2017-01-01から1年間の記事一覧

2017年を振り返って

いろいろな変化があった一年。仕事が変わった。5年半やってきたことと、3年間至らないながらもやってきたことから、新しい職場に移った。借金を返し終わらないままに期日が来て特赦になったような感じはあるけれど、バトンをそれぞれ渡した。次男が家を5…

2017年の中臣賞

博覧強記の夕べという集いで、自分の名を冠して○○賞というのをやっておられたので、それにならって本年度の中臣賞を。小説部門は、佐藤正午さんの『月の満ち欠け』に。村上春樹さんの『騎士団長殺し』、恩田陸さん『蜂蜜と遠雷』、平野啓次郎さん『マチネの…

発達の最近接領域

菅原洋平さん。「ひらめきは、すでに脳の中では答えが出ていることの中から起こります。私たちは、『ハッ』と気づくと勝手に体が動きます。自分の内側から『知りたい』という強い動機が湧き起り、体は自然に動きます。この状態は、ロシアの心理学者レフ・ヴ…

完全燃焼

江夏豊さん。「この年は今の143試合より少ない134試合制。ちなみにメジャーは162試合制だった。そんな条件のもとで401奪三振まで伸ばしてシーズンを終えた。記録は狙うものではなく、あくまであとからついてくるもの。だが、この記録に関しては…

受動神経が発動する

菅原洋平さん。「実は、脳にとっては、自分から目を向けて見た情報と、視界に入ってきたり視界の中で動いたものを観た情報では、使われるエネルギーが大きく異なります。これは、動物に例えるとわかりやすいかもしれません。草食動物が餌を探している時には…

心を広くする

原田隆史さん。「自分の長所を生かして他人に貢献したり、持って入るものを惜しみなく相手に与えると『ありがとう』の言葉が返ってきます。その際に『心が広くなる』のです。利他的なふるまいが大切です。他の人のためになると思ったことは、どんどん実行し…

年齢と睡眠時間は

菅原洋平さん。「なぜ、人間は年齢を重ねるごとに睡眠時間が短くなっていくのでしょうか。一つは、基礎代謝が低下することです。人間は生物なので、生きている限りエネルギーをつくり続けなければなりません。このエネルギーをつくり続ける化学物質の反応の…

目標達成の縦横軸

原田隆史さん。「目標に対して時間という横軸を定めたのと同様に、達成目標に対しては縦軸を設けるのです。この縦軸とは、目標に対する難易度で、目標に対して幅を与えて考えてみるのです。まず、いまの自分の力や根拠を抜きにした、夢のような目標となる最…

脳を育てていける

中野信子さん。「1998年、エリクソンとゲージにより、大人の脳の中でもシナプスが新しく生まれていることが発見されました。また、人が新しい経験をし、脳が新しい刺激を受けることで、脳の中はどんどん変化することもわかっています。私たちは何歳になって…

朝5分目を開けたまま

樺沢紫苑さん。「セロトニン神経が弱っている可能性もあります。そういう人は、目覚ましが鳴った後、すぐに起き上がらずに、5分間、横になったままで目を開けたままにしてください。朝が弱い人の多くは、『あと5分、あと10分でいいから寝ていたい』と思…

朝メールチェックしない

菅原洋平さん。「朝、出勤してデスクに座ると、まずはじめにメールをチェックする。実はこれは、脳の『すぐやるモード』を解除してしまう動作です。脳は起床から4時間後がもっとも冴えている時間なのですから、この時間帯をアイデア創造や問題解決に充てたい…

ドットソンの法則

中野信子さん。「ひとの体は、安全・安心の状態にいるときにはそれをキープしようとしますが、たとえば体内にウイルスが侵入するとそれと闘うために免疫細胞が活発になりますが、同じように、脳の細胞も平穏無事なときよりも一定のストレスがかったときのほ…

パッションを生きる

鶴田豊和さん。「自分が情熱を傾けている対象のものをパッションとよびます。パッションとは、『今すぐ幸せになること』プラス『ビジョン』です。パッションに沿って行動をしていくと、すぐに幸せになるだけでなく、自分の望む結果に向って進んでいけます。…

自ら無駄な情報を

菅原洋平さん。「自覚なく脳に無駄な情報を仕入れてしまう代表がSNSです。もし、これが現実に会って話す場面なら、あなたは不快な愚痴や反感を抱く会話ばかりの集まりには行かないようにするでしょう。ネット上でも、同じように脳に入れる情報管理をしてあげ…

脳の選択エネルギー

菅原洋平さん。「社会生活によってある程度時間が制限されていると、それだけで脳は省エネできているのです。時間が自由になるということは、それだけエネルギーの使い方の難易度が上がります。自由であっても自分で締め切りを設けたり、作業時間を固定させ…

床に指が届くまで

子どもの頃から、身体が固いことに関しては筋金入りで、幼稚園の時に先生から「この子かたいわぁ」と言われたのを覚えている。前屈は当然マイナス十何センチで、合気道をやっても身体は一向に柔らかくならず、後輩からは体の固さを芸のネタにされる始末で、…

漫才はむつかしい [漫才の愉しみ]

その年に新しく職場に来た者はすべからく一芸を披露すべき、というルールがあり、職場の忘年会で出し物をすることになった。編成上、二人が余ったといわれ、そうだ漫才をやってみようと思い立ち、その日のうちに台本を書きあげて、もうひとりの方に翌日に幹…

心を整理する

原田隆史さん。「『心を整理する』とは、自分の心の中にある、過去の失敗や後悔などのマイナス要素を整理して、いつまでもそのマイナスにとらわれないようにすることです。そのためにはこれから先のことで、自分にできること、できないことを見極め、できな…

生活のモデルチェンジ

菅原洋平さん。「脳のエネルギー系統は、よく自動車に例えられます。若い頃はガソリン自動車で馬力があるけど燃費が悪い。40歳以降は電気自動車で馬力はかなわないけど燃費がよく走り続けられる、という感じでイメージするとわかりやすいかもしれません。脳…

筋トレが認知症を防ぐ

菅原洋平さん。「神経の塊である脳。これはミトコンドリアの働きに負担をかけています。そこで、ミトコンドリアを増やすことができれば、脳のエネルギー源をそれだけ多く確保できると考えることができます。脳を鍛えてミトコンドリアを増やすことはできませ…

見えざる手の意味

島田雅彦さん。「アダム・スミスに代表される古典派経済学者は、市場原理に則ってやれ、と言ったわけではありません。富が一箇所に集中して偏在することを避けよ、要するに、金は天下の回りものなのだから、再投資と再配分へどしどし回さなければならないと…

脳の内側へ働きかける

菅原洋平さん。「デフォルトモードネットワークは、注意、集中、記憶などの課題を行っているときに活動が低下します。そして、ぼんやりしているときなど、安静状態になると活発に活動を始めます。つまり、実行系ネットワークとは真逆の働き方をして、脳の内…

心をきれいにする

原田隆史さん。「『心がきれい』とは、心のコップが上に向いていて、物事に取り組む姿勢や態度が素直でまじめ、積極的な状態をさします。そんな時、人は高い目標にも真剣な態度で向き合えます。『心をきれいにする』とは、身の回りの目に見えるすさみと、心…

4日ごとに考える

林成之さん。「人間の脳が持つ『統一・一貫性』のクセは、うまくはずさないと独創的なアイデアが生まれにくくなります。クセをはずすには、『4日ごとに考える』のが有効です。人間の脳には、重要でないと判断した記憶は3〜4日経つと忘れる仕組みがあります…

体を動かすと悩みがなくなる

菅原洋平さん。「耳の後ろあたりの溝を境に、後ろを頭頂葉、前を前頭葉と呼びます。頭頂葉で受け取った情報は、前の前頭葉に伝えられますが、前頭葉では過去の記憶にもとづいて、その情報にはどんな意味があるのかを判断する役割をしています。記憶によって…

脳の容量を増やす方法

菅原洋平さん。「脳を効率よく働かせる為には、脳に一つずつ作業をさせることが重要だということがおわかり頂けたでしょうか。脳の容量を増やす最も簡単な方法は睡眠です。睡眠こそが、脳が効率よく働く為の最小の手数で最大に効果が出せるツールだからです…

今この瞬間を楽しむ

岸見一郎さん。「生をエネルゲイアとして捉えれば、人を幸福と呼ぶのに最後の日を待たなくてもいいことになる。今この生が完全だからである。プラトンの最晩年の対話篇である『法律』にこんなことが書いてある。正しい生き方とは何か。それは一種の遊びを楽…

水回りに時間を費やす

菅原洋平さん。「内向きネットワークが働くには、体の内側に注意が向いていることが条件でした。水回りの作業では、内臓が活動しています。忙しくてトイレに行く暇がないと、尿意を忘れてしまうことがあります。これは、外向きネットワークが使われ過ぎると…

歌舞伎落語歌謡

11月6日に京都のロームシアターにANAチャリティー大歌舞伎京都特別公演を観に行った。演目は『義経千本桜』のすし屋と『釣り女』。12月1日には桂文枝さんの芸能生活50周年のステージを大阪のオリックス劇場で。三遊亭円楽さんで三枝作の『読書の時間』。『新…

90分というリズム

樺沢紫苑さん。「人間の身体には、『体内時計』というのがあって、非常に正確にリズムを刻んでいます。有名なのは、24時間の『サーカディアンリズム(概日リズム)』です。最近では、もう少し短いリズムが注目されています。それは『ウルトラディアンリズム…