2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

信頼と尊敬を得る

稲盛和夫さん。「製造業であれば、管理職の人から現場の働く人までいろんな人がいます。そういう人たちをまとめていくために、社長が信頼と尊敬を得ようと思えば、必死になって自分も努力し、『我が社はこういう目的で経営します。社会に対してこういう使命…

能力を未来進行形で

稲盛和夫さん。「技術者の中には、『ウチにはそんな技術がありませんし、設備もありません』と、不可能な理由を並べ立てる者がいました。たしかに、現在の技術では無理だと思われるような製品を受注したのですから、無理はありません。それで諦めてしまえば…

最低でも一割の利益を

稲盛和夫さん。「現状を調べ上げて、必要な対策を打ち、利益率が一割出るところまで持って行けば、従業員も張り切りますし、あなた自身も事業に対して面白みが出てくるはずです。最低でも利益率を一割は出しなさいと言っていますが、中には一割なんてとても…

思慮に富む武将は

テキサス大学の清水勝彦さん。「経営者は実行のリスクを認識していること、そしてそれでも挑戦しなくてはならないという強い気持ちを現場に伝えなくてはなりません。『思慮に富む武将は、配下の将兵を、やむを得ず闘わざるを得ない状態に追い込む』(マキャ…

戦略の実行とリスク

テキサス大学の清水勝彦さん。「戦略の実行は、まず経営者が現場のリスクを認識しなくてはなりません。実行は苦しいのです。現場は、これまでにないやり方と、過去の延長線上にある現場とのギャップに悩み、逃げ出したくてたまらないのです。逆に悩みがない…

有意注意で判断

稲盛和夫さん。「全力で向かってくる敵に勝つには、次々と起こる経営問題を、すさまじいばかりの集中力で瞬時に判断しながら、誰にも負けない努力をするしか方法はないのです。私は、経営者として、『有意注意』で判断するようにしてきました。有意注意とは…

値決めは経営

稲盛和夫さん。「商売の秘訣は、お客様が納得して、喜んで買って下さる最高の値段を見抜き、その値段で売ることです。値決めは事業の死命を決する重大な判断であり、最終的には経営者が決断すべきであると私は考え、そのことを「値決めは経営」であると申し…

生活の主導権を取り戻す

スティーブン・コヴィー「ここですぐに自分の生活の主導権を取り戻す方法を二つ提案したい。ひとつは、約束をし、それを守ることである。もうひとつは目標を設定し、それを達成するために働くことである。どんな小さなことでも、自他に対する約束を守ること…

企業経営に大切なこと

稲盛和夫さん。「企業経営に何が大切かと言えば、トップが従業員を魅了し、経営者の思うことを従業員が積極的に行ってくれるようになることにつきると思うのです。そのためには、経営者は、すばらしい才能を持った上に、従業員を魅了する資質、つまり、従業…

話を聞く5つのレベル

スティーブン・コヴィー「相手が話している時、ほとんどの場合、私達は次の四つのレベルで聞いている。まず、無視する。あるいは実際に聞いていない。次は、聞くふりをする。例えば、「うんうん」とあいづちを打つという具合である。そして、選択的に聞く。…

重要事項を優先する

スティーブン・コヴィー「私の大好きな論文のひとつに、E.M.グレーが執筆した『成功者の共通点』と題するものがある。彼は、成功者たちに共通する要素の探求に人生の大半を費やした。その結果、熱心な努力や幸運、あるいは人間関係における手法などはど…

数字と人の心を動かす力

W・チャン・キムとレネ・モボルシュ。「たいていのCEOは、ただ数字をさし示して、よりよい結果を出さなくてはいけない、と述べるだけである。だが、誰でも知っている通り数字は操作が利く。さらにいえば、数字によるメッセージは人の心を動かす力に乏し…

金魚鉢のマネジメント

W・キムとレネ・モボルシュ。「戦略を成功させるためには、組織に強い影響力を誇る中心人物だけに徹底的に働きかけを行うほうがよい。中心人物の士気を狙い通りに高め、そのモチベーションを維持するためには、彼らの行動を繰り返し、目立つように紹介する…

優れた戦略3つの特徴

W・チャン・キムとレネ・モボルシュの「ブルーオーシャン戦略」から。「優れた(ブルーオーシャン)戦略の価値曲線には、(1)メリハリ、(2)高い独自性、(3)訴求力のあるキャッチフレーズ、という3つの特徴がある。こうした特徴に欠けた戦略は、月…

達成まで試み続ける

ハロルド・ジェニーン。「経営の本質は、ひとつの対応がうまくいかなかったら次の対応を、そしてまた次の対応を…目標に達成するまで試み続けることである。それが”経営する”ということなのだ。ビジネスの世界では、誰もが自己利益に根ざした正当な反対目的の…

「経営する」とは

ハロルド・ジェニーン。「『経営する』とは何かをなし遂げることだ。マネージャーである個人なりマネジャーのチームなりが、努力するに価することとしてやり始めたことをやり遂げなくてはならぬということだ。それはその信条を信条たらしめている能動的な言…

キップをなくして

最近読んだ本から。トルストイの『アンナ・カレーニナ』とスタンダールの『パルムの僧院』。これら、池澤夏樹さんの『世界文学を読み解く』に出てくるので読んだのだが、いい本はいい。社会背景は違っても、人間はそんなに変わらない。その池澤さんの『キッ…

Z旗を掲げて

司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読み返していたら、「Z旗」というのが出てきた。日露戦争の日本海海戦で、東郷連合艦隊司令長官の座乗する旗艦「三笠」がZ旗を掲揚して全艦隊の士気の高揚を図ったくだりで、意味は「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努…

絶対に否定しない

くらたまなぶさん。「ブレストはアメリカのアレックス・F・オズボーンという人が作った手法。広告会社の創業者だったとか。14の起業はすべてブレストのおかげ。創刊だけじゃなく、日々のアイデアも、既存商品の改良も、組織戦略も、ブレストは何にでも使…

毎日が新入社員

入社式の季節である。古田英明さんは、会社員の黄金律として、(1) 毎日が新入社員と思いこんで行動する。(2) いい会社にいる、この会社が一番と思って行動する。をあげている。この、「毎日が新入社員」の気持ちを忘れないというのができていれば最初…