2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

紅茶を味わう三要素

熊崎俊太郎さん。「紅茶をいれるときに最も重要なのは、湯の温度です。最適なのは、硬貨大の泡がいくつも出る、沸騰直前から沸騰後数十秒の湯。湯を沸騰させすぎて空気が抜けてしまうと、茶葉は沈んでしまいます。紅茶を抽出するには、日本の汲みたての水道…

ポケットに香りを

霜田里絵さん。「嗅覚というのは、五感の中で唯一、大脳辺縁系に直接的に働きかける感覚です。大脳辺縁系とは、情動、意欲、自律神経、記憶などと深く結びついている部分。香りとは、ただ心地よいだけでなく、脳に科学的に作用する力を持つのです。香りと脳…

良い習慣の奴隷になる

オグ・マンディーノさん。「いかにして成功するかよりも、いかにして失敗を防ぐか、ということだ。なぜならば、成功とは人の気持ちのあり方に他ならないからだ。千人の賢者に、『成功とは何か』と聞いてみれば、千通りの答えが返ってくるだろう。しかし、失…

自分の価値を百倍にする

オグ・マンディーノさん。「今日、私は自分の価値を100倍にする。ではどのようにこれを達成したらよいのだろうか。まず、私は今日の目標を設定してから今週の目標、今月の目標、今年の目標を次々に設定し、最後に人生の目標を設定する。人生の目標を設定する…

実践七座学三

酒巻久さん。「割合としては、実践が七、座学が三ぐらいだろうか。座学は、基本的に実践で学んだことの確認として位置づけるべきである。日々の業務や判断が、本当にあれでよかったかという視点で己と向き合い、その答えを座学で確認する。それで誤りがあれ…

目標と締切をセットで管理

酒巻久さん。「段取りよく仕事がこなせない人は、自分のなかで、『いつまでに、何をやればいいのか』、それが明確になっていないケースが多い。そこで、そういう人は、(1)達成すべき目標、(2)締切日時、この二つを手帳やメモ帳などに書き出し、いつまでに、…

準備と反省

酒巻久さん。「大工職人の世界では『仕事の前に道具の手入れと、小便、大便を済ませておくのは当たり前で、仕事が始まってからカンナ研ぎをしたり、トイレに行ったりするのにろくなのはいない』と。集中力を持っていい仕事をするには、何より準備が大事で、…

服装が生活に及ぼす影響

岡野誠さん。「プライベートのシーンを例にとりましょう。好きに着ればいいという気持ちをベースとして持っていいのです。『カジュアルな服装をして出かけることも少ないしな』と思われる人もいるでしょう。しかし、ここがファッションが生活に及ぼす大きな…

中国茶の六分類

池澤春菜さん。「中国茶では、お茶を六つに分類します。緑茶、紅茶、青茶、黄茶、白茶、黒茶。まずはこの六種類のお茶、何が違うかというと、発酵のさせ方。それによって、色や味、香りと言ったお茶の特性も変わってくるのです。緑茶は、不発酵茶。紅茶は、…

線を一本引いてみる

浅井司さん。「頻度順にモノを置く。よく使うものは、デスクの引き出しや近くの棚に置く。一週間に一度、1か月に1度であれば、少し離れた棚に置く。半年に1度、1年に1度であれば、別室の資料室や倉庫に置く。(略)現場に区画線を1本、引いてみるといったこ…

商売のヒントは

越智直正さん。「通産省の課長さんが取材に来て『どういうふうにしてお考えになったのですか』と聞くからね。『あれは風呂の中で考えましたんや』と言うと、『もう少し詳しく説明して貰えませんか』と食い下がるの。『大分昔のことやからはっきり覚えてまへ…

鉄板ネタの大原則

平田進也さん。「私の考える鉄板ネタの大原則は、あくまで『自分の経験を語ること』です。話題のネタはいろいろな所に転がっています。ただ、そこで仕入れた話がどれだけ面白かったとしても、それをそのまま鉄板ネタにはできません。その話の中に、自分自身…

命令の二重構造

スティーブ・コーエンさん。「私があなたにスペードのエースを手渡し、こう言います。『立ち上がって、そしてみんなに見えるようにこのカードを持ってください』。数秒後、あなたはそうしているでしょう。私はある特別のパターンを使って、自分の命令を実行…

共通点を探る

平田進也さん。「笑顔に続いておすすめしたいのは、共通点を探ることです。定番中の定番は、やはりふるさと、出身地でしょう。私は、はじめて会う相手の言葉やイントネーションや言い回しに、つい意識を集中してしまいます。『もし違ってたら失礼ですが、ご…

お茶とはなんぞや

池澤春菜さん。「お茶の話をするのなら、まず一歩目は、「おちゃとはなんぞや」。この一番最初の一歩は簡単。「お茶とは、カメリアシネンシスである」カメリアシネンシスは、椿科の多年生常緑樹。カメリアシネンシスでないものは、全て、お茶ではないのです…

人生を芸術にする

外山滋比古さん。「仕事も趣味も家庭もバラバラでなくてうまく調和する必要がある。それにはまず知と体との手を握らせることである。これまでは人生を本のようなものだと考えていた。それに対して現代生活は雑誌のような人生を余儀なくさせる。雑誌にエディ…

世界共通の大原則

平田進也さん。「笑顔は見るだけで気分が楽になります。しゃべる前から、お互いのバリアを弱くできる効果を持っています。しゃべりをうまく回すために、最も簡単で、今すぐ実践できる方法は、嬉しそうな表情をすることなのです。世界共通の大原則として、『…

習慣は第二の天性(2)

酒巻久さん。「『習慣は第二の天性』という諺がある。『身についた習慣は、生まれつき天性のように人の言動を強く支配する力を持つ』という意味だが、私は、『よい習慣を持つことは持って生まれた能力と同じくらい価値があるし、よい習慣を身につければ、持…

間接的アプローチ

鈴木博毅さん。「孫子の名声が衰えなかった理由は、戦争に勝つ真理『間接的アプローチ』が書かれているため。『戦争は、しょせん、だまし合いである。たとえば、できるのにできないふりをし、必要なのに不必要と見せかける。遠ざかると見せかけて近づき、近…

魂を磨くには

稲盛和夫さん。「人格を練り、魂を磨くにはどうすればよいのでしょうか。山にこもったり、滝に打たれたりなどの何か特別な修行が必要なのでしょうか。そんなことはありません。むしろ、この俗なる世界で日々懸命に働くことが何より大事なのです。お釈迦様は…

お茶千回

池澤春菜さん。「お茶を例えるのなら、私は、句読点だと思う。どんな良い文章も、句読点がないと読みづらい。(略)私たちの生活の中でも、一度ゆるめたいとき、もう少し頑張りたいとき、頭を整理したいとき、背中を押して欲しいとき、一杯のお茶を飲むこと…

愛の押し出し

斎藤一人さん。「なぜかと言うと、その人は『清く貧しく生きるのが正しい』と思っているからです。要するに、着る物から身につける物から、すべて地味なんです。そういうのを、『押し出しが足りない』と言うのです。本人は、地味にしているのが『正しい』と…

小説の要件

島田雅彦さん。「私たちは、今日出版されているフィクションのほとんどを、便宜上、小説として受け取っていますが、そのじつ、小説になり切っていないものが大半です。自己陶酔しか感じられない小説は、ロマンスと分類されるべきなのだから。恋愛にせよ、冒…

曲線的な生き方

村上和雄さん。「このようにマイナスと思える出来事がのちにプラスに転じる体験を重ねてみると、こういう愚直でアホな生き方も悪くないなと思えてきます。天は見ているのです。見ていないようで、必ず見ている。何を見ているかといえば、どれだけ成果をあげ…

決断のコツ

佐藤オオキさん。「決断力がないとそれをカタチにして世に送りだすことができません。とにかくモノづくりとは決断の連続です。『決断のコツ』のようなものがもし存在するとすれば、それは『間違えてもいいからできるだけ早く行う』ことじゃないでしょうか。…

知識豊富な者ほど

村上和雄さん。「デイ・サイエンス一辺倒の人にはこの武器が時にマイナスに働くことがあります。知識豊富な者ほど、物事を否定的な視点から見る。それは無理だろう、できないだろうとネガティブな分析をして、可能性を最初から閉じてしまいがちなのです。い…

主導権のある時間帯

鈴木博毅さん。「孫子を読むと、戦場には3つの時間帯があることがわかります。(1)主導権がまだ定まっていないとき、(2)実際の戦闘、(3)戦闘の結果、大勢が決定したとき。『勝機を見出したときは、すかさず攻勢に転じなければならない』『攻めにま…

熱望すれば思考は現実化

ナポレオン・ヒルさん。「アメリカ独立の経緯や、USスチール社発展の物語を読めば、思考が不思議な形に転換していく様子を、つぶさに見ることができるだろう。まさに思考は現実化するのだ。奇跡でもなんでもない。素早く明確な決断を下せる人は、自分の望み…

時間の価値は機会による

鈴木博毅さん。「自分の時間の使い方が多少うまくなっても、大した成果はありません。しかし自分の周りの機会を活かせるならば、人生は激変します。時間の価値は、機会の大小に比例します。目の前に機会がある時は、時間の価値は極めて高いのです。『勝利す…

お前ならダカールまで

島田紳助さん。「1979年にパリダカを始めたティエリー・サビーヌという人は、参加者の救助に向かう途中でヘリコプターが墜落し29歳の若さで亡くなってしまう。世界の冒険者を集めて危険なことをさせているのに、サビーヌ自身は一度もル・ダカールに参加しな…