2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

高等なフィクション

鮒谷周史さん。「遠大な目標(ならびに、それに付随する、より近い将来における、複数の目標)も設定していないのに、モチベーションが湧くはずがありません。私が高井伸夫先生に教わった印象深い言葉に、『他律的に窮地に追い込まれたときに反射運動として…

若冲とメアリーの京都

京都市美術館の「若冲の京都KYOTOの若冲」と京都国立近代美術館の「メアリー・カサット展」に併せて行ってきた。若冲は京都錦小路の青物問屋(総合商社のようなものだったとのこと)の長男として生まれたんですね。展示では、白い象がいるあの『樹花鳥獣図屏…

心の支えが魂の重荷に

河合隼雄さん。「今までこの人を支えて来たものが、この人のたましいにとって重荷になっていると考えてみた。イメージでいえば、心の下にたましいというのが存在しているので、心の支えになっているものは、たましいの上にのっかっているので、それが大きく…

強い者だけが感謝できる

河合隼雄さん。「『感謝できる人は強い人です』ということである。他人に心から感謝する、ということは大変なことである。そのためには、自分が他人から何らかの援助や恩義を受けた事実を認めなければならない。弱い人はそもそもそのような現実の把握ができ…

鏡を見ない男性は老ける

政近準子さん。「日本の男性が鏡を見る回数は、女性の30分の1と言われるほど、とんでもなく少ないのです。『あちこちの鏡で自分の姿をチェックするなんてカッコ悪い』『照れくさい』。そういう男性が多いようです。鏡を見るというのは、自分の外見を気に…

グレーのVゾーン

政近準子さん。「欧米のフォーマルシーンでは、まずグレーが主流。ネイビーよりも品格を感じ、好まれる傾向があります。じつは、チャコールグレーのVゾーンをマスターすれば、落ち着いて貫禄を感じるだけでなく、非常にエレガントなのです。グレーのVゾー…

ネットワークを拡大

ハーミア・イバーラさん。「ウディ・アレンの有名な言葉『成功の80%は人前に出ることで達成されます』は、ネットワークを拡大するのに最高の指針となります。私は、出席している会議やイベントから期待するほどのものが得られなかったことに気が付き、一…

戦略的ネットワーク

ハーミア・イバーラさん。「当然、皆さんは何らかのネットワークを持っているはずです。考えるべきことは、それがどんな種類のネットワークかということです。少なくとも3種類のネットワークがあります。それは、『業務的ネットワーク』、『個人的ネットワ…

心の新鉱脈を掘り当てる

河合隼雄さん。「趣味に力を入れれば入れるほど、仕事もよく出来る、などとは簡単に言えないが、ともかく、エネルギーの消耗を片方で押さえると、片方で多くなる、というような単純計算が成立しないことは了解されるであろう。人間の心のエネルギーは、多く…

勝手にファッションチェック

齋藤薫さん。「ひとりよがりにならないための、”自分チェック”にはもうひとつ、アカの他人を勝手にファッションチェックするという方法がある。街を歩いていて、あるいはまた通勤電車の中で、ハッとするほどステキな人を見つけたら、その人のどこがどう正し…

自己愛と怠惰の原則

ハーミア・イバーラさん。「自分に似た人とつきあうのを好む傾向を、人間関係性形成における『自己愛の原則』と呼んでいます。第二の原則は、『怠惰の原則』です。類似性に次いで相性を左右する重要な要素は、物理的な近さです。自分のネットワークがこのよ…

問題を解決するのは

ダライ・ラマ(14世)さん。「怒りや憎しみや妬みでは問題は解決しません。問題を解決するのは、愛情、心遣い、敬意です。/心にも体にも害になる怒りに、身を任せてはいけません。まちがっても怒りを自然なことだとか、自分の味方だとか、思わないでくださ…

ここぞというときに

河合隼雄さん。「後から考えて『よかった』と思うことは、多くの場合、マイナスの形をとって顕れてくるものである。ピンチは即チャンスである。父親が100点の答えを出せば、それは親子が真に対話する絶好のチャンスである。自分には今100点満点が要求…

心配も楽しみのうち

河合隼雄さん。「人生に心配や苦しみはつきものである。子どもが大学を受験する。こんな時に、心配でたまらないと嘆く人があるが、考えてみると、子どもを持って、その子が受験勉強をまがりなりにもして、合格するかしないかと心配できるとは、結構な話であ…

縁を広げ深めるための言葉を持つ

鮒谷周二さん。「人生を決定的に豊かにしてくれるのは、ひとえに『縁を広げ、縁を深めることにどれほど意識を向けているか』によるのです。チャンスは人を介してしかやってきませんし、学びも他者との交流を通してしか、手に入れることはできないから。『あ…

家族関係の仕事は大事業

河合隼雄さん。「家族関係のことで、相談に来られる方は多い。社会的には大いに認められていることをしているのに、『息子一人をうまくできない』ことを恥じている感じがするのである。聞いていて思うことは、職業や社会的なことに関する仕事は大変だが、家…

解決はあちらから

河合隼雄さん。「『努力によってものごとは解決する』と単純に考える人は、『解決』の方に早く目がゆきすぎて、努力に腰が入らないのである。野球の守備で併殺をしようと、ちらりと走者を見たばかりにエラーをしてしまうのとよく似ている。大事なのは、まず…

努力によって解決しない

河合隼雄さん。「自分の努力が報われないことを嘆く人や、できるかぎりの努力をしてみたが解決の緒が見つからない、と苦しみを訴える人は多い。しかし、翻って考えてみると、『努力すればうまくいく』などということが本当に正しいのか、なぜそうなのかわか…

関心と望ましさのシグナル

アルビン・E・ロスさん。「コストのかかるシグナルが有用だからこそ、多くの大学はキャンパスまでわざわざ足を運んでくれる(関心のシグナルを示す)高校生に特別の注意を払う。一方で良い成績(やクジャクの羽根、銀行の巨大な建物)などは望ましさのシグ…

シグナリング

アルビン・E・ロスさん。「人間は何万年もかけて、わかりやすい関心のシグナルを送る方法を生み出してきた。興味深いことに、最もわかりやすいシグナルの多くが、ある意味では、送るのに最もコストがかかる場合がある。生物は進化の過程で、求愛市場で役に…

シーモアグラース

齋藤薫さん。「でもだから、人は意識的に定期的に自分をチェックし続けないといけないのだ。何をすればいいの? というなら、1時間に1回、鏡を見ること。まずは家で服を着る時には鏡の前に納得するまでいてほしい。取っかえ引っかえ、これでいいと思うまで…

救いは我々の中に

シーモア・バーンスタインさん。「音楽に情熱を感じたり、楽器を練習する理由を理解していれば、音楽家としての自分と普段の自分とを、深いレベルで一体化させることができる。やがて音楽と人生は相互に作用し、果てしない充実感に満たされる。人生には、衝…

100点以外はダメな時

河合隼雄さん。「『運が悪い』と嘆く前に考えてみなくてはならぬことが沢山あるが、そのひとつとして、『人生には100点以外はダメな時がある』ことを知る必要がある。努力を続けて来た、という人のなかには、常に80点以上の努力を続けてきている人があ…

充実人生の第一条件

アーノルド・ベネットさん。「集中力がなければ、つまり、頭脳を従順に従わせる力がないと、本当に充実した生活はできない。頭の働きをコントロールすることは、充実した生活をする場合の第一条件なのです。では自分の頭脳をコントロールするために、何をし…

感謝を習慣化する

岩崎一郎さん。「感謝の気持ちを持つと、『自分は良くなれる』という自己効力感が高まり、記憶力や脳の機能全体が上がることがわかっています。ハーバード大学のラザー博士らの研究によると、感謝を習慣化することで、意志力に関わる前頭前野の厚み自体が0…

ふたつよいことさてない

河合隼雄さん。「私は『法則』は好きではないが、それでも割と好きなのが、『ふたつよいことさてないものよ』という法則である。ひとつよいことがあると、ひとつ悪いことがあるとも考えられる、ということだ。抜擢されたときは同僚の妬みを買うだろう。宝く…

つらい時こそにやっとしよう

佐藤廣士さん。「経営者は従業員に対してつらい仕打ちをしなければならない時もあります。でも、そのつらい仕打ちをつらい顔をして言うのでは何も生まれません。つらい状況の中でつらい仕打ちをするんだけれど、その時にまず、にやっとしておかないと。にや…

交渉の話し方三原則

向谷匡史さん。「サラリーマン諸兄にも使える『ヤクザ流』の『話し方三原則』をまとめてみた。次の3つだ。(1)結論から切り出す。(2)会話の”助走”をしない。(3)語尾をハッキリさせる。この3つが出来ていれば、無用の戦いをしなくてすむ。たとえば…

年間で40%成長

1日に0.1%進化すれば、複利で回っていくので年間で40%の成長率となるという。複利は人類最大の発見だとアインシュタインはいったそうだ。複利をコーポレートファイナンスの最初の授業で習ったとき、何と凄いんだと(そのときの今さらながら)感動したもの…

認知的柔軟性

ダン・アリエリーさん。「私たちの行動は、二つの相反する動機づけによって駆り立てられている。私たちは一方では、自分を正直で立派な人間だと思いたい。鏡に映った自分の姿を見て、自分に満足したい(心理学者はこれを自我動機と呼ぶ)。だがその一方では…