2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

人を認めてあげる

津田秀樹さん。「大人になってから満たされずに苦しむことになる基本欲求は、殆どの場合、『承認欲求』です。戦後の、食べていくのが精一杯というような時代には、『承認欲求』に苦しむこともあまりなかったでしょう。しかし、衣食住の苦労が減り、生きるこ…

本当に思いやりのある親切とは

津田秀樹さん。「(恩を仇で返す、親切にされた相手を憎む、というのは)『心理的負担感』という人間心理のためなのです。一方的に親切にされすぎると、借金が溜まってきたときのような負担感を覚えてしまうのです。また、人は、『できれば自分の力で問題を…

由緒ある家畜

ジャドレ・ダイアモンドさん。「哺乳類で家畜化されているのは、ほんの数種類の陸生の大型草食類だけである(水生の動物が家畜化されなかったのは、近代になってシーワールドのような施設が登場するまで、飼育や繁殖が困難だったからである)。大型草食動物…

銃・病原菌・鉄

ジャドレ・ダイアモンドさん。「ピサロが(インカ帝国の)皇帝アタワルパを捕虜にできた要因こそ、まさにヨーロッパ人が新世界を植民地化できた直接の要因である。ピサロを成功に導いた直接の要因は、銃器・鉄製の武器、そして騎馬などにもとづく軍事技術、…

常に新しいことを始める

日野原重明さん。「外見は100歳近いですが、内側をひっくり返すと、20歳は若い。それは、常に新しいことを始めるからです。私は還暦の頃、哲学者のマルティン・ブーバーの書いた言葉を読んで、まさしく目からウロコが落ちたのです。ブーバーが自分の先生に、…

集団が燃える3つの条件

安井義博さん。「火が燃え続けるには、燃料があること、酸素が供給されること、炎の温度を一定に保つことという条件が必要です。組織を燃える集団に変える際にも、同様の条件を揃えなければなりません。燃料である人は、火種となるリーダーがいなければなら…

その問題のひどい真実

大橋禅太郎さん。「ある会議で『どうしたら料理のクオリティーが上がるだろうか?』を問題解決していた。私は、『この問題のひどい真実は何か?』と質問した。すると誰かがこう言った。『我々の提供する料理が、毎日でもいいから食べたいと思うほどはおいし…

権力ゲームのルール

橘玲さん。「戦国時代や三国志の世界で描かれる権力ゲームの目的は、集団のなかで一番になること(国盗り)と、異なる集団のなかで自分の集団を一番にすること(天下平定)だ。もちろんみんなが勝者になれるわけではないから、集団のなかでとのように振る舞…

元気な顔のつくり方

堀田宗路さん。「気力は顔に表れる。それも、眉間の中央に出る。そこは古来『印堂』と呼ばれ、陽気の宿る場所とされてきた。ヨガでは、印堂を『チャクラ(エネルギーセンター)』と位置づけ、『第三の目』とも呼んでいる。印堂は、気力だけでなく、直感力や…

ヨーロッパの愉しみ

最初に行ったのは学生時代の卒業旅行。イギリスからフランスにわたり、ドイツ、イタリアに行った。次が88年に家族で行ったフランス。99年に沖縄からの出張でのアイルランドのダブリン・イギリスのグラスゴー・ドイツのフライブルグ・フランスのストラス…

365歩のマーチ

星野哲郎さん。「幸せは歩いてこない/だから歩いてゆくんだね/一日一歩三日で三歩/三歩進んで二歩さがる/人生はワン・ツー・パンチ/汗かきべそかき歩こうよ/あなたのつけた足跡にゃ/きれいな花が咲くでしょう/幸せの扉は狭い/だからしゃがんで通る…

我が社でないと困る度合い

坂根正弘さん。「企業価値の定義を見直しました。『コマツでないと困る度合い』というものです。この定義に基づいて、各ステークホルダーとコマツの関係を見直してみましょう。株主にとっては高くありません。一方、社員や協力企業、販売サービス代理店の場…

一瞬で人を魅了する

内田隆さん。「『一瞬で人を魅了する』という力の効果は実に絶大です。通常、リーダーたちが一人一人の人に接する時間は実に短いものです。十分程度かもしれませんし時には数十秒のこともあるでしょう。ですが、彼らに魅了された人たちは実に長い間、彼らの…

一人一人に全力で接する

内田隆さん。「最も私を『一瞬で魅了した』人はジェフ・イメルトGE会長兼CEOです。彼は常に笑顔で威風堂々としており一人一人に真摯に接していました。更に、彼は誰に対しても“常に大切な存在”として接していました。『いまこの瞬間こそが大切だから、…

どのようにすればと置き換える

大橋禅太郎さん。「ハワードはそれぞれが問題や懸念などを発表する度に、「では、それを『どのようにすれば〜か?』の疑問文に言い換えてくれ」と言った。『会社が面白くないのが問題です』といったある会社の総務部長に同じように言うと、彼は答えた。『ど…

いままでに達成できたことを

大橋禅太郎さん。「次の質問は、『今までに何が達成されたか』。何も書けずにいたのだが、それを察したのかハワードは補足した。「どうしても見つからなければ、『電灯がついている』ことでもかまわないので、それを書いて下さい。」全員が手元に書き終わる…

珈琲の抽出にあたって

ヒロコーヒーの講座で。「グラインドの基本は粒度のばらつきを少なく、微粉の量を最小限に抑えること。深煎りの珈琲は低温(88~90℃)でゆっくりと。これは長時間焙煎していて細胞が脆いため、珈琲の味を悪くする成分が抽出されやすいので、湯温を低くし、旨…

インスタントハピネス

東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さんが、テレビのインタビューに答えて「音楽はインスタントハピネス。たった3分間の曲でもハッピーな気分になれる。 その3分間の幸せで、行きたくない会社にも行けたりする。音楽には、そんな力もある」と言ってい…

質問に対して質問で返さない

日経アソシエ記事から川上聰子さん。「メールのやり取りをする時に最も気を付けているのは、質問に対して質問で返さないこと。なぜなら、質問に質問で返してしまうと、相手からの返答を待たなくてはならず、余計なやり取りや待ち時間が生じてしまうから。メ…

既存のことを3つ結びつけて

日垣隆さん。「『アイデアは30秒で話す』、これがルールです。根拠その1は、アイデアとは3つの要素で成り立っているから。新鮮で面白いことは、既存のことを3つ結びつけてできています。『セカンドライフで、村上隆さんがプロデュースする、ファッション…

交渉力とは5年後を読む力

大前研一さん。「逆にいえば、交渉は『これが交渉だ』と意識した途端にうまくいかなくなる。なぜなら、交渉には最終目的があり、それに向かって相手を誘導していかねばならないわけだが、最初から目的が見え見えだったら、男性が女性を口説くときと同じで、…

締め切りに向けて追い込む

佐々木常夫さん。「デッドラインを決めて遮二無二、自分や組織を追い込む手法は仕事の効率化に極めて有効です。部の単位、課の単位で仕事をする場合には、それぞれの業務別・課題別に締め切りを設定し、その日までに仕上げるようリーダーが追い込んでいくの…

企画とは何かを一言で

小山薫堂さん。「ぼくが『企画とは何か?を一言で言え』と聞かれたら、『大切な人へのバースデープレゼントを考えること』と答えます。『あの人の好みは何だろう?』とか、『何をあげたら喜ぶだろう?』とか、『いつ渡したらいいだろう?』とか、『どうやっ…

500時間で専門家に

小山慶太さん。「河村幹夫さんの場合を例にとると、『500時間で専門家になれる』『サラリーマンは週末が勝負』という発想を提唱している。週休二日が普及した今日、サラリーマンが趣味や学問のため、土曜、日曜にそれぞれ5時間ずつ、合計して10時間を捻り出…

遊びの時間を削らない

藤子不二雄Aさん。「僕はどんなに忙しくても、遊びの時間を削りません。月7本の連載を抱えていた時も徹夜で描いてゴルフに行きました。お酒も好きでね。いつも、はしご酒。酒場を5、6軒巡る。店を移ると、漫画界を離れて色々な人と仲良くなれるでしょ。…

命懸けのメッセージには

茂木健一郎さん。「『強度』というものは、そこに込められたエネルギーの大きさに関係があるんじゃないかな。つまり、莫大なエネルギーを注いでつくったデザインは、強度が高い。強度が高いデザインは目立つ。目立つから売れる。そういう方程式が成り立つ。…

わかりやすくて質が高い

佐藤可士和さん。「一部の人にウケるデザインじゃ意味がない。そこの間口を広げようという意識は常にあります」茂木健一郎さん。「わかりやすいと、間口は確実に広がる。イエス・キリストなんて、『愛が大事』だとか、あんなにわかりやすい言葉で宗教を語っ…

チャレンジをしているか

「で、お前、今何チャレンジしてるねん?」と約20年ぶりにお会いしたS先輩に肩をたたかれた。人間には、積分のように積み重ねてきた実績にあたるような部分と、今現在の勾配というか、微分をしたときの傾きのようなものがある。仕事にしても、個人のこと…

共感を呼ぶようなアイデアを

茂木健一郎さん。「『つくり込む』という言葉がありますよね。その『つくり込む』というのが、まさにある数学的な基準に従って自分の中にある感覚の精度を高めていくことなんだと思う。そして、その数学的な基準に従ってつくり込まれたものは、音叉のように…

アウトプットはアナログで

小山昇さん。「IT活用のしくみ作りを進める途中で、私は一つの間違いに気づきました。『インプットもデジタル、アウトプットもデジタル』という考え方は、あくまでも、『データを活用したり、作業効率を高めるために有効』なのであって、『社員のモチベー…