2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

調子の良い時のN響

井上道義さんの指揮で、NHK交響楽団のコンサートに行ってきた。モーツァルトのハフナーと、ピアノ協奏曲23番を小林愛実さんのピアノで。井上さんが、「オーケストラって、調子のいい時と悪い時があるんですよ。今のN響、いいでしょ。皆さんは、運が良い」…

なるはや病の弊害

中島聡さん。「会社を重視しすぎるあまり、仕事の生産効率が落ちているのが今の日本の現状であるということです。日本の職場で今最も蔓延している病気といえば、『なるはや病』でしょう。これは『締め切りは明示しないけど、とりあえず早めにやってくれると…

課題目標と自我目標

大儀見浩介さん。「目標設定は、実力を最大限発揮するメンタルトレーニングの心理スキルのファーストステップです。まず、自分の目指す目標をはっきりさせる。そして、目標を達成するために何をすべきかを自分自身でしっかり考えていくことが必要です。目標…

明晰の中にやすらぐ

ヨンゲイ・リンポチェさん。「仏教者の修行は、続々と起こる思考や感情、感覚にありのままに気づき、そこに心をただ休めることができるかどうかにかかっています。心に本来備わる、『明晰性』のなかにただやすらぐこととも言えます。自分の習慣的な思考や感…

どこか一点に集中する

大儀見浩介さん。「パフォーマンス・ルーティーンの動作は様々ですが、共通項が一つだけあります。それは、どこか一点に集中する時間を作るということです。イチロー選手はバットをセンター方向に向けた時に、バットの先端をじっと見つめます。プロは集中力…

仕事が終わった気持ちで

ヨンゲイ・ミンゲール・リンポチェさん。「対象のない『シネー』法は、長い一日の仕事がやっと終わった、という気持ちで、いろいろなことを忘れ去り、リラックスします。いろいろな思考や感情、感覚などがわきあがってくるかもしれませんが、起こってくるこ…

適正な目標水準は110%

大儀見浩介さん。「『大事なのは自分で目標を決め、自分の言葉で具体的に書きこませることです。これが選手の自立につながるのです』と原監督は述べています。さらに、目標は具体的な数字で掲げ、実現不可能な目標設定はダメだといいます。重要なのは、頑張…

次にちょっと手をつけて

大儀見浩介さん。「ただ問題は、休憩を終えて仕事を再開する時、再び集中状態に入るのに時間がかかるということです。また集中するための儀式や心理テクニックを使って集中力を呼び込むのもいいですが、休憩するたびに時間がとられてしまいます。そんなとき…

動機は愛と怖れの2つ

野口嘉則さん。「人間の行動の動機は、突き詰めていくと愛か怖れのどちらかしかない。このことを知ると、自分の行動の背後にあるものを理解できるようになる。怒りの背後には恐れがある。自分が感じていることを大切にしようとするのは、自分への愛だ。『人…

感情は感じれば解放

野口嘉則さん。「第三の真実は、『感情は感じれば解放される』という事だ。自分の感情を感じなさい。自分が何を感じているかに気づき、そしてそれを、感じられるままに感じて味わうのだ。いつも感情を抑圧していると、感情のセンサーが鈍ってきて、自分の内…

鏡の法則

野口嘉則さん。「第二の真実は、『人生は自分の心を映し出す鏡である』ということだ。これを鏡の法則ともいう。人生でいろいろな出来事が起きるが、それらは偶然起きるのではなく、原因があって起きている。その原因はどこにあるかというと、その人間の心の…

過去を引きずらない

佐藤天彦さん「いつまでも動揺していてはいけません。挽回する策を講じる必要があります。将棋の技術面でいえば、局面を長引かせて主張点をつくり、少しずつ差を詰めていくことを目指します。ただその作業というのは、健全な精神があってはじめてできること…

DoingよりBeing

野口嘉則さん。「行動や行為のことをDoingという。そして、その結果得られるものをHavingという。子育ての例で話そう。親が期待するような行動を取った時に『いい子だね』と褒める。それはその子の行動、つまりDoingを評価したことになる。また、子どもがい…

自尊心を自分で満たす

野口嘉則さん。「自尊心とは、自分のことを価値ある存在として認め、尊重し、信頼する心だ。この自尊心を自分で満たせない者は、その不足分を、他人から認められることで補おうとする。しかしこれでは、人からの評価に依存することになってしまい、人から認…

思いが反射される

野口嘉則さん。「心から感謝しながら、同時に不幸を感じることはできない。感謝することによって、幸せを見出すからだ。類は友を呼ぶ。君の心は集合的無意識を通じて宇宙に放送され、その波長と同類の出来事や人を引き寄せる。君が他人に対して意図している…

仕事を追っている感覚

中島聡さん。「タスクリストがあると仕事にリズムが生まれます。仕事のリズムとは、つまり一つの仕事を終えるごとにリストにチェックがついていく快感のことです。言葉にするとあまり大したことのない感覚のようですが、実際にやってみるとかなりの高揚感が…

ストレスとプレッシャー

大儀見浩介さん。「ストレスとプレッシャーの違いをご存じでしょうか。たとえば、誰かと一分間にドミノを何個並べられるか勝負するとしましょう。よーい、スタート。このとき、かかっているのがプレッシャー、時間というプレッシャーと勝負する相手というプ…

スラックの確保

中島聡さん。「逆説的ですが、いつも全力を出していると、真の実力を発揮できなくなるのです。スタートダッシュで仕事の8割が終わったからといって、そのままのスピードで仕事を終わらせてはいけません。3日間頑張って完全に消耗した挙句、間断なく仕事を…

他責も自責も違わない

松原照子さん。「中々思うようにいかない時に、もがき苦しんで抜け出せないでいる人は、殆どが次のタイプの人達です。『アイツがいるから僕はこうなった』、あるいは『世間が悪いから私はこうなった』と人のせいにするタイプと、『悪いのはすべて自分だ』と…

埋められない溝

ジャン・チョーズン・ベイズさん。「体が何か一つのことをしているときに、意識がどこか遠くへ行ってしまっている時間が多いというのは、寂しいことだと言わざるを得ません。自分がそこに存在しないという状況で、人生の大半を生きていくからです。こういう…

ピーク・モーメント

ジャン・チョーズン・ベイズさん。「『ピーク・モーメント』と呼ぶそれらの瞬間には、意識が完全にそこにあります。生命と意識が一体となります。自分と外界を隔てる溝は閉じ、苦悩は消失し、満足感を覚えます。というより、満足感も不満感も超越した状態と…

イライラとワクワク

大儀見浩介さん。「心を乱した時に起きる典型的な心理変化は、イライラすることです。イライラしていると、冷静に周りの状況を見ることができなくなり、自分の利害しか目に入らなくなってしまいます。そのため、ちょっとしたことで他人を怒鳴りつけたり、必…

目標に対する考え方

大儀見浩介さん。「成功する人となかなか成功できない人は、目標に対する考え方に違いがあるようです。具体的にいうと、トップアスリートや目標達成できる人は、プロセスや課題、自分の成長を重視するのに対して、なかなか目標を達成できない人は、結果重視…

弛緩と緊張の中間

大儀見浩介さん。「リラックスしすぎると、気分が乗らなかったり、注意力が散漫になったり、すぐに委縮してしまいます。逆に、緊張・興奮レベルが高すぎると、イライラしたり、焦ったり、頭が真っ白になってしまいます。いずれも、高いパフォーマンスを発揮…

ラストスパートが原因

中島聡さん。「『締め切りに迫られていないと頑張れない』のは多くの人々に共通する弱さですが、仕事が終わらなくなる原因の9割は、締め切り間際の『ラストスパート』が原因です。ですから、10日でやるべきタスクだったら、その2割の2日間で8割終わらせ…

明日のタスクリスト

中島聡さん。「あなたが今日から実践すべきこと、それは夜寝る前に、明日やることのタスクリストを作ることです。これをやらなければいけないのは『絶対』です。タスクリストがあるのとないのとでは、仕事の効率がまるで違ってきます。自分が何をするべきな…

朝10分のプログラム

大儀見浩介さん。「朝の10分を利用して心のコンディションを整えるプログラムを組んでみましょう。目覚まし時計が鳴って目が覚めました。一回伸びをして、上半身を起こし、軽くストレッチングを行います。そして、起き上がり、カーテンを勢いよく開け、朝…

ロケットスタート

中島聡さん。「(1)『まずはどのくらいかかるかやってみるので、スケジュールの割り出しのために2日ください』と答えて仕事に取りかかる。(見積もりをするための調査期間をもらう)、(2)その2日をロケットスタート期間として使い、2日で『ほぼ完成…

平常の呼吸で時を過ごす

最近、ふたつほど意識をしていることがある。うまく表現できないが、ひとつめは、時間を区分せず、同じ呼吸と意識でいようということをやっている。例えば合気道の稽古の時間というのは、自分の中で特別な時間と意識していたけれど、そうではなくて、平常の…

できそうだな感

大儀見浩介さん。「一流と二流の差は、きちんとした目標設定をしているかどうかに表れていました。しかし、超一流と呼ばれる人たちは、ただ目標を設定しているだけではなく、目標とともに、それを実現するためのプランを持っていました。何年後に目標達成す…