2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年を振り返って

大きな出来事があったわけではなくて、仕事が大変というわけでもなくて、でも、しんどい一年だった。前半は家族のことでいろいろあって、後半は体調を崩した。もがいていてもやりとげた感がない。でもまあ、なべて健康で、貧乏ではなくて、さしあたっての心…

自分の存在意義

自分にしか提供できないものが果たしてあるのか、あるとすれば、それが自分の存在意義ではないのだろうか、というようなことを考えた。まずは人と接するとき。言葉や態度などを含めての自分。次は、仕事で自分を表現できたらよいのだろうけれど、まあ、ビジ…

たとえば星を

飲み会があって、頭をいい程度に使う刺激があった帰り道のこと。3日ほど前に「宇宙たび」というセッションに参加していたので、見上げてみると星があって、ああ、ここでも星が見えるんだ、と思った瞬間、池澤夏樹さんの『スティル・ライフ』の「たとえば、…

肉体の三大条件

中村天風さん。「人間の肉体は、3つの条件が、この生命を保つ役割を行っている。息をすること、栄養を吸収して新陳代謝のために燃焼作用の材料を送り込むこと、燃焼作用に伴って生ずるところの、いわゆる薪でいえば灰だ、生理学的には老廃物と名付けているが…

生きる意味はあるのか

泉谷閑示さん。「『生きる意味はあるのか?』という問いに対して、『あります』とか『ありません』と答えることは適切ではありません。それは、答えがないということではなく、この『問い』が前提にしている考えそのものに潜む誤りを、初めに扱わなければな…

労働価値説の問題点

泉谷閑示さん。「アレントは、なぜ『仕事』の地位が低下し、古くは軽蔑されていたはずの『労働』が賛美されるようになったのかについて述べています。ここでは、ジョン・ロック、アダム・スミス、カール・マルクスらによって磨きあげられていった『労働価値…

特殊な手の組み方

塩谷信男さん。「正心調息法を実践する際には、鈴の印という特殊な手の組み方をします。両手をおむすびを握るように組んで、両手で球体を作るのです。この鈴の印は正心調息法において非常に重要な意義をもっています。それは行を行うときに天意を受ける相で…

人は自分に似た人を信頼する

クリス・ヴォスさん。「有能な交渉者なら昔から知っていることが改めて確認された。人は自分と似ている相手や親近感がもてる相手を、より信頼するということである。人は自分の”内集団”に属する人を信頼する。帰属することは原始的な本能だ。その本能を、『…

労働する動物

泉谷閑示さん。「いつの間にか人々は、人間らしい『観照生活』を失ったのみならず、人間らしい『仕事』も失って、歯車のような『労働』によって次々に消費財を生み出しては、取り憑かれたようにこれを消費するという、人間らしからぬ状態に陥ってしまったの…

不快を相対的に減らす

築山節さん。「感情を発生させる刺激の量的なコントロールの一つ目は、快・不快のバランスを整えること。あまりにも嫌なこと、面倒なことばかり続く時には、それを少しでも減らさなければいけません。しかし、嫌でも大変な仕事をしなければならない時期はあ…

ノーを仕向ける

クリス・ヴォスさん。「相手が『ノー』というように仕向けることは、障壁を破り有益なコミュニケーションを促す驚くべき力をもっている。『ノー』はつぎのような意味を持つ。「まだ同意する用意ができていない」「あなたのせいで不快な思いをしている」「わ…

正心調息法

塩谷信男さん。「強く願えば物事はかならずかなう。強力な想念とイメージの力が人の思いを実現させ、物事を成就させるエネルギーとなる。ただし、想念の力を十分に発揮するには深い呼吸を行い、日々の心や生活態度のあり方を正しく保つ必要がある。すなわち…

逆質問で逃げる

内藤誼人さん。「天才画家の岡本太郎さんは、コラムニストの青木雨彦さんに『なぜ、結婚しないのですか?』と聞かれたことがある。これに対し、岡本さんは『キミこそ、なんで結婚したの?』と聞き返したそうである。こういう”逆質問”は、あいてをはぐらかす…

臨機応変力

黒川伊保子さん「女性脳の中では、一部の体験記憶が、その体験記憶を脳に格納したときの『心の動き』とセットでしまわれている。そして、その『心の動き』を検索キーとして、検索エンジンに紐づけされているのである。このため、何か『心の動き』があったと…

女は察する天才である

黒川伊保子さん「女は、察する天才でもある。理由は、臨機応変力と同じ。もの言わぬ赤ん坊を育て上げてきた人類の女性たちの、大いなる才覚である。女性脳は、右脳(感じる領域)と左脳(顕在意識と直結してことばを紡ぐ領域)の連携の密度と頻度が、男性脳…

それはまだわたしが

さだまさしさんのコンサートに行ってきた。抽選に三度外れたあとに、追加公演のフェスティバルホールで。中学一年生の時に『雨やどり』が気に入って、キャンプでフルコーラス歌うほど気に入って、それがしばらくは人生のナンバーワンソングの時期があった。…

内観と想念

塩谷信男さん。「想念とは自分の心から発せられる思いや願望のことです。内観はそれを、自分の心や頭の中のスクリーンに映像や画像として描いてみることです。たとえば何か願い事をするときに、わたしたちはその内容を口の中で唱えます。声に出さないまでも…

正心調息法の実行

塩谷信男さん。「正心調息法を実行し、想念を発し、ふだんからいい思いを抱いて生活することが、いわば人間を、その予感やひらめきが伝わりやすい『導体』にし、偶然を必然ととらえる意識や感覚を養成することにつながっていく。正心調息法では吸息、充息、…

完了形で念じる

塩谷信男さん。「願望には必ず、その反面、それがかなわなかったことへの恐れの心がつきまとうものです。そしてその負のイメージも思いのうちですから、思いはやはり実現してしまう。この人は特に、わたしの『完了形で念じる』ことの大切さに共感してくれた…

人々の幸せの為に

田坂広志さん。「『大いなる何かが、この逆境を通じて、自分を育てようとしている。そして、自分を育てることを通じて、多くの人々の幸せの為に、素晴らしい何かを成し遂げようとしている。』この覚悟を定めると、心の奥深くから力と叡智が湧き上がってくる…

逆境は成長の機会

田坂広志さん。「実際、逆境とは、素晴らしい成長の機会なのです。いま、あなたの人生を振り返ってみてください。あなたは、いつ、成長されたでしょうか。あの順風が続いた時だったでしょうか。あの幸運が続いた時だったでしょうか。あの成功が続いた時だっ…

『頭』と『心』の言葉

泉谷閑示さん。「『頭』と『心』=『身体』とでは使う言葉が異なっています。『頭』は『~すべき』『~してはならない』など、英語で言えばmustやshouldの系列の物言いをしますが、『心』=『身体』は『~したい』『~したくない』などのwant to系列の言い方…

すべて蒔いた種に花が咲く

中村天風さん。「何をするにでも、心の態度が積極化されないと、本当の緩みなき力でずうっと一貫してやり遂げることはできないんであります。自分で正しいことを行っているようでも、その行いの中に正しからざる不純なものがあり、歪めるもの、汚れたものが…

積極的な心の持ち方を

中村天風さん。「次に必要なのが、さらばいかにすれば心身を統一できるかという重大な理解であります。そこで、第一番にどんな法則を必要とするかというと、精神生命の生活態度、易しい言葉で言うと、心の持ち方、これが第一に厳重に守られなきゃなりません…

自分に原因がある

田坂広志さん。「『第三の覚悟』とは何か。人生における問題、すべて、自分に原因がある。そう心に深く思い定めることです。では、なぜ、この覚悟が必要か。逆境に処するための『真の強さ』が身につくからです。たとえ、自分に直接の責任がないときでも、す…

成長は約束されている

田坂広志さん。「人生において『成功』は約束されていない。しかし、人生には、もう一つの真実があります。人生において『成長』は約束されている。すなわち、いかなる逆境が与えられたとしても、いかなる失敗や敗北が与えられたとしても、その逆境を糧とし…

宇宙の気を受け入れる

中村天風さん。「気が凝り固まってできたのが宇宙なんだ。その気を、近代科学がブリルと名をつけたんです。すべてのものを生みだす力、すべてのものを生かす力、これがブリル。心身を統一する者は、この力を命の中に存分受け入れられる態勢がつくられること…

3分の壁を越える

大山旬さん。「なぜ『似合わない』と感じてしまうのでしょうか。それは、『その服を着ている自分を見慣れていない』のが原因です。普段よく着る服というのは、目が慣れているので違和感なく着られるのですが、これ迄あまり着たことのない服は見慣れていない…

野心に燃えた人の罠

アーノルド・ベネットさん。「野心に燃えた人は、権力か財力か知識を手に入れたいと思っている。人生の半分、いや七割以上はそのために費やされてしまうだろう。時間の浪費を憎むようになり、一分一秒も無駄にできなくなってしまう。たとえば、その人物がや…

不思議を説明する仮説

田坂広志さん。「70年代から注目されてきたのが、ユング心理学の『集合的無意識』の概念を拡張した『トランスパーソナル心理学』が提唱する仮説です。近年、注目を集めているのが、アーヴィン・ラズローが提唱する『アカシック・フィールド仮説』や、リン・…