2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

給料の額に拘泥するより

郡山史郎さん。「盛田さんは『辞めたいという人が出てきたら、その場で有り難うと言って、クビにしてしまえ』と我々に教えていました。『よそからスカウトが来ている。給料を上げてくれたら残る』といった交渉を許さなかった。給料の額に拘泥するよりも『あ…

名人の技

まず、基本がある。修練を積み、工夫をする。すると、人によっては、あたかも神からの啓示があるように、卓越したレベルのものが生まれることがある。それは、曲のメロディーであったり、小説の文章であったり、料理の味付けであったり、武道の技であったり…

やる気の源を見つける

金井壽宏さん。「自分へのコーチングは、次のようにやってみて下さい。『どういう仕事が好きなの?』『へえ、こういう仕事が好きなんだ。でも、ふだんしている仕事とぜんぜんちがうよね。なんで、好きな仕事をしていないの?』自分の好きな仕事があったら、…

自主性の芽はひたすら待つ

NHK「プロフェッショナル仕事の流儀・これが育ての極意だ!」から。「自発性を引き出し、本人がやるようになるにはどうするか。ひたすら待つことだ。ただし、観察しながら、という前提がつく。自発性は、いつ出るかわからない。だから、粘り強く待ち続けるの…

あえて、教えない

NHK「プロフェッショナル仕事の流儀・これが育ての極意だ!」から。「番組に登場したプロフェッショナルたちの仕事を分析した結果、共通していたのは、相手の自発性を尊重した育て方であった。生徒や部下たちに、自分で考えさせ、自分で答えを見つけさせるの…

嫌なことを早く忘れる

羽生善治さん。「苦手な人はなるべく作らないようにはしているつもりですが、もしできてしまった場合は、その人との距離感を変えるのが良いのではないかと思っています。太陽のように熱い人であれば、近くにいると暑いのでちょっと距離をおくとか。この人の…

計画性より泥縄性

船井幸雄さん。「当時、船井総研で泥縄式の経営が可能だったのは、社員にやる気と情熱、そして働きグセがあり、即時処理のクセづけと完璧グセを徹底していたからでしょう。計画性がなくとも、その場で最善と思う対応を、すばやく完全に成し遂げていくことで…

羽の生えた靴 [靴の愉しみ]

ビジネスシューズは、贅沢にも、入社した時以来主に「マレリー」であって、最初は父が贈ってくれたもの。1906年イタリアでジョルジョ・マレリーが靴メーカーを創業したのが始まり。時折、別の(価格帯としては安めの)靴メーカーのものも履いたことはあるが…

それでも信じてくれていた

涙のツボの続き。3つめは、それでも信じてくれていた。厳しい条件でありながら、相手がひたすら、いちずに、信じて、応援してくれていた。例えば、『幸福の黄色いハンカチ』それに、『オールド・ルーキー』でメジャーリーグ初登板が決まって電話する場面。…

仕事の途中で訊く

佐々木常夫さん。「どうもわれわれは、人の話に耳を傾けて『聞く』ことは得意だが、相手に質問をするという意味での『訊く』ことは苦手なようだ。しかし、『訊かない』ことによる損害は計り知れない。自分勝手に『相手はきっとこう考えているはずだ』という…

仕事を始める前に訊く

佐々木常夫さん。「仕事を始める前にやっておくべき重要なことは、仕事にかかわる人の間での『思いこみ』をなくすことだ。私は『思いこみ』のために失敗したことが何度かある。例えば上司から仕事の指示を受け、その趣旨をよく確かめずに、『だぶんこういう…

たとえ結果が出なくても

羽生善治さん。「短期的な目標を立てる際には、ただ『勝つぞ』というのでは目標になりません。この作戦を一か月間研究してみよう、というような目標を立てるのです。目標を立てた期間中は、たとえ結果が出なくても不安にならないように心がけます。戦法を使…

勝敗を決めている要因

羽生善治さん。「プロ同士の対戦では、勝率に差があったとしても、せいぜい一割か二割しか違いません。点差でいうと、一点、二点の差で勝敗が決まります。それぞれ努力をしているし、能力としてはわずかな違いしかないのです。一手差の勝負であれば、まだ勝…

天才には謙虚な人が多い

船井幸雄さん。「自分の持っている能力を百パーセント使って、人並み外れた努力を三年すれば、ビジネス界では天才のような人間になることができます。天才には奇人変人でバランス感覚や生活力のない人が多いと思われているようですが、そういったことはむし…

30分でツキを戻す

桜井章一さん。「麻雀をしていてツキがなくなったと思う時があります。そんな時は動揺せず、基本の動作、基本の心構えをなくさないように心がけます。余計なことをせず、余計なことを考えないようにします。あくまで基本だけを意識します。そうするとだいた…

邪魔があるからおもしろい

斎藤一人さん。「私は、今世もらった人生を遊行だと思ってる。要するに、ここに遊びにきてるんだ、っていう観念でいるの。仕事も遊びなの。全部遊びなの。それで、遊びだから、楽しそうにしてなきゃいけない。『納税トップになるよ』って、いったときに決め…

自分自身を裏切っていないか

羽生善治さん。「将棋の一手一手には、常に決断の力が必要とされます。決断に際し、『自分自身を裏切っていないか』を常に問われると思っています。そう問われた時に『裏切っていない』と感じられるか否かは、やはり自分がどれだけ努力をしていたかに深く関…

与え好きがツキを呼ぶ

船井幸雄さん。「(感謝すると共に)ツキをつけるもう一つの効果的な方法は、『与え好き』(ギブ&ギブ)になることです。与え好きになると、一見損をするように思えるのですが、不思議とツキはすぐやってきます。私にはじめて『与え好き』が良いことである…

同じ舟に乗れる人かどうか

柳井正さん。「経営というのはスポーツのようなもので、経営者のフィールドを与えて、実践や勉強で練習をさせれば身についていく。本当の経営者をやろうと思ったら、体力がないとできません。体力の限界は、超人的な人以外は65歳ぐらいまで。だから僕は65歳…

ブランドの基本スタンス

柳井正さん。「技術は持っているんだけど、それを商品化したり、大量に売ったりする、いわゆるマーケティングの技術がないんですよ。あくまで『メーカー』なんですよね。(略)ユニクロのような服の方が、例えばH&MとかZARAみたいな、ファッションそのものと…

自分が想定できる場所にしか

ももせいづみさん。「B子さんは前向きな頑張りや。将来の夢を計画的に考え、コツコツ実行している人だ。巷でよくある目標達成のための手帳などを利用して、B子さんのように自己管理をしている人は多い。もちろん、こうした姿勢はとても大切。でも、ステッ…

街の灯とごんぎつね

自分の「涙のツボ」がどこにあるのかと考えていて、いくつかのタイプに分けられることに気づいた。ひとつめが、『もう誰も笑わない』で、「赤鼻のトナカイ」「しょうぼうじどうしゃじぷた」「スーザン・ボイル」タイプ。今までみんなの笑い者になっていたも…

お金を感謝と愛情の表現として

本田健さん。「子供の頃から、お金に無意識のうちにいろんな意味をつけてしまう。その使い方を間違えると両親に怒られるというやっかいなものとか、使い方によっては家族が大喧嘩する原因だと思う。平均的な人は、大人になるまでに、本来は単なる道具だった…

できそうもないことを

柳井正さん「経営者が決心したら、変革はできるんです。会社の運命というのは経営者で全部決まりますよね。だったら、経営者が自分にできないと思うんだったら、経営者をすべきじゃない。(不況を諦めの免罪符にするような経営者では)会社はダメになります…

どこまで徹底するか

柳井正さん。「やっていることは、どの会社もほとんど一緒だと思うんですよ。でも、我々はそれを本当に真剣にやっているし、徹底してやっている。例えば我々は、売れたものとか、売れた売り場とか、あるいは反対に売れなかったものとか、売れなかった売り場…

製品・サービスから経験へ

野中郁次郎さん。「ユニークな『コト』を提供するためには、ユニークな『モノ』が必要でもある。アップルの画期的なイノベーションは、iPod(モノ)ではなく、カンタンに取り扱え、持ち運びしやすく、内容を自分でダウンロード・構成でき、いつでも気軽に好…

「モノ」と「コト」

野中郁次郎さん。「『コト』とは何か。それは、関係性によって構築される意味性である。例えばプレゼントを考えてみよう。プレゼントは『モノ』としての価値だけではない。つまらないもの、市場における『モノ』としての価値が低いものであっても、嬉しいこ…

庚寅(かのえとら)の年初に

関西師友協会によれば、「庚」には「継続更新し、前年にうまくいかなかったことの償いをし、汚れを払って清め更に発展する」という意味があり、「寅」には「一致協力して仕事を共にしていく上で、畏れつつしみ正義を行い、相手に対しては敬の念を持ち、身を…

心を気分のいい状態に

桜井章一さん。「本来人間が持っている自然の感性を気持ちよく取り戻すと、向こうから運がやってきて理性を超えたひらめきや行動が出来るのです。運を招くにはなるべく心を気分のいい状態にしておくことです。たとえばイヤな人に会ったりすると不快になりま…

おもしろくなきゃいけない

齋藤一人さん。「人生、おもしろいこと、いっぱいありますよ。でも、『人生、おもしろくない』っていう人もいるのね。そういう人は、おもしろくないことを考えてんのね。やっぱり、人間ってのは、おもしろくなきゃいけないの。それで、『おもしろい』ってい…