2002-08-01から1ヶ月間の記事一覧

社外価値

ある人は一定期間ごとに履歴書を書くことを勧めている。社内でどれだけ認められているかではなく、社外の人に客観的な判断で価値を持つような仕事をしてきたかどうかを確認するための作業だという。これは単に資格ということではなく、どのようなプロジェク…

男のおしゃれ

「無難なだけのスーツとゴルフウェアと寝間着で一生を終わるのは、なにか悲しい。」ファッション・ディレクターの原由美子さんの言葉である。「さりげないおしゃれができて、仕事ができる男に」と続くのだが、男性諸氏はいかがですか。さりげなく、というと…

幸福の三原則

「幸せというのは、単に自分の欲望が充足されることではないもんですな。まず、自分のなすべき勤めに対して、つねに全力をあげて、それと取り組むこと、第二に、つねに積極的に物事を工夫してそれを見事に仕上げること、そして、人に対して親切にし、人のた…

はやくお家に

松下電器の元社長山下氏は、社長になる以前から「定時退社の山下」という異名があったぐらいで、その日の仕事はその日のうちに解決し、必ず定時退社していたことで有名であったという。帰ろうとすれば帰れるはずなのに、定時以降一定の時間は残るというのが…

教祖と起業家

ホンダの副社長をやっていて本田宗一郎と一緒にやめた藤沢武夫がこんなことを言っていたという。「おまえは屁理屈をつけるのがうまい。それが、まことしやかであるし、何か知らぬが相手を惹きつけるものがある。こうやって二人でやっているけれど、会社がい…

語学の夏 

海外に出張すると、その国の言葉を勉強すべきであったと後悔する。台湾しかり、ドイツしかり。これからは英語のほかにも、と気負っていた時期もあったが、フランス語も5級どまり。酒造会社に勤める高校時代の友人はフランス語を勉強して、金沢の営業所から…

すべて美しいものを

入社したころ、どれほど仕事が忙しくなろうとも、例えば絵画を見る時間や、芸術を楽しむ時間と費用は惜しむまい、と思っていた。月に一度は、美術館に行ったりコンサートに行ったりしようと思っていた。しかしながら、美術館も、コンサートやオペラなどの芸…

情と報

小川明さんによると、「報」とはその気になれば、誰でも、どこからでも、何時でも入手できる公開された情報のこと、「情」とはどちらかといえばフェース・トゥ・フェース・コミュニケーションから得るニュアンスや裏情報など、人が介在することではじめて発…

夏休みの読書  

夏休みの一日ゆっくり読書にいそしみたい人向けに個人的なおすすめを。①「センセイの鞄」川上弘美。②「マシアス・ギリの失脚」池澤夏樹。③英語をで読むなら「THE FIRM」ジョン・グリシャム。ああ、残りのページ数をいとおしみながら、ゆっくりとゆっ…

空白の15年

『人によっては32〜33歳で課長や部長以上に腕が立つようになる。これから役員になるまでの十数年間はこうした腕の立つ人にとっては空白の期間になってしまう。そういう意味ではサラリーマンが「この会社に入ってよかった」と実感できるのは、常務以上の役付…

生きがいとやりがい

『働く人が幸せになるためには、仕事に生きがい、やりがいがなくてはならない。生きがいというのは、自分のやっている仕事が社会に貢献している、人々に役立っているという実感である。一方、やりがいというのは充実感だ。やりがいに必要なのは適度の複雑さ…

任せて使う

『大切なことは、「任せて使う」ということでしょう。「使用」ではなく、「任用」です。さほど重要でないことは、よりよいやり方を考えついても、信頼して下にまかせるということです。』住友生命の新井さんの相談役時代の言葉であるが、あなたは部下の仕事…

できない理由

「『できない』といってしまうと、人間の脳味噌はそれを正当化するため、できない理由を一生懸命探すように働き出す。言い訳のうまい人っていますよね。できない理由をいくら並べても、何の役にも立たないんです。そこを何とかやるのがブレークスルーなんで…

しきり直し

小説家・宮本輝さんの言葉。「人の一日の中には何十回というしきり直しがありますね。例えばほっと一息ついたり、さあ始めよう、という時、そして特に小説を書いている合間に、何度となくそういうものがほしくなります。その道具として、コーヒーは最高のも…