2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

反射が的確であること

池谷裕二さん。「自動判定装置が正しい反射をしてくれるか否かは、本人が過去にどれほどよい経験をしてきているかに依存しています。だから私は『よく生きる』ことは『よい経験をする』ことだと考えています。すると『よい癖』が出ます。『頭がよい』という…

顔面フィードバック

池谷裕二さん。「恐怖の表情を作ると、それだけで、視野が広がり、眼球の動きが速まり、遠くの標的を検知できるようになりました。さらに、鼻腔が広がり、呼吸の気息までもが高まったのです。一方、嫌悪の表情を作ると、まったく逆に、視野が狭くなり、鼻腔…

主力事業を入れ替える

三品和広さん。「経営とは何なのかといえば、主力事業を入れ替えること、どういう事業に入れ替えるかを決めるということだ。事業の入れ替えを志し実行するには、10年や20年はかかる。かつて『企業の寿命は30年』といわれたが、事業の寿命が30年と考…

計画せずに日を始めない

ジム・ローンさん。「その日の計画を終える前に、その日を始めてはいけない。力のおよぶ限り、その日の計画を立てるんだ。そうすれば意外な発見があるだろうし、改良できることなど、とにかく気づくことが沢山あるだろう。その日のために十分な計画を立てて…

健康だから手術できる

原田泳幸さん。「2010年に『戦略的店舗閉鎖』を発表しました。120億の特別損失を計上して433店舗を一気に閉鎖するというものです。僕が就任する直前にも店舗閉鎖は進んでいました。出血を止める為に不採算店舗を閉めようとしたわけです。でも僕はCEOに就任し…

客数と客単価を上下させて

原田泳幸さん。「『QSCの向上』→『100円メニュー』→『値上げ』。このシーケンスには必然があった。QSCの基礎がなければ100円メニューを導入しても顧客は店舗に足を運んでくれませんし、100円メニューで培った集客力がなければ値上げしても売り上げを落とすだ…

値下げに至るシーケンス

原田泳幸さん。「2001年に苦境に陥った日本マクドナルドは大幅な値下げを実施しました。僕も、2005年に『100円メニュー』を展開しています。これも実質的な値下げでした。価格を落とせば客数が伸びる。両者とも狙いは同じです。しかし、その『値下げ』に至る…

冒険脳を解放しよう

池谷裕二さん。「当初最もよい選択であったからといって、安全パイばかり選んでいると、知らぬ間に世界が変わっていて、気づけば大損をしていることもありえます。だからといって、根拠のない儲けばかりでは、これもまた問題です。これに対処するために、ヒ…

人間離れした鍛錬を

王貞治さん。「昔の武芸者の本当の真剣勝負というのは、負ければその瞬間に命がない、明日がない。何しろ、明日生きているためにはどんな相手が来ても勝たなきゃいけないんですから。よく『人間だもの、ミスもあるさ』というふうに、さも人間の『真理』を語…

勝つための順序

原田泳幸さん。「大切なのはシーケンスです。ある戦術を実行するためには、その戦術が実行できるための環境を整えておかなくてはならない。パズルを一つひとつ組んでいくように、戦略実行のシーケンスを考えるのが経営戦略というものです。経営にとって『や…

数字は大好き

原田泳幸さん。「何せ健康志向と言われている時代に高カロリーの巨大なハンバーガーを出したり、日本のチェーン店では非常識とされてきた『地域別価格』に挑戦したりと、奇抜に見えるようなことばかりやってきましたから。でも、実はね、僕はものすごく慎重…

QSCのことだけを考えろ

原田泳幸さん。「業績不振に苦しんでいた就任直後、僕は従業員たちに、まず『QSC(品質・サービス・清潔さ)を高める以外のことを考えなくていい』『QSCのことだけを考えろ』と訴えかけました。『マクドナルドらしさ』とは何か。それは、アメリカンテ…

お金の使い方を考えるのが

原田泳幸さん。「改革というと、みんなコスト削減から始めるじゃないですか。そんなの誰だってできますよ。コスト削減ほど易しい経営はない。僕はこう言うんです。『コストをカットするな。もっとお金の使い方の提案を持ってこい』。お金を使ってもっと売る…

打ち明け日記で幸福感

リチャード・ワイズマンさん。「心理学から言うと、話すことと書くことは大いに違う。話をすると、とりとめがなくなり、あちこちに飛んだり混乱したりする場合が多い。かたや文章には筋道や構成があり、できごとに意味を持たせ、解決に向かわせる力がある。…

血液をアルカリ性に

広岡達郎さん。「調子が悪いと感じるのは顕在意識なんですよ。じゃあ、なぜ調子が悪いと表だって感じることになるのかといえば、マイナス思考、マイナスの観点を潜在意識の中にため込んでいるからなんですね。普段意識していないように思っているところ、つ…

自分の機嫌を取る

斎藤一人さん。「自分の機嫌をとるということは、精神論の中でも一番大切なことなんです。人間は機嫌が悪いよりも、機嫌がいいほうが絶対にいい。端から見て、その人の器が大きいかどうかというよりも、その人の機嫌がいいかどうかのほうが大切なんです。世…

「らしさ」から逸脱すべからず

原田泳幸さん。「一般論として、企業というのは『らしさ』を忘れて不振に陥り、『らしさ』を取り戻して復活するものです。日本でマクドナルドが苦戦してきた理由は、『健康志向が台頭してきたこと』でも『ハンバーガーに対して消費者が飽きたこと』でもない…

眠る前に感謝することを

マーシー・シャイモフさん。「私は友人の勧めで、毎晩眠る前に感謝することを5つ書き出すことにしました。友人は3週間続けるようにと言っていましたし、心理学的にも習慣が身につくには3週間必要だと言われているので、とにかくそれだけはがんばってみる…

シンプル・具体的・感情的

カーマイン・ガロさん。「新製品の発表にジョブズが選ぶ言葉には3つの特徴がある。シンプルであること(簡単な単語)、具体的であること(明快。長く抽象的な話をせず、短い言葉で具体的に記述)、心に訴える力が強い(写実的な形容詞)ということだ。『こ…

数字をドレスアップする

カーマイン・ガロさん。「数字というものは、理解しやすい文脈に入れてあげないと力を発揮しない。そして理解しやすい形は、なんといっても、みんながよく知っているものと関連づけることだ。5ギガバイトと言われたら何だと思う人も、『1000曲をポケットに…

10分ルール

カーマイン・ガロさん。「10分たつと聴衆は話を聞かなくなる。11分ではなく必ず10分で。これは、認知機能の研究で明らかになった重要情報である。簡単にいえば、脳があきるのだ。ジョン・メディナはこう表現する。『脳というのは一定のタイミングをか…

天国言葉と地獄言葉

斎藤一人さん。「この言葉を言っているといいことばかりが起きて天国に行けるという『天国言葉』と、この言葉を言っていると悪いことばかりが連続して起きて、そのまま地獄に行けるという『地獄言葉』があります(笑)。天国言葉は、愛してます。ついてる。…

力の使い方は力の抜き方

広岡達朗さん。「打つのでも、投げるのでも、ゆっくりやっているうちは力に頼っているんですよ。バットを振るスピードのなさ、ピッチングの腕を振るスピードのなさを力で何とかしようとしていると言ったほうがいいかもしれませんね。それは結果として、どう…

宇宙に衝撃を与える

カーマイン・ガロさん。「コーヒーという単語がほとんどないことに驚いた。シュルツのビジョンに関係するのはコーヒーではなく、スターバックスが提供する体験だったのだ。『夢について熱く語るのは恥ずかしいと思うマネージャーがいるが、他人を巻き込み、…

素人の稽古の目的

内田樹さん。「『本務』で優れたパフォーマンスを上げる為には、『本務でない所で失敗を重ね、叱責され、自分の未熟を骨身にしみるまで味わう経験』を積むことが極めて有用だからである。素人がお稽古することの目的は、その技芸そのものに上達することでは…

生れつき熱意ある人のごとく

田中得夫さん。「フランク・ベトガーはメジャーリーグを目指し、ある球団に入団しましたが、3週間でクビを宣告されます。理由は“お前のノロノロとしたあのプレイはなんだ!ノロマだからクビだ”。下位リーグで野球を続けることになり、月給はわずか25ドル…

燃料をフルに使い切る

佐藤等さん。「目標が未達成で終わることの一番多い原因は、時間を割り当てていないことから生じる『燃料不足』に起因する。年令とは燃料である。若さとは人生の燃料がたくさんある状態のことをいう。だが、一日一日で見れば誰もが同じ条件になる。24時間と…

ヒット商品を生み出す力

佐藤安太さん。「経営理論を基にした人材育成論を研究し、86歳で工学博士号を取得しました。この年齢まで学び続けることができるのは、いつでも理想を持っていようと心掛けているから。1960年に『冒険ダン吉』をヒントにヤシの木に抱きつく人形をインテリア…

息を吹いて吹き飛ばす

藤平信一さん。「(スランプと言われる、ダメな状態の連鎖で、どんどん底なし沼の深みにはまっていく、闇の中で闇が深まっていく感じである)そういうときに、私たちがよく訓練する”あること”があるんです。たとえば弱気でも、つまらない不安でもいいんです…

もうひと踏ん張り

王貞治さん「『もうひと踏ん張り』ができるかどうか、ですよね。もうひと踏ん張りして、効果が見えてくると、やっぱりやり続けてよかったという確信が持てる。そうなると、さらに鍛錬にも力が入る。そういうものなんですよ。ただ、残念ながら、その『もうひ…