2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧
玄侑宗久さん。「思いも過去や未来ではなくて今という瞬間にあるからこそ楽しい。楽しいっていうのは考えてそう思うわけじゃないですよね。これは身体と意識が分かれていない状態だと言ってもいい。全身的な反応なんです。いわば考えていなくて、楽しさを感…
玄侑宗久さん。「仏教は苦からの解脱を目指したわけですが、どうも誤解されて困るのは、苦のない状態は『楽』なのであって、幸福ではないということです。幸福というのは、イメージがはっきりしない上にキリのないものですが、『楽』というのははっきりして…
林成之さん。「脳を疲れにくくするには、前頭眼窩野とモジュレータ機能を高めると同時に、脳にストレスのかからない生活を心がけることです。スポーツに限らず、仕事をやり残したり疑問を先送りしたりする人は、常に脳にストレスを抱えた状態になるので、こ…
林成之さん。「楽しい会話が大切です。リラックスしているだけでは、体の疲労はとれても脳の疲労はとれないのです。また、前頭眼窩野は嗅結節とも機能が関連していますので、好きな香りを嗅ぎながら楽しい話をすれば効果は倍増します。競技中でも、前頭眼窩…
堀田宗路さん。「紀野一義さんは、簡単に精神力を高める方法として、臨済宗の僧侶白隠が行った『軟酥の法』を勧めている。『各種の神薬仙薬が混ぜ合わされた丸薬が頭の上に載っていると考える。その香りの清らかな丸薬がバターのように次第に体温で溶けて流…
松井道夫さん。「【坐忘】という禅の言葉です。『どんなことでも、新しいものを取り入れる為には古いものを捨てなくてはならない。その余白にしか新しいものは入ってこない。だから古いものをどんどん捨てなさい』。私がこれまでしでかした色々なことの中で…
昨日、周防監督の映画『ダンシング・チャップリン』を観にいった。良かった。舞台裏の60日間の記録の第一幕『アプローチ』があって、(間に5分間の休憩がある)作品である第二幕『バレエ』がある構成。バレエというのは、それだけ観ても退屈なようなとこ…
通っていた中学・高校では、学校の行事として年に一度キャンプがあった。テントを張り、飯ごう炊さんをする。テントもまだ2本の支柱とペグで張っていた時代のこと。沖縄に居たときにテントを買った。確か2980円。小さなテントで、泡瀬のオートキャンプ場で…
池谷裕二さん。「紙に書いて自分に発破をかけるのは実は理に適ったやり方なのです。ロンドン大学のペジグリオン博士による実験によれば、本人は周りの状況を意識できなくても、脳はしっかりと把握し、それをモチベーションに変えているということです。つま…
築山節さん「取りかかるべき仕事があるのに面倒だと感じるのは、前頭葉の体力が落ちていることが原因と思われます。前頭葉は脳の中の司令塔の役割を果たしており、その体力が低下して指示を出し続けられなくなると、面倒くさい、楽をしたいという脳の原始的…
G・ジャンポルスキーさん。「攻撃精神を捨てると、自由になれる。あなたが他の人に向けて発する非難の矢は、すべて自分自身へと向けられていることを自覚しよう。人を非難することによって、自分の欲しいものが得られると思い込んでいる時、最初に傷つけら…
日経ビジネスから。「金融危機以降、モルガン・スタンレー証券は経営陣による情報発信を強化した。キンドレッドCEO自身が主催した社員との朝食会は20回。マネジメント層にも、部下とのコミュニケーションを増やすように指示を出した。米本社の経営幹部…
有田和正さん。「私は50年以上にわたって主に小学生に授業をしてきました。『教える』とはどういうことなのか、今も考え続けていることですが、最も大切なことは『教え惜しみ』をすることだと思っています。人が最も成長するのは、自分で考え悩み抜いたと…
永守重信さん。「人生はサインカーブなんです。ゼロを示す横軸をまたいで上下に弓形に波打つ曲線と同じ。いいことも悪いこともたくさんある。一生を振り返って、プラスとマイナスを足せば、誰しも平等にゼロになる。嫌な思いをしたら、それは良いことが起き…
内田樹さん。「私たちは記憶を書き換えることができる。そして、自分で書き換えた記憶を思い出して、『ああ、私のこのような経験が私を今あるような人間にしたのだ』と納得する。勘違いしている人が多いが、人間の精神の健康は『過去の出来事をはっきり記憶…
鈴木義幸さん。「その人が喉から手が出るくらいに聞いてみたいと思っている言葉はなんでしょうか。私の知り合いでコンサルティング会社の取締役をやっている方がいます。彼は普段自分が期待しているほどには働いてくれない部下について思いを巡らし、ついに…
鈴木義幸さん。「しかし、またもザンダーは途中でストップをかけました。『すごくいい!でも大きな声で歌えばいいというものでもない。みなさん、忘れていませんか? 今日は正真正銘彼女のバースデーです。彼女がこの世に生を受けたことをお祝いする日です。…
鈴木義幸さん。「トミー・ラソーダ元ロサンジェルス・ドジャーズ監督はいいます。ほめるというのは、ただ『すごい!』『すばらしい!』と美辞麗句を投げかけることではない、と。相手が心の底で、他人から聞きたいと思っている言葉を伝えて初めて、『ほめる…
野口裕二さん。「ナラティブとは、『自分の経験や出来事を解釈したり、だれかに説明したりしようと試みる 陳述』のことである。ナラティブに筋立て(複数の出来事の関連性)が加わったものがストーリーである。『今週は能率が悪い』隣の同僚からこんなナラテ…
林成之さん。「これは勝負脳においてもっとも大切な考え方です。戦いに勝つための神髄といってもいいと思います。本当に勝ったといえるのは、相手の長所を打ち砕いて勝ったときだけです。この考え方に徹していると、相手の得意技を研究し、それ以上の技を磨…
内田樹さん。「ある種の『弱さ』ゆえに、坂を転げ落ちるように破滅する非現実的に魅力的な主人公の相貌を、傍観者である語り手が物語るという構造になっています。宿命的に滅びてゆく弱く魅力的な青年は主人公の『アルターエゴ』です。彼と決別しなければ、…
手嶋龍一さん。「台湾海峡は世界最大の地政学上の不安定要因が埋め込まれていると受け取っておくべきでしょう。これ程の危機を内包した台湾海峡の波を穏やかなものに保ってきた現代史の二人の巨人、それが周恩来とヘンリー・キッシンジャーでした。この類稀…
林成之さん。「人間が行動を起こして目的を達成するためには、次の3つの作業が必要となります。(1)目的と目標を明確にする。(2)目標達成の具体的な方法を明らかにして実行する。(3)目的を達成するまで、その実行を中止しない。私たちはよく『頑張…
新将命さん。「多様化の時代で、ますます違った経験や文化を体現した価値観の異なる社員が増えており、下手をすると『烏合の衆』になってしまう。それに対し、経営の大本の所で我が社はどうなりたいかビジョンを示し、どういう責任があるか使命感をはっきり…
新将命さん。「将来の夢とは、トンネルの先の希望、楽しみ、つまり方向性のことだ。いまわが社はこうだが、ゆくゆくはこういう会社になりたいと、経営者が的確に部下に伝えていかなければならない。この方向性を構成する要素は3つある。理念、目標、戦略だ…
林成之さん。「お勧めしたいのが、サイコサイバネティックス理論について理解し、応用することです。目的実現理論とか自動達成装置ともいわれ、人間が目的を達成しるにはどうすればよいかを明快に説いた理論で、1960年代にマックスウェル・マルツという…
林成之さん。「勝負に勝ちたいと願い、相手を上回る戦略をあれこれと考えることは、人間に備わった本能の一つなのです。そしてこの勝負脳は、みなさんのふだんの生活、仕事、あるいは勉強など、必ずやり遂げなくてはならないことに立ち向かううえでも必要な…
タル・ベン・シャハーさん。「アブラハム・マズローは、『ピーク・エクスペリエンスとは、人間として最高の瞬間であり、人生における最も幸せな瞬間。恍惚や、歓喜や、至福を味わう体験』だと定義しています。そしてそのような瞬間は『美の創造による恍惚感…
玄侑宗久さん。「私達を外側の環境から変化に導いてくれるのが通過儀礼だと思うんです。例えば昔の『元服』、それが済めば一人前として親の名代を努めた。しかもその際は幼名を改めて別な名前になった。これって生まれ変わりですよね。一般の家庭ではいつま…
松岡正剛さん。「船をつくって、どこかへ行って金銀財宝を積んで帰ってくる、これが貸方と借方。それをベネチアとジェノバの商人たちが複式簿記にした。最初に船を作るときに有限責任のスポンサー(投資家)を集め、組み立てて乗組員を募集して『命あるもの…