2024-01-01から1年間の記事一覧

ネガティブとごきげんの両立

佐久間宣行さん。「どんなに経験を積んだり、成功してお金を手にしても、不安やネガティブな感情・悩みから解放されることは、一生ない。だとしたら、こういったもやもやとしたネガティブ感情や思考は、敵でも悪でもなく、むしろ人生を伴走する相棒のような…

還暦を迎えて

何となく自分のこととして信じられない。昔イメージしていた還暦というのは爺さんであったのに。朝、2人からメールを貰って、会社の同僚から、赤いちゃんちゃんこのかわりに赤いゴルフウエアをサプライズで贈って貰った。予想していなかったことなので、嬉…

常にポジティブは

佐久間宣行さん。「気をつけたいのは、常にポジティブであろうとすると、実はごきげんな状態からどんどん遠ざかってしまうというパラドックスです。僕はポジティブ思考の人と、筋トレして自らをストイックに追い込んだりする人は似ていると思っています。ス…

メンタルが安定

佐久間宣行さん。「『ごきげん』というと、いつもニコニコしていて感じがいいとか、気持ちが弾んでいる状態、といったイメージがまず浮かぶかもしれません。けれど、僕の中ではちょっと違います。ごきげんとは、『メンタルが安定していて、ブレない軸がある…

人生のいいところ

吉本ばななさん。「本当に悲しい時でも、でもみんなこういうことを体験したんだなとか、だから好きな人たちには味わってほしくないな、そういうふうに思うことで楽になったりする。ひとりでも幸せになれますよ。でも、ひとりで幸せになれたら、みんなも幸せ…

群れだったから

吉本ばななさん。「これは極論かもしれませんが、人間って結局群れにならないと生きられない生き物じゃないですか。今、この世にあるたいていの問題って、人間が単独では生きられないから起きている問題がとても多い気がします。人間関係が難しいのが不幸の…

個人が安定している

吉本ばななさん。「自分が今夢中で生きられるかは、自分にしかわからない。それがわかっている人は、少なくとも人から見たら、安定して見える。個人が安定しているって、それだけで、他者にも役に立つことですよね。不安定な人といるより、安定している人と…

自分のテーマを解決する

吉本ばななさん。「人間はなんで生まれて、死んでいくのかって言ったら、やっぱり、自分のテーマを解決するためだと思います。たとえばこの家に生まれて、体が強い弱い、顔がきれいそうでもない、親は良い親かひどい親か、などなど自分の生まれ持ったテーマ…

自分の外側の大きな流れ

吉本ばななさん。「小説も、全部を己の考えだけで書こうとすると、小説にならないんですよ。ある程度、枠をつくっておくと、そこに勝手にエピソードがやってきて、その小説に魂が宿るみたいなことが起こる。それって、海に雷が落ちたことで生命が誕生したみ…

宇宙の采配みたいな

吉本ばななさん。「たとえば、同じ部屋にいる上司が、いい人だけどめちゃくちゃ臭いとするじゃないですか。そういう時に『この人も誰かの子どもなんだからと思って受け入れましょう』と思ったからって、解決しないですよね。解決しようと思ったら、いやな顔…

そういう謙虚さを持つ

吉本ばななさん。「自分にとってのいい、悪いって、宇宙にとってのいい、悪いとは限らないじゃないですか。宇宙って大きいから、人間が目先の現実で推し量った小さいストーリーではまかなえないと思うんです。そういう謙虚さを持つ。自分が想像している程度…

『これが幸せ』を精査

吉本ばななさん。「幸せも、パアッと舞い上がっている状態を幸せだと思っているかもしれないけれど、それって表彰台に上がっている瞬間みたいなもので、一瞬のことじゃないですか。恋愛だって『好きです』『俺もだよ』ってなってから、その先をどうつきあっ…

感情に栄養を与えすぎない

吉本ばななさん。「自分の感覚を取り戻すというのは、好き勝手をやることではない。自由と幼児性はまったくの別物ですから。そうならないためには、感情に栄養を与えすぎないことだと思います。極端な例ですが、すぐ感情的に殴る人は、周りからも敬遠されて…

違和感をスルーしない

吉本ばななさん。「人間は習慣を変えるのが一番大変なもので、よくないと思っていることでも、これまでそうしてきたというだけで、そのままなんとなく続けてしまう。うまくいってないことでも、しかたがないと諦めて受け入れている。そういうことが一日の中…

日々の微調整

吉本ばななさん。「自分を愛するって、抽象的なことみたいにとらえられがちだけれど、日々の微調整のことだと思います。みなさん、案外自分のことを見ていないですよね。自分の事なのに、実はよく知らない人が多い。たとえば、ランチを食べるとお金がかかる…

自分の感覚を育て直す

吉本ばななさん。「その友だちに誘われてサーフィンを始めるとか、そこから始まっていく新しい流れがあるかもしれない。その人にとっての唐揚げの持つ意味は、その流れをたどっていってみないとわからないじゃないですか。たとえ、『唐揚げなんて、十回続け…

自分の感覚をスルーしない

吉本ばななさん。「今すぐ、どうしても唐揚げが食べたいから、唐揚げを食べる。そんなささやかな欲望さえ、何となく流すのが当たり前になっていたりするでしょう。みんながカレーライスを食べたいって言っているんだから、別に唐揚げじゃなくてもいい。今日…

気分がいい瞬間を

吉本ばななさん。「自分にとっての幸せは何かと言われても、いきなり刷り込みを外したり、社会のことまで考えるのは難しいかもしれない。でも、なるべく気分のいい時間を増やすことは、誰にとっても不可能ではないことだと思うので、まずはそこから始めてみ…

どうせ全部が幸せ

吉本ばななさん。「今起こっていることは今だけなんだと思ったら、悲しみも少しは軽くなるかもしれないし、楽しみもより深く感じられるかもしれない。それこそ、死ぬ時に振り返ったら、どうせ全部が、幸せなんですよ。ただ流れの中で生きてきた人でも、死ぬ…

自分の周りの確固たる空間

吉本ばななさん。「そうやって生きていると、何か良い空間ができるんですよ、自分の周りに。誰にも侵すことができない空間が。『自分が自分にしかわからない喜びを自分に与えた』という時間が積み重なると、自分の周りに確固たる空間みたいなものができて、…

人に言わないこと

吉本ばななさん。「だけど、今ってSNSとかですぐつぶやいたりして、みなさんすぐに手放しちゃうじゃないですか。私もSNSはやっているけれど、誰にも言わないでどこかに行って、それをどこにも載せないし、書かないなんてことは、いっぱいあります。そういう…

自分だけが知っている

吉本ばななさん。「他者から愛されることで肯定的なものを得ようとしているのだとしたら、それはもう、欲と欲の闘いだから、うまくいくはずがないですよね。自分を好きになりたいから、他人に愛されたいっていう悪い依存関係が生まれるだけ。自己肯定感を高…

自分を受け入れる

吉本ばななさん。「自分を受け入れる。それって、『自己肯定感』と最近よく言われている言葉とは別物だと思うんです。自分はこういう所がだめだとか、こういう所はだらしがないとか、誰だって何かしらあるはずで、いい所もあれば、だめな所もあるという方が…

人の縁は決められない

吉本ばななさん。「ブッダの時代から手放せといわれているだけのことはあって、幸せを阻んでいる原因はたいてい欲ですよね。人間関係においても、それは例外じゃないと思います。他者に対する欲が濃くなればなるほど、よくない結果をもたらす。ギュッと欲が…

この人がいると幸せ

吉本ばななさん。「その人がいい状態であれば、周りの人も幸せになる。でも、それって『結果的に』でいいと思うんです。懸命に生きることだけが人にできることだから、結果として『振り返ってみると、この人がいると幸せだったな』とか『会うといつも幸せを…

自分のセンサーを使って

吉本ばななさん。「欲望を追求した先に幸せがあるって思い込んでいると、お金があれば幸せ、結婚したら幸せ、身分があれば幸せって、わかりやすいゴールに飛びつきたくなる。でも、それが本当に自分にとっての幸せかどうかなんて、本当はわからないことです…

流れる時に抗わず

吉本ばななさん。「流れる時に抗わず、過去に別れを告げる事ができれば、必ず次にいけるはずです。人間はそういう風にできているんですから、もうこれ以上がんばれないと思ったら、力を抜いて流れに身を委ねたらいい。白井剛史さんが、あれもこれもやりまく…

自分に矢印が向きすぎて

吉本ばななさん。「負のモードをどうして抜け出せないかって言ったら、自分のことばっかり考えているからだと思うんです。人間って、自分に矢印が向きすぎている時って、決して幸せじゃないようにできている気がします。自己完結して、空回りしている状態。…

時の流れに身を委ね

吉本ばななさん。「弱っている時は、むりをしないほうが結局はいいんだと思うんです。じっと時の流れに身を委ねて、そういうだめな時の自分だからこそわかること、学べることが起こっているんだと思っていればいい。普段の生活の中で、人間関係を見極めるこ…

意志と流れが半々

吉本ばななさん。「自分の体も、自分の人生も、完璧にコントロールしようとすると、ものすごく頑張っているはずなのに満たされず、まだ足りていない気がして、いつまで経っても、幸せを感じられない所に陥る可能性があると思います。変化していく自分の体を…