまだほとんどない。入社してまもなく、社内報でカクテルの特集をやった。サマースクールの時に、Uさんに教わったのがジ…

ブーランジェリーの愉しみ

クロワッサンとバケットに対して、何かしらのあこがれがある。横浜に住んでいた時近所にあったのがベイクハウス・コペで、バケットをよく買っていた。東京に出ると、青山のアンデルセンでのデニッシュ。フジテレビの『ワーズワースの冒険』で「焼きたてパン…

寺社巡りの愉しみ

日本の歴史というものに、そもそもそれほど興味が湧かなかったせいもあり、言うほどのものではない。日本に限らず世界も含めて歴史にはそれほど興味がなかったのだが、世界史は受験の科目でまだしも選んだ。ただし、場所と歴史上の年表がシンクロしない。そ…

推理小説の愉しみ

父の書斎にアガザ・クリスティーの文庫本が揃っていた。アクロイド殺しも、オリエント急行も、ABC殺人事件も、それで読んだ。ミス・マープルやポアロと仲良くなった。それと、小学校時代の図書館で借りた少年向けのシリーズ。モルグ街や、赤い館や黄色い…