2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

あえてリスクのある道を

中野信子さん。「リスクのある道を選んだほうが、脳が喜ぶ傾向にあるからです。サルは、ギャンブル性の高いほうを選ぶ傾向にある、ということがわかったのです。鳩やサルと同じで、人間も『100%安心』な状態よりも、ちょっとリスクのあるギャンブル性の…

ストレスレベルを上げる

中野信子さん。「あえて困難に立ち向かう―。これは運を強化する方法のひとつです。偉業を成し遂げている人には、過去に苦労をしている人が多いですね。人の体は、安全・安心の状態にある時にはそれをキープしようとしますが、たとえば体内にウイルスが侵入す…

めいっぱいの愛情で

中野信子さん。「あなたの近くに、愛しいと思える、自分よりも弱い存在の人はいませんか。我が子や孫はもちろん、会社の部下や後輩、アルバイト先の教え子などでもかまいません。もしいるとしたら、その存在をめいっぱいの愛情をもって育てること。それがあ…

よい妄想をする

中野信子さん。「もしあの人と両想いになれたらどんなに素敵だろう!もしあの人とつきあえたら、映画を一緒に見に行きたい、海にも行きたい、おいしいイタリアンも食べたいなあ! たとえばこのように、意中の人とうまくいく妄想をする―。これも運をアップさ…

生きる意欲をつくる

中野信子さん「セロトニンと並んで、『運を高める』ために必須の神経伝達物質と言えるのが、ドーパミンです。志望校に合格したいから勉強するというように、私たちの行動の裏には必ず動機がありますね。この動機にかかわっているのがドーパミンです。また、…

運と早寝早起き

中野信子さん。「世の中で成功している人たちの多くが朝型人間です。毎朝4時に起床、家族が起き出すまでの3時間を自分のための時間として活用している―。夜は10時には寝てしまう。朝は遅くとも5時には起きて出社。始業時間の9時までにはひと仕事終えてい…

近くにいる人に似る

中野信子さん。「どうして、人はいつも近くにいる人間に似てしまうのでしょうか。これは、脳の中のミラーニューロンという神経細胞が大きく関係しているのではないか、といわれています。自分が運動を行ったときに活性化するのですが、ほかの人の運動を見た…

回路に三週間

中野信子さん。「『運がいい』と言うと同時に、『運がいい!』『ツイている!』などと書いた紙を部屋の目のつく場所に貼っておく、というのも視覚を働かせるので有効でしょう。さらに、これらは少なくとも3週間は意識して続けるようにしてください。人間の…

声に出して運がいい

中野信子さん。「運を良くするためには、『運がいい』『ツイている』と声に出して言うべきだ、とよくいわれます。これには私も賛成で、自分は運がいいと思う練習をするときには、声に出して、『運がいい』と言うのがおすすめです。というのは、人間が何かを…

自分は運がいい

中野信子さん。「根拠はなくても、『自分は運がいい』と決めてしまったほうが、実際に運はよくなるのです。例えば仕事で契約がとれなかったとしましょう。自分は運がいいと思っている人は、『自分は運がいいのに契約が取れなかった。ということは、準備の段…

一日に何回笑うか

中野信子さん。「大阪大学の大平哲也准教授(当時)の論文によると、子どもは一日平均300回笑いますが、大人は17回、70歳以上になると2回しか笑わないそうです。あなたは今日、何回笑ったでしょうか? 笑いを増やすためにも、『おもしろさ』を判断基準にす…

おもしろさを判断基準に

中野信子さん。「おもしろさを判断基準にするとよい理由は、そのほうがやる気が出るから、という面もあります。人が『おもしろい!』などと感じているときには、脳内の報酬系が刺激されます。すると脳内の伝達物質であるドーパミンが分泌されます。ドーパミ…

面白そうかどうか

中野信子さん。「やるべきかやらざるべきか、どちらを選ぶべきかなどで悩んだら、『それが自分にとって面白そうかどうか』で判断するのもおすすめです。選択に悩んだとき、人はとかくどちらが正解か、どちらが正しいかと考えがちですが、それをやめて『おも…

いい加減に生きる

中野信子さん。「いい加減に生きる。実は、これもまた、自分を大切にした生き方なのです。柔軟性に富む、というプラス面もあります。柔軟性があると、不測の事態に速やかに対応できます。考えが硬直していないので、不測の事態にどう対処するか、その発想が…

新奇探索性

中野信子さん。「社会のルールや常識を鵜呑みにしがちな人は、新奇探索性が弱い可能性があります。人には、いつもの日常に飽き足らないで、新しいことを知りたいと思う、新しい事を知る喜びを感じる性質があり、これを新奇探索性と呼びます。この新奇探索性…

自己一致の人は好かれる

中野信子さん。「自己一致の状態とは、こうなったらいい、こうあるべきと考えている理想の自分と実際の自分が一致していること。あるがままの自分を自分で受け入れていること。もっと簡単にいえば、自分で自分のことが好きな状態です。もっと頭がよければい…

自分が気持ちよい行動

中野信子さん。「実は『しあわせのものさし』にも人を呼び寄せる力があるのです。人間の脳の中には、『快感』を生む報酬系という回路があります。外側視床下部、視床、内側全脳束、尾状核といった、快感を生み出すのに関わる部分の総称です。この部分が刺激…

しあわせのものさし

中野信子さん「運のいい人は、必ず、自分なりの『しあわせのものさし』を持っています。それは、どういう状態が自分は心地よいかを知っておくこと。どういう状態に、自分は幸せを感じるかを把握しておくことです。例えばカフェでくつろぎながら読書をする時…

運のよしあしは

中野信子さん「なぜ、自分を大切に扱うことが運のよさに繋がるのでしょうか。その人の運のよしあしは、周囲の人といかに良好な人間関係を築けるかということに大きく左右されますが、自分を大切にしている人はほかの人からも大切にされるのです。逆に、自分…

自分を大切に扱う

中野信子さん「運のいい人はみな、実践しているはずです。自分を粗末にせず、自分を大切に扱う。他人を敬うのと同じように、自分自身を敬うのです。ナディーヌ・ロスチャイルドが著書で述べていたのが、『あなたがまず心を配るべきなのは、自分自身です』と…

いまの自分を生かす

中野信子さん「『運のいい人になる為に自分を変える努力は、一見、運のいい人に向かっているようで、実はものすごく遠回りをしている。もっといえば、運のいい人からどんどん離れていっているのではないか』と私は思うのです。というのは、脳は人それぞれに…

呼吸と体が一体となる

若松英輔さん。「ティク・ナット・ハンに『沈黙』という著作がある。この本の次に一節に出会った時、『念』とは何かを問い続けてきた暗がりの道に強い光が射し込んできたように感じた。『呼吸と日常の活動における体の動きがどのように連動してきたかに焦点…

おもいによって

若松英輔さん。「長年の願いが叶ったのに、あまり喜びを感じなかった。そんな経験は多くの人にあるのではないだろうか。その一方で、起こった時はさほど感じなかったが、時間を経るたびに喜びが深まってくる、という場合もあるだろう。願いにはさまざまな姿…

繰り返すことで

星渉さん。「私たちの脳は『繰り返す』ことで、自動的にルールが脳に定着するのです。たとえば、こんな経験はないでしょうか? 気がついたらいつも一緒にいる人の言葉遣いが移っていた。なぜでしょうか? それは、一緒にいる人の言葉を、何度も『繰り返して…

四角いお好み焼き

オタフクソースのオタフクという会社が募集していたエッセイに応募していたところ、落選したのだが、電話がかかってきて、「お好み焼きお好み焼のある風景(お好み焼きの思い出エッセイ)」のRCCラジオのお昼の番組にコーナーで朗読してくれるという。8…

自分設定を変える

星渉さん。「私は人それぞれが持つ、この『いつも通り』のことを『自分設定』と呼んでいます。最初にやるべきことは、今の自分設定がどのようになっているかを知ることです。スマートフォンの設定を変えるのと同じで、中には残して置いたほうがいい設定もあ…

いつも通りにしてしまう

星渉さん。「結局は『脳』なのです。自分を変えるより、『脳』を変えてしまうほうが早いんです。脳の質量は全体重の2%前後しかないのに、エネルギーについては約25%も消費しているのです。そのことは『脳』もわかっているので、できるだけエネルギーを使…

感情を込め3回ほめる

星渉さん。「自分がこうできたらいいな、と思う行動ができたときは、『やる気の壁』を突破するチャンスです。自分が理想とする行動ができた自分に対して、『感情を込めて3回ほめる』という裏技をするだけで、次にあなたが何かに取り組むときに、ギャップモチ…

疲労を手なずける

三浦知良さん。「アスリートにとって最大の敵は疲労ともいわれる。調子がよければ、どんどんやりたい。休みたくない。それが選手というもので、多少リミットを越えても大丈夫、と自信が湧く瞬間なら誰しもある。負傷につながるシグナルが出ていてもなかなか…

努力を喜ぶ

星渉さん。「結果が出たときには喜ばない方がいいのか?といったら、もちろんそうではありません。『喜び方』が当然あります。それは、結果が出たときには必ず、『あんなつらいこともあったけど、こんな努力をしたから、この結果が出たんだよな』と努力を喜…