2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

勝てる組織作りの要諦

キヤノンの御手洗社長の「勝てる組織づくりの要諦」を週刊ダイヤモンドが三つに要約している。「第一に社長自らが『目標』を立てる。第二に目標達成の『方策』を考える。最後に自分の『言葉』で社内に周知徹底する。これだけ?と思われるかも知れない。これ…

情熱と好奇心 

機会があって酒造メーカーの方々と飲んだ。本当に焼酎が好きな面々で、注文した新しいものが来るたびに目を輝かせ、においをかぎ、味わって、楽しそうにああだこうだと語らいあって飲んでいた。話は酒蔵に及び、作り手の顔が見えるような焼酎が良いといって…

愉快な工場

ベンチャー企業を立ち上げるとして、理想の会社を思い描いてみよう。個人の能力を最大限に発揮するようでありたい。自由闊達で愉快な職場がいい。規模はむりに追求しなくてもいい。形式主義も捨てて、実力本位にしよう。いいよねえ。実はこれら、ソニーの設…

さりげない注意

旧住友銀行の堀田頭取は、仕事に対する集中力がものすごく、一つのことをとことん突き詰め、考えに考え抜いたことを今思いついたようにさりげなく口に出される方だった。今思いついたように言われるときというのは、部下を叱る場合にも見られた。「今ちょっ…

質の高い人生

アサヒビールの樋口廣太郎さん。「40代を犠牲にしても、それ以降に満足な生活ができればと考えている人が多いようだが、じつは、質の高い人生を送るのに最も大事な時期が40代なのだと思う。そこをじっくりと送ることができれば、素晴らしいクオリティラ…

経営者の務め

ソニーの出井さん。「経営者の務めは、自分のグループの企業価値をいくら高めるかがいちばんのポイントです。もちろん、顧客に価値を提供し、従業員が満足して、いい会社で働いたなというふうにするということが必要なのは言うまでもありません。しかし、そ…

幸せな努力 

指揮者の井上道義さんの言葉。「ぼくは、練習のはじめからすべてを求めはしない。団員が、今日はここまできた、明日はイノウエと一緒に次のプロセスに進めるだろう、こうして自分たちの最高のものに必ず近づいていくのだ、そう思い、また信じてくれること・…

経営方針の転換

「IBMの前CEOであったルイス・ガースナーが大赤字に苦しんでいたIBMを救ったのは、「IBMは単なるコンピュータのサプライヤーではなく、サービスカンパニーである」という理念のもと顧客に対して、最適なシステムやサービスを提供する体制を構築…

鉱脈クラブ

中谷巌さんは、ひとつのことに一万時間、死に物狂いで没頭すれば、その分野で必ずひとかどの人物になることができる、という「一万時間説」を唱えている。この一万時間は大学院で博士号を取得する時間に相当するという。土日は休息するとして、一日八時間で…

長期の視点

今期で23期連続増益の花王の社長、後藤卓也氏のインタビューから。「花王には百年以上の歴史があり、経営には長期の視点が欠かせない。私が今後数年間社長を務め、その間も増益を維持したいと思えば、簡単に実現できる。研究開発費などをカットすればいい…

経営とは

ユニクロのファーストリテーリング会長の柳井正さんは、「経営というのは売上高に応じていかに収益をあげるかということです。(中略)売り上げというのはわれわれの努力でコントロールできないのです。売り上げに応じていかに経営をうまくやって収益を上げ…

数値化と改善方法

リッツカールトンホテルでは、あらゆる問題を数値的に把握し、到達目標を明確にした上で改善に取組んでいるという。顧客満足度については、外部の調査会社と組んで毎月調査し「非常に満足」の比率を注視している。これら顧客満足度向上のために「クオリティ…

労働分配率

上場以来17年連続の増収増益のホームセンター・コメリ会長兼CEOの捧賢一さんは、「経営で大事にしてきたのは、人の働きです。昔から『給料の3倍働けよ』というでしょ。ですから、労働分配率33%を目標に、どう合理化するか大変な戦いをやっています。も…

推理作家  

児童向けを中心とした推理作家の「はやみねかおる」さんの講演会があり、彼のファンである小学2年生の息子について行った。同じ年であり、小林信彦さんの「怪人オヨヨ大統領」やラジオのDJのつボイノリオ、今江祥智さんの「山のむこうは青い海だった」な…

4つの目標設定

ホンダの藤沢武夫さんは、販売目標の立て方には4つあるとした。最初は①自社の商品構成や販売力に経済環境を加味して、達成可能な目標を立てる方法、いってみれば「成り行きのA目標」である。A目標は堅実だが面白みがない。ところが自信のない経営者は、往…

企業ミッション

97年孫さんインタビューから。「これから進むべき方向の、幹を太くしていかなければならないところを本業と呼ぶべきであって、過去のところがイコール本業だというのは、正しい見方ではありません。ソフトバンクの本業は、デジタル情報革命です。人々の知…

経営の大事

「大事なことは、生命体である会社が、どういう志で生きていこうとして、どういう理念で実際の生命活動をしていき、どういうビジョンで、どこにそれを向かわせようとするのか、どういう戦略でそれを実施していくのか、です。だから志もなしに、理念もなしに…