2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

失敗しない

「失敗なんぞ一度もしたことがありません」と松下幸之助は言った。「失敗したところでやめるから失敗になりますのや。成功するまでやり抜いたら、失敗は失敗でなくなります」。本田宗一郎も「僕はずっと失敗し続けてきたよ。だけど、失敗というのではなく、…

無駄な経験など

山本周五郎は「この世の中で経験することで無駄なことは一つもない」といっている。(「ジュピター」の歌詞にもそんなのがありましたよね)「孤独にしても、それに真摯に耐えていけば、良い経験となってみについていくものである」、とその言葉を引いて松下…

贅沢と怠惰

曾国藩は「今から贅沢の習慣を付けてはならぬ。怠惰の習慣をつけてもならぬ。何の事にかかわらず贅沢と怠惰とで破滅せぬ者はない。」と言ったという。日々気づけば怠惰の方向に流れ、多趣味を謳うことで贅沢を追い求めてしまっている我が身を鑑みるに、内省…

ビジネスのプロデューサー

かつてカリスマバイヤーと呼ばれた今話題の経営者、福助社長の藤巻幸夫さんをトランジット代表取締役の中村貞裕氏は、「才能を認めた人材を社内外から集め、彼らが本領を発揮できるよう権限を委譲し、責任を取るプロデューサータイプだった」と評している。…

今日しかない  

「今日しかない」という名の店を見つけた。横断歩道でふと立ち止まると、看板に「今日しかない」と大書されていたので、神の啓示でもあったのかと思い再度見直してもやはりそれは「今日しかない」であったが、実はそれが焼き鳥屋の店名なのであった。久しぶ…

会社の使命

ソニー中村研究所の中村末広さんは、「会社の使命というのは、三つあると思う。一つは、従業員の幸せ、二つ目は、投資家に対する責任、三つ目は、社会に対する還元である。会社には、この三つの使命が付与されていることを忘れてはならない。しかし、その中…

「が」の論理の貫徹

加藤秀俊さんがこういうことを言っている。たとえば、食堂で学生に食事をご馳走するようなとき、「カレーでいいです。スパゲッティでいいです。」という言い方を三人に二人はするのだと。「カレーがいいです」という主体的な選択の方が、ささやかながらご馳…

全力ベスト精進

仏教の六波羅蜜の一は「精進(精魂込めて働く)」、ある人が唱えた「幸福の三原則」の一は「自分のなすべき務めに対して常に全力をあげて取り組むこと」、筆者が勝手に名付けた「ナブラチロワの三原則」の一は「毎日すべてにベストを尽くす。」どうも、幸せ…

情報源として人間関係を広げる

元週間文春編集長の花田紀凱さんは、情報源として人間関係を広げ、それを維持して行くために3つのことを心がけてきたという。一つ目は、一日三人、未知の人に会って話を聞くこと。二つ目は、手紙を書くこと。三つ目は、人間関係の基本はギブ・アンド・テイ…

メーカーの理想像

今をときめくキヤノンの御手洗社長の言葉。「つねに最先端の技術開発力があり、時代に適応するネタを持つ研究開発力があり、それを生産する設備があるメーカーを作りたい。そんな夢からすると、五合目をちょっと過ぎたあたりにすぎません」。われわれの会社…

真の幸福

三木清、人生論ノートから。「機嫌がよいこと、丁寧なこと、親切なこと、寛大なこと、等々、幸福は常に外に現れる。歌わぬ詩人というものは真の詩人でない如く、単に内面的であるというような幸福は真の幸福ではないであろう。幸福は表現的なものである。鳥…

紙の効用 

電子手帳の類も好きで、これまでも何種類か試してはみたのだが、どうも紙のほうが性分に合っているように思われる。とはいえ、システム手帳も何種類も試しているがどれも長続きしないので、もともと性格的にオーガナイズドされてないのかもしれない。まあ、…

喜びと感動

チョコレート職人ジャン=ポール・エヴァンさんの言葉。「チョコレートはそれ通じて喜びをもたらすものでなければならない。そのためには革新的な要素がなければならない。逆に、消費者という立場からいえば、私たちが生活に取り込むすべてのものに感動を持…

形より素材

ヤンキースの松井選手のバットを創っているミズノの久保田さんという職人さんをNHKが番組にしていた。最初、久保田さんは形がすべてだと思っていたが、ある選手から素材の重要性を教えられ、以降、木のことを研究するようになる。松井選手の今年のバットをつ…