2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

機嫌の直し方/交渉術

今年は手帳に読んだ本や映画を書いていない。上半期は目ウロコ本が2冊。黒川伊保子さんの『女の機嫌の直し方』。そしてクリス・ヴォスさんの『逆転の交渉術』。前者はいままでたぶんそうじゃないか、と思っていたことを、人工知能の研究者が腹落ちするように…

言語の発展と恋愛

島田雅彦さん。「そして現代に至るまで、先祖の偉大なる発明たる神話を翻案し、批評を加え、アレンジし、無数の物語のバリエーションを作ってきたのです。新しい文芸ジャンルである小説の全ての作品は、神話を起源とする物語のバリエーションにすぎないとも…

現実からの逃避

島田雅彦さん。「ところが、人間は愛ばかりにかまかけては生きていけません。色恋の風流を極め、女性に愛されて一生を終えるのも男性の生き方のひとつの理想とはいえますが、そうした立場はおおよそ社会や組織といった集団の論理と相いれることがない。権謀…

まずは夢を意図する

はせくらみゆきさん。「夢もまずはオーダーを出さなければ、かないようがないのです。そこで、夢をかなえるための第一歩として、まずは意図します。ほしい未来をありありと思い描きましょう。あなたはそのとき、何をやっていますか? あなたはそのとき、どん…

職場に最高の友人

トム・ラスさん。「『職場に最高の友人と呼べる人がいますか?』というハードルの高い質問では、生産性の高い職場の方が圧倒的に『はい』と答える比率が高かったのです。はいと答えた30%の仕事への仕事の成果に対するコミットメントはいいえと答えた人の7…

朝ワクワク夜満ち足りて

石川善樹さん。「僕は『予防医学』ー人がよりよく生きるためにはどうすればいいかを考える学問ーを研究しているんですが、その究極のゴールは『朝ワクワク目が覚めて、夜満ち足りた気持ちで眠れるか』なんです。人類が苦しんできたのって、貧困と病気なんで…

じみじみマーク

黒川伊保子さん。「睡眠中、脳の知識工場・海馬は、覚醒中の体験を何度も再生して確かめ、知識や知恵に変えている。とはいえ、起きている時間は、寝ている時間より長いので、海馬は、覚醒中の出来事をすべて平等に知識にすることはできない。このため、出来…

達成意識が否定作用として

林成之さん。「それは、最後の最後までレースの途中で『勝った!』と思うな。そう思った瞬間、勝利が手からすべり落ちていくという点でした。つまり、私たちが『勝った』『やった』という達成感や完結感を覚えた途端、脳はその新しい情報に従って、思考と運…

一気に駆け上がる

林成之さん。「そのときに伝授した『勝つための脳科学』の要諦のひとつに、『一気に駆け上がれ!』というのがあります。私が助言を求められたのは、本番まで数か月の間がある頃でしたが、こうした時期、スポーツ選手は一度ペースダウンして、その後、本番に…

夕方に深部体温を上げる

菅原洋平さん。「深部体温とは内蔵の温度のことで、最も上がるのは、起床から11時間後(6時起床の場合は17時)です。人間は、この夕方の時間帯が一番元気なのです。深部体温リズムは睡眠の質に強く関係し、深部体温が高いところから低いところに急激に下がる…

基本的には異性を嫌う脳

黒川伊保子さん。「女性のほうは、男性のように鷹揚でいられない。なんと、基本的には異性を嫌う脳なのである。潜在意識で強く警戒し、必要以上に近寄られればイラッとするように出来ている。まるでセキュリティーシステムのようなものだ。そうして、『遺伝…

判断基準はおもしろさ

中野信子さん。「やるべきかやらざるべきか、どちらを選ぶべきかなどで悩んだら、『それが自分にとっておもしろそうかどうか?』で判断するのもお薦めです。選択に悩んだ時、人はとかくどちらが正解か、正しいかと考えがちですが、それをやめて、『おもしろ…

リスクのある道を選ぶ

中野信子さん。「あえてリスクのありそうな道を選ぶというのも、よい方法のひとつだと私は考えています。なぜなら、リスクのある道を選んだほうが、脳が喜ぶ傾向にあるからです。人間も『100%安心』な状態より、ちょっとリスクの高いギャンブル性の高いほう…

男性脳は運命的な恋に

黒川伊保子さん。「というわけで、哺乳類においては、フェロモン選別は、女性のほうがはるかに厳しいのである。男性は、ごく普通の女性(自分に危害を与えない女性)を別に激しく嫌ったりはしない。また、一方で、『何世代もの輪廻を超えて出逢ったのね、私…

匂いで遺伝子情報を

黒川伊保子さん。「ヒトの体臭には、フェロモンと呼ばれる物質が混じっており、遺伝子の免疫抗体の型ごとに匂いが違う。つまり体臭で、遺伝子情報を周囲に知らせているのである。動物が遺伝子情報を宣伝して歩く第一目的は、つがう相手の選定だ。子孫の生存…

あえて明るい色の服を

井村雅代さん。「練習の水着から、明るい水着を着るようにしました。人間は、暗いものを着たら暗くなります。それまでは、無地の練習着を着ていたのを、わたしが『ダメ』とやめさせました。目立つ水着を着たら、見られます。視線を浴びます。視線を浴びたら…

自己指示の確認書

白井豊さん。「1.A4程度の大きさの紙とペンを準備します。2.第一段落には、結果の目標(最終的にかなえたい夢、ゴール)内容と期限(いつまでにかなえたいか)を書きます。読んだだけで夢をかなえた自分の姿をありありと想像できるような、具体的な内容…

否定的な言葉で書かない

アラン・ピーズさん。「RASは目に見えるものしかイメージできない。何かがそこにある状況しか思い描けない。否定的な目標が達成されにくいのは、そのためだ。たとえば、タバコを吸う人が禁煙すると決心し、『1月1日までにタバコをやめる』という目標と立てた…

目標リストはあらゆる場所で

アラン・ピーズさん。「目標のリストを書いたら、あらゆる場所で見られるようにしよう。冷蔵庫、コンピューターのスクリーンセーバー、携帯電話の画面ーどこででも。そうすれば脳は、それぞれの目標が自分にとって本当に大事なものかどうかをつねに考えるよ…

地域社会の幸福度

トム・ラフさん。「地域社会の幸福度が非常に高い人と平均レベルにある人の最も大きな違いは、自分が住む地域社会に”お返し”をしているかどうか、という点でした。地域社会の幸福度が高い人たちに『今までの人生で一番大きな貢献は?』と聞いた所『自分と関…

自分に心を配る

中野信子さん。「運のいい人は、みな、自分を大切にしています。自分を大切にするというのは、自分に心を配ること。たとえば身だしなみに気をつけたり、健康に配慮した食事を心がけたり、身の回りを整理整頓することです。そして、そのベースには自分への愛…

上機嫌なからだ

齋藤孝さん。「体が冷えた状況で機嫌よくふるまうのは難しい。冷えはからだ全体の流れの悪さに繋がっており、血流が滞ることで、体のあちこちの調子が悪くなります。気づくと心の余裕もなくなって、人に対する寛容さが失われていくのです。きちんと栄養をと…

自己一致の状態

中野信子さん。「運のいい人というのは、自分の物差しで測った自分が心地よい、気持ちよいと思える状態を積極的に作り出す努力をします。人間の脳の中には、『快感』を感じる報酬系という回路があります。この部分が刺激されると人は快感を感じます。食欲や…

ライバルの成長を祈る

中野信子さん。「あなたにはライバルといえる仲間がいますか。あなたはその仲間の成長を心から願うことができるでしょうか。『負けてほしい』と思うのが本音かもしれません。しかしそんな本音はギュッと畳み込んでどこかへ捨ててしまい、仲間の成長を心から…

目標リストを常に読み返す

アラン・ピーズさん。「何をしたいのか、何が欲しいのか、何になりたいのかが、はっきりわかると、RASはそのための方法を探しはじめる。目標を心に決めると、それに関係する情報が次々と目や耳に入り、詳しいことを知ることができるようになる。実に単純な方…

物よりも経験を買う

エリザベス・ダンさん。「人は経験的な買い物をしたときに、よりいい気分になり、そのような買い物に対して、『お金を上手に使った』と感じます。どんなタイプの経験でも、払ったお金に対して最も大きな喜びが得られるのはおそらく次のような4つの基準を満…

他人の良さを素直にほめる

中野信子さん。「運のいい人は、他人をほめるのが上手です。しかも、ただほめるのではなく、他人の良さを素直にほめるのです。さらに、『すごいな』『素敵だな』などと思ったことを、すぐに本人に伝えます。他人を素直に正しくほめられる人は、他人から好か…

座りっぱなしが呼吸を

齋藤孝さん。「日本人が現代特有の二つの習慣によって、『深い呼吸』を妨げられていることに気づきました。ひとつ目が、『長時間のデスクワーク』です。深い呼吸をするには、体の奥底まで吸気を送り込み、奥底から呼気を出す必要がありますから、自然とそれ…

潜在意識の癖

あいのひろさん。「実は、潜在意識にはいくつか癖があります。(1)ワンフレーズで。長すぎるとなかなかわかってくれません。『○○になった!』それだけにフォーカスしましょう。(2)主語がない。次のように変換してしまいます。『あの人はダメね』→『自分…

確率的に成功する

アラン・ピーズさん。「53の出版社に手紙を書いた。ニューヨークに出て出版社へ電話し、扉をノックし続けた。13社から門前払いにあった。29社目に電話に出た男が哀れんでくれたのか、著作権代理人を雇うよう言ってくれた。そして5人の代理人の名前を教えてく…