2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

褒めることは娯楽

佐久間宣行さん。「僕にとって褒めることは『最高の娯楽』。だれかのいいところを見つけるのは気持ちがいいし、直接でも間接でも相手の耳に入れば喜んでもらえる。相手を褒めるということは、コストがかからない最強のビジネススキルでもある。人を褒めるの…

三行で撃て

近藤康太郎さん。「一発外すと、次はない。鹿や猪、鴨を追っている猟師は、それが体でわかっています。自動式銃だと三発は連続して撃てるのですが、最初の弾を外すと、次はまず、ないですね。山に、空に、獲物は逃げていく。文章と似ています。最初の一文、…

賭け合わせ法

佐久間宣行さん。「企画は制約も条件もない『なんでもアリ』で考える方が難しい。だから、企画を考えるときにはあえて条件をつけて、自分の脳を締め付けよう。企画は圧をかけた所から飛び出てくるものなのだ。条件をつけたうえで発想する方法として『賭け合…

仕事を引き取らない

佐久間宣行さん。「仕事を引き取ってくれる上司は、ラクだ。70点くらいの出来で提出したら、『後はやっておくよ』と言ってくれると、部下としては安心だし、『手離れ』のいい仕事になる。正直『ラッキー』と思うかもしれない。僕はそう思っていた。でも、そ…

言葉で封じる

佐久間宣行さん。「たとえば僕は、新しい現場に入るたびに『キレる人はキャパシティが狭い。仕事ができないこととイコールだ』と口に出しまくっていた。怒りでまわりをコントロールしようとする人を、先手を打って言葉で封じる作戦だ。封じ込め作戦にはもう…

リーダーは誰より本気で

佐久間宣行さん。「沢山の後輩やスタッフと仕事をしてきた経験から、『みんなのモチベーションを上げる方法』に限っていえば、次のひと言に要約できる。リーダーが誰より本気で楽しそうに働くこと。これに勝る育成法はない。リーダーが明るく、フラットで、…

悪口はコスパが悪い

佐久間宣行さん。「ひとつだけ言えるのは、陰口が自分の耳に届いた時、それでも自分の意思を貫ける人だけが、やりたい仕事に取り組めるということだ。悪口を避けたければ、『無難な仕事』をするしかない。それではつまらないし、もったいない。聞く耳を持た…

「で」を抜くこと

中村直史さん。「マクドナルドと言えば、『でも・しか』的要素が強かった。マックでもいくか、マックしかないから行くか。コロナ下でも追い風が目立つマックだが、実は2018年に『価格』から『体験』を重視した高付加価値戦略に転換したことも奏功している。…

とにかく楽しそうに働く

佐久間宣行さん。「笑顔でも、大きな声でも、でっかいリアクションでも何でもいい。とにかく楽しそうに働く。その姿を、まわりや上司にアピールする。楽しそうにすることは、『この仕事がやりたかった』という、まわりへのアピールになる上に、チャンスをく…

小さな無理を繰り返す

池田貴将さん。「ではどうやって残りの60%を引き出すのでしょうか。デイビット・ゴギンズは『ゆっくりと脳の支配者を取り除こう』と言います。『君のやるべきことは、自分の基準値を押し上げること。もし君がランニングマシンで走り続けていれば疲れるポイ…

40%ルール

池田貴将さん。「デイビット・ゴギンズは衝撃的な言葉を放ちます。『君がどんな人であれ、君の両親がどんな人であれ、どこに住んでいて、生活のためになにをしていて、どれだけのお金を持っていたとしても、おそらく今の君は本当の能力の40%ほどで生きてい…

知らなかったことを書く

井上荒野さん。「面白いかどうかは、まずは『自分にとって』である。自分にとって面白いとはどういうことか。それは私の場合、『自分がそれまで知らなかったこと』を書く、ということだ。知識というよりは感覚や感情であることが多い。今まで見えなかったも…

注意力資産を無駄なく

池田貴将さん。「脳には『アテンション・キャピタル(注意力資産)』があります。大切な注意力をメールやチャットの返事に無駄遣いすることなく、企画書を書く、営業戦略を考える、プレゼン資料を作るなど価値のある仕事に使いたい。そこで、作業中『頭の使…

メールに逃げない

池田貴将さん。「カール・ニューポートが紹介する研究では、人は6分間に一度、メールやSlackなどのツールをチェックしているそうです。その仕事のやり方では、知的労働者の潜在能力を引き出すことはないそうです。なぜなら、仕事を完了させることよりも、そ…

スマホに逃げない

池田貴将さん。「なぜ私たちの注意は目の前の現実でなくテレビやスマホなどに分散するのでしょう。それは、目の前の現実は思ったより労力が必要で、自分の力では完璧にできないし、疲れるわりに進みは遅いものだからです。そう思ったとたん、目の前にある現…

人の一生は4000週

池田貴将さん。「平均寿命を78歳とすると、人の人生は約4000週。時間を有効活用しよう思うがあまり、多くの人が『時間』について誤った思い込みを強めている。私たちにとって最も幸せな時間の一瞬。それは自分にとって『意味がある』と思うことに向き合って…

バレットで自己認識

池田貴将さん。「ライダー・キャロルは、『自己認識というのは一生続くプロセス』だと言います。だから、『どうすれば自己認識できるか』ではなく、『どういうやり方なら、ずっと自己認識の作業を続けられるか』を考えた方がいいのです。答えはたった一つ。…

習慣を作る脳の三段階

池田貴将さん。「脳は三段階を経て、習慣を作るのだそうです。1段階目は、『きっかけ』です。ここから脳が自動作業モードに入りますという合図ですね。2段階目が、『ルーティーン』です。同じきっかけに対して、同じ行動や思考を繰り返すことで強化されま…

神経適応と耐性

池田貴将さん。「快感を得ると、その直後には、『またそれを得たい』という欲求が湧く。ポテトチップスを1枚食べたら、『もう一枚』という欲求が生まれる。これを満たす簡単な方法は、食べ続けること。しかしその先には問題が起こる。これは『神経適応』と呼…

多すぎる快感が不快感を生む

池田貴将さん。「研究によって、『多すぎる快感』が『不快感』を生み出すことがわかってきたそうです。『痛みと快感はバランスを取って働いている。脳の中に快感と痛みのシーソーがあると想像してみよう。なにもなければシーソーは拮抗したままだ。私たちが…

習慣の抱き合わせ

池田貴将さん。「どうしたら新しい習慣をより魅力的なものにできるのでしょうか。『私たちを突き動かすものは、報酬が手に入ることよりも、報酬への期待なのだ。興味深いのは、私たちの脳は、実際に報酬を貰った時も、報酬が貰えるだろうと期待したときも、…

見せたら負け

池田貴将さん。「ジェームズ・クリアは悪い習慣のやめ方として、『きっかけを見えないようにする。その習慣をつまらなくする。難しくする。満足できないものにする』を挙げ、また良い習慣の続け方としては、『きっかけをはっきりさせる。その習慣を魅力的に…

自動化で時間を確保

池田貴将さん。「グレッグ・マキューンは、一度やったら二度とやらなくていいように自動化せよと言っています。自動化とは、あなたの作業や努力をなくしつつ、有益なことができている状態のこと。『少しずつ貯金をする』のではなく、『定期預金の自動引き落…

孤高の時間

池田貴将さん。「『レオナルド・ダ・ヴィンチが『最後の晩餐』に取り組んでいるとき、彼は早く起きて修道院に向かった。助手や群衆が誰一人としていないときは、彼は一人になることができ、無音の中で、自分の思考に浸り、目前の巨大な挑戦に向き合うことが…

ジャーナルのプロセス

池田貴将さん。「一日の終りに、私は自分の一日を考察する。自分がしたこと・言ったこと、自分に隠し事をせず、全てを書き留めてみる。この自己考察の後、私は眠りにつくことができる』とは哲学者セネカの言葉です。このプロセスは『ジャーナル』と呼ばれ、…

4つの要因を遠ざける

池田貴将さん。「『最も簡単なフローを続ける方法は、フローを妨げる4つの要因を遠ざけることだ』。1つは中断です。エンジニアが集中状態を一度中断すると、その集中状態に戻ってくるまでに15分かかると判明したそうです。2つめは否定的な思考です。『ど…

軽い身体的活動が

池田貴将さん。「具体的にどうすれば『デフォルト・モード』に切り替えられるのでしょうか。『研究が示しているのは、程度の軽い身体的活動が最も良いということだ。長いドライブをしたり、プラモデルを組み立てたり、庭仕事をしたり、ギターを弾いたり、絵…

意図的に忘れる

池田貴将さん。「脳にできるだけ負荷をかけた後は、その問題について意図的に『忘れる』『思考から追い払う』ことが必要だそうです。情報処理を、意識から無意識にバトンタッチするためです。脳には、情報を処理し、判断し、意思決定をする『エグゼクティブ…

常日頃から目配せを

新谷学さん。「組織でいい仕事をする上で大切にしていることがある。『この人間と一緒に働きたい』と思う人間については、常日頃から目配せをしておくことだ。仕事を重ねていくと、『こいつは自分にないものを持っているな』『彼と組めばいい仕事ができるな…

職場は明るく楽しく

新谷学さん。「編集部の明るいムードは大切だ。もちろん校了作業でゲラを読んでいるときなどは真剣勝負だが、みんなで出前を食べているときにはバカ話をして笑い合う。そういう雰囲気が大事なのだ。職場は明るく楽しくないとダメ。会社に行くのが楽しく、同…