2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

反駁を叩き潰す

川上徹也さん。「ヒトラーの演説で欠かせないのは、攻撃する敵の存在だ。ヒトラーは演説で相手を攻撃する時、いっさい手加減しない。容赦なく罵倒する。そこには論理性はなく、ドイツや自らのストーリーの邪魔者だからという理由だ。客観性は示さず、主観的…

よろこばせごっこ

やなせたかしさん。「長い間、ぼくは考えてきた。そして結局、人が一番うれしいのは、人を喜ばせることだということがわかりました。実に単純なことです。ひとはひとを喜ばせることが一番うれしい。つかの間の人生なら、なるべく楽しく暮らしたほうがいい。…

まず自分を愛する

斎藤一人さん。「私が教えたことの一つに、『自分を愛して、他人を愛します』というのがあるんです。普通は『他人を愛する』が先にくるのですが、一人さんの場合は違います。『自分を愛して』が先です。なぜかというと、人には『脳の仕組み』というものがあ…

めんどくさいことこそ

佐藤オオキさん。「『来た!来た!来た!』と思ったチャンスは、案外チャンスではありません。これはつまり『めんどくさい』ほうの選択肢にこそチャンスがあり、ビッグゲインがある、ということ。チャンスというのはオブラートにくるまれているもの。だから…

目は心の温度計

平田進也さん。「私は相手と話すとき、常に目を見るようにしています。ここで大切なのは、相手の心がいまどんな状態にあるのかを常に把握しておくことです。目を見ることの最も大切な役割は、不用意に相手を怒らせたり、退屈な長話で不快にさせてしまったり…

ツイている相手との戦い方

桜井章一さん。「相手の運量が多いときにはどうするか。運量が多い相手は勢いがあるので、序盤から流れは相手側にある。ところが、運量というのは一定しているわけではなく、状況の変化、流れの変化に応じて微妙に変わってくる。私は運量だけではなく、運が…

戦略的失敗で共感を

スティーブ・コーエンさん。「私は失敗の計画を立てるのが大好きで、実際にそのリハーサルまでするくらいです。誰かが『さあ、すごく難しいことをやってみせるぞ!』と言って、毎回ちゃんと成功をおさめたら、あなたは興ざめしませんか? その人が、『さあ、…

苦労話を転に入れる

酒巻久さん。「プレゼンは、(1)伝えるべき核心について、(2)いかに深く考え、(3)ドラマチックに語れるか、にかかっているのではないかと思う。伝えるべき核心とは、一番の売り物、目玉は何か、ということだ。『ドラマチックに語る』という点につい…

笑顔条例

門川義彦さん。「ポテトで有名なアメリカのアイダホ州、ポカテロ市で1948年8月5日に「笑顔条例」は制定されました。今でも、毎年8月5日を笑顔の日としてお祝いしているそうです。(第一条) 過去には渋面を作ったり、うっとうしい顔をした市民が、沢…

現状に満足したら終わり

金本知憲さん。「私のモチベーションになっているのはやはり、『現状に満足したらそれで終わり』という信念だ。『これで満足』と感じてしまったら、それ以上の成長はない。というより、落ちていく一方である。『もうこのあたりでいい』と低レベルで妥協して…

どう伝えれば組織は変わる

酒巻久さん。「リーダーが自分の夢と目標を部下や社員に伝えるときは、なるべく簡潔なメッセージにすることである。『郵政改革』や『アベノミクス』のように印象的で、しかもその目的が一目でわかるような、誰もが口にしやすいフレーズを作ることができれば…

越えられない壁に勝つ

鈴木博毅さん。「紀元前506年、孫武の率いる呉は強国の楚と戦います。楚軍は柏挙という地で強固な陣地を作り、呉の軍勢を待ち構えます。ところが孫武は、強力な陣地を迂回して楚の首都を目指したのです。あわてたのは楚軍です。急遽、陣地から飛び出して…

天の貯金

村上和雄さん。「祖母の説明はこうでした。『そうやって宇宙銀行にお金を預けておけば、情けは人のためならずで、あとで一万倍にもなって返ってくる。自分に返ってこなくても、子どもや孫の代になって何らかの報いがもたらされる』。私もこれまで、ささやか…

入息出息を念ずる

高田明和さん。「『雑阿含経』の中には次のように書かれています。『お釈迦様は、ある時、祇園精舎において語られた。弟子たちよ、入息出息を念ずることを実習するがよい。かくするならば、身体は疲れず、眼も患まず、観(かんが)へるままに楽しみて住み、…

依存するものは敗者となる

鈴木博毅さん。「依存するものは、敗者となる。これは『孫子』に貫かれた重要な法則の一つです。簡単に言えば、『すべてが都合よくいった場合』を前提としていることです。『戦争においては、敵の来襲がないことに期待をかけるのではなく、敵に来襲を断念さ…

不機嫌は刈り取る時が

斎藤一人さん。「集まって楽しく話している時に、機嫌の悪いヤツが一人入ってきてブスッとしていると、『あの人、そのうち怒りだすんじゃないか』って思って、みんなが不安になって、不機嫌になります。そう、不機嫌って移るんですよ。覚えておいてほしいの…

要因分析の基本

冨田和成さん。「予定していた行動目標が達成できていない時に真っ先に考えられる要因は『時間』だ。まずはQ1として『十分な時間をかけたか?』と問い掛けることから始めるといいだろう。もし十分な時間をかけたのなら、次にQ2として、『なぜ時間をかけても…

攻めの意図を明かさない

鈴木博毅さん。「相手の意図がわかっているとき、守る側が有利。意図がわからないとき、攻める側が有利になる。ソンムの戦いでは、連合軍がドイツ軍の陣地に真正面から攻勢をかけていました。ノルマンディー作戦では、どの地域に上陸するか、最後まで相手を…

想像以上に音楽は

霜田里絵さん。「音楽と脳、心の関係は想像以上に強いものです。なぜなら、音楽には、脳に直接働きかけ、セロトニン、βーエンドルフィン、ドーパミンなど、いくつもの神経伝達物質の分泌を促す作用があるからです。音楽を聴いている時には、実際、感情や思考…

本当のプロは

丹羽宇一郎さん。「私は川上哲治さんに大変親しくしていただき、お酒も二、三回飲んだことがあった。『あのやんちゃな金田正一が、なぜ自分の言うことに従ったか。私が監督だからということではない。あれだけ国民の支持を得ている長嶋と王でさえ川上の言う…

いい見切り悪い見切り

桜井章一さん。「『悪い見切り』には、大きく2つのパターンがある。一つは勝負において劣勢に回り、挽回を早々にあきらめてしまうケース。もう一つは、反対に戦況が優位に進み、『これで勝負はもらった』とばかり最終局面で見切ってしまうケース。この2つ…

あえて天下の先たらず

高田明和さん。「老子も、この世の中で無事に生きていくには三宝が大辞だと述べています。三つの宝とは、一に『慈悲』、二に『倹(控えめ)』、三に『あえて天下の先たらず』です。そして、『人を慈しむからこそ勇気が湧いてくる。物事を控えめにするからこ…

戦略とは何か

三枝匡さん。「『この表のどこで、『競合との勝ち負け』が判断できるんだ。君、戦略というのは『勝ち負け』なんだよ』。(略)戦略とは何か。その定義を問われたら三枝はこう言う。戦略とは、(1)「戦場・敵」の動きを、(2)『俯瞰』し、(3)自分の『強…

空白の時間をつくる

外山滋比古さん「充実した無為の時間を作ることである。自分だけの空白な時間を作ることは、長い目で見れば、一番の精神的な肥料になる。自分の培った球根が芽をふき、葉をのばしたあと、どれだけ大きな花を咲かせるかは、過去にどの程度実りのある空白があ…

智の勤行

丹羽宇一郎さん。「経営者は自分の身の安全を第一に考えてはいけない。自分の身を捨ててでもやるという不退転の決意がなければ経営はできない。私欲を排除するためには、『智の勤行』が必要だ。知識ではなく、智慧の智。静寂の中で自分を忘れ、心耳を澄ます…

認めて任せてほめる

丹羽宇一郎さん。「『この男はもう立派になった』と思ってから仕事を任せてはいけない。『まだダメだ』という段階でこそ任せる。普通は立派に成長した段階でやっと任せることができると判断するものだ。それではいけないと宮大工は語っている。完成、成熟し…

願いと想像を調和させる

ジェームス・ジェンセンさん。「無理に頑張ろうとすると自滅的な結果につながりやすく、願いとは正反対の結果を引き寄せてしまう。その状況を乗り越えることへの不安感が、心を支配するからだ。そして、潜在意識はつねに優勢な考えに従う。心に2つの矛盾す…

催眠術的テクニック

川上徹也さん。「(1)数字の多用。ヒトラーは演説に数字を使うことが多かった。その数字は時として誇張され、また数を重ねていくというテクニックもよく使った。(2)最上級表現及び極端な形容詞の多用。(3)同じ意味の言葉を、表現を変えて繰り返す。…

清潔を維持する活動

浅井司さん。「5Sの『清潔』についてみていきましょう。これは、『整理・整頓・清掃の状態を維持する活動』のことです。時間の経過とともにだんだんと散らかってしまいます。そうならないために、『清潔』を維持する活動を行うのです。そこで、『チェックシ…