2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

焼き鳥は鮮度が命

岩本一宏さん。「良質な鶏肉ということになれば、放し飼いにして育てられる地鶏のもの。地鶏は、運動量が豊富だから身が引き締まっている。エサの食いもよく、脂がのって美味しくなる。ただし、放し飼いにするにはそれなりの広さを必要とするので、おのずと…

記憶と想像で

村上芳子さん「確かに、時間は空間のように自分の足で行き来することはできません。でも、人間だけに備わっている『思考』という乗り物に乗れば、自由に過去に行ったり、未来に行ったりできるのです。過去には『記憶』という乗り物で行くことができます。未…

本物の夢は

水野敬也さん。「本物の夢ちゅうのはな、自分と同じ痛みを持つ他者を救うことで、自分を救うことなんやで。夢は、『自分はこういう風になりたい』『こういう世界を作りたい』ちゅう思いや。そして、その思いの元になるのは、怒りや悔しさ、他者への羨望……色…

ウン・ドン・コン

田原総一朗さん。「『三方善し』とともに、近江商人だった祖母から教わったことで記憶に残っているのが『運・鈍・根』です。運がいいかどうかが人生にとって大切なことで、人生を生き抜くには運がなければダメだという教えです。運というのは予め決まってい…

人に会うのが趣味

田原総一朗さん。「ぼくの唯一の趣味は、人に会うことです。どんな人にも魅力がありますから、人に会ってその魅力を引き出すのが面白くてやめられません。そして、面白い人に会いたいから、いつも好奇心いっぱいで世の中の動きに興味を持っているのです。八…

まず自分を裸にする話を

田原総一朗さん。「今のテレビや新聞の記者は、取材の何たるかをはき違えているとぼくは思っています。取材対象に会うと、いきなり取材を始める記者が多いのですが、それでは相手から本音を引き出すことは不可能です。少なくとも一時間以上は取材して、その…

リーダーは聞き上手

田原総一朗さん。「政治家にしても経営者にしても、リーダーになる人には聞き上手が多いと思います。相手の話を聞くことで政治的判断や経営判断の材料にしているのです。松下幸之助さんは八十歳代、ぼくはまだ四十歳代でしたが、松下さんは一時間半にわたっ…

人生には波がある

田原総一朗さん。「人生には波があるのは事実だと思う。それを運不運といってもいいけれども。自分が時代にフィットしているなと感じるときは、時代の流れがよく見える。見える場合には先を読むこともできる。それがピタリと当たるんだね。するとね、もしか…

コミュニティへの道のり

池田貴将さん。「では、あなたのことを知らない人が、どういうプロセスを辿れば、コミュニティの一員になるのでしょうか。ジョン・レヴィは3つのステージを挙げます。ステージ1:まずは発見されること。ステージ2:そのブランドや人に熱中すること。ステ…

成功への5ステップ

レイ・ダリオさん。「自分の頭でじっくりと考えて、1:何を求めているのかを決める。2:実際、今何がどうなっているのか(現状)を明らかにする。3:求めているものと、現状を比較して何をすべきかを決定する。これを謙虚に、オープンマインドで行う。そ…

楽しい気持ちになれるか

村上春樹さん。「それでは、何がどうしても必要で、何がそれほど必要でないか、あるいはまったく不要であるかを、どのようにして見極めていけばいいのか? これも自分自身の経験から言いますと、すごく単純な話ですが、『それをしているとき、あなたは楽しい…

信頼を作る3つの要素

池田貴将さん。「ジョン・レヴィは、『誰かを信頼するということは、その人に対して弱くなることだ』と言います。信頼とは、その人にとって貴重なものを明け渡すことです。『信頼』は、3つの要素から作られます。(1)能力を磨く。とにかく能力の高い人は…

極意は相手に惚れること

田原総一朗さん。「インタビューとは、相手の本音を引き出すことです。物事には必ず、本音と建前があります。建前を聞くだけなら新聞を読めば済むことです。取り調べをする相手に真実を吐かせるとき、テレビドラマや映画では被告を怒鳴りつけたりテーブルを…

つながりと信頼

池田貴将さん。「『影響力とは、以下の副産物である。あなたが誰とつながっているか、人々があなたのことをどれだけ信頼しているのか、そしてコミュニティを分かち合っているというという感覚をどれだけ与えられているか』(ジョン・レヴィ)まずは当たり前…

がんじがらめになると

小澤征爾さん。「フランス語で、スープルって言うと、リラックスして、脱力してって……。苦労して汗水たらして指揮してた。『海』、ドビッシー。ぼくそんなの指揮したことないからさ、がんじがらめになっちゃってるわけよね。ドビッシーが書いたもの、ぜんぶ…

一日の濃度をあげる

池田貴将さん。「『あなたのゴールはなんなんだ? なにをめざしているんだ? 今から一か月経った時に、一か月分の価値ある前進をしているのか? それともなぜうまくいかないかの言い訳で一カ月分の自分を守り続けるつもりなのか? 飼いならされたロバになる…

不運からいかに立ち直るか

田原総一朗さん。「誰でもこういう運不運のリズムがあるんだと思う。問題は、不運のリズムに入った場合、どう脱出するか。そこが大事なんだよね。川上哲治さんは座禅を組んだり、仏像と向かい合ったりしたという話がある。つまり、占いや宗教ってのは、いい…

清潔感の身だしなみ

橋本京明さん。「強運な人たちを見ていると、外見的な共通点があります。それは、どの人も、『清潔感のある身だしなみ』であること。高級品を身に着けてキレイな格好をしているというわけではなく、襟のパリっとしたシャツを着ていたり、ヘアスタイルがこざ…

自分の最高を引き出す

池田貴将さん。「オプラ・ウィンフリーは『私を何年も突き動かしているのは、きっと人類に共通する欲求だと思う。人生で最も求めているのは、人間として、自分の中にある最高、最大、最善の可能性を引き出して生きること。そしてその欲求は、私が最後の息を…

プライドを捨てて聞く

池田貴将さん。「『とにかくたくさんの質問をすること。僕はとても好奇心がある。だってもっと上達したいから。頭の中には、これまでの試合の歴史が詰まっている。僕はそれが誰でも、そこがどこでも、つねに質問をし続ける』コービー・ブライアントは試合の…

ずっとそのことを考える

池田貴将さん。「『ある分野で立派な存在になりたいと思うなら、延々とそのことについて思いを巡らせなければならない。取り憑かれているかのように没頭しなければならない。多くの人が立派になりたいと言うが、実現するための犠牲をすすんで払おうとはしな…

あえて強引に遮る

田原総一朗さん。「いまも、権力を持った人がもっともらしい口調で話すときは、疑いの目を向けてしまう。『正しい』とか『間違っている』というのはどちらにしても危ないことだと思うようになったのも、この頃の経験によるものだ。だから、『朝生』も、番組…

もっと早く始める

池田貴将さん。「『僕は一日をもっと早く始めれば、もっと多く練習ができて自分を高めることができると思った』コービー・ブライアントにとって朝4時とは起きる時間ではなく、練習場に着く時間でもなく、トレーニングを開始する時間だったそうです。私たちの…

書く時間を決める

近藤康太郎さん。「一年以上も同じものを書き続ける。あるいは、一生、なにかを書き続けることに決めた。そういう人は、『好きなとき、暇なときに書けばいい』というわけにはいきません。書く時間と場所を、きちんと決めていなければならないんです。時間帯…

文章の3感

近藤康太郎さん。「スピード感、リズム感、グルーヴ感を考えます。「3感」は、文章を書く要諦です。ひとつひとつのテクニックよりも、「3感」を意識することのほうが重要です。意識さえすれば、必然的に言い換えを試みることになる。言い換えるとは、考え…

自分はこういう者である

近藤康太郎さん。「二手目、自分はこういう者である。自己紹介ですね。自分の会社名、部署や肩書はもちろん、いままでどういう立ち位置で仕事をしてきたか、いま現在はどういう問題意識をもっているのか、『自分がたり』はなるべく簡潔かつスピーディーに、…

ラブレターは三手詰め

近藤康太郎さん。「手紙でもメールでも、こちらが三手動かすことで、相手玉を詰まさなければならない。相手を口説き落とさなければならない。一手目、自分はあなたを知っている。なにをあたりまえというなかれ。これが書けている人は、ほとんどいません。仕…

結は転のお導き

近藤康太郎さん。「転は、年とともに進化、深化していかなければならない。転とは結句、問いを深くしていくことだ。これ以上は考えられない。これは、自分の知る限り、新しい考え方だ。誰も示していない、ものの見方だ。そういう、岩盤にコツンと音がするま…

微笑のユーモアこそ

近藤康太郎さん。「本来書き始めた目的とは違う方向に、どんどん脱線していく。そこで重要なのは、乗客に脱線していると悟られないことだ。そのために必要なのが、ユーモアだ。本題と違うことを書いていて、それでも脱線と思われないのは、そこにユーモアが…

古今に深める

近藤康太郎さん。「転の①は、時間軸を長く考えることだ。できうる限り過去にさかのぼり、昔はどうだったのか考える。明治、大正はもちろん、平安時代、飛鳥時代はどうだったのか。文献が残っている最古の所まで調べるつもりで、渉猟する。転の②は、東西に広…