2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

好調時に欠点を直す

米長邦雄さん。「勝負は勝ったり負けたりである。しかも、勝ち・負けと順繰りにいくわけではなく、9連勝することもあれば、8連敗することもある。前者の時を好調、あるいは絶好調といい、後者の時を不調、あるいはスランプという。この好調時、不調時にな…

耐えるか動くかの判断

米長邦雄さん。「形勢が悪くなった時に次にまずいのは、ただじっとうなだれていることである。将棋でも、『このままズルズルいくのだろう。どうやっても負けだ』と思って指していると、チャンスは来ない。来ないというより、チャンスが見えてこない。だから…

追いつめられた時の対応

米長邦雄さん。「追いつめられた時に最もまずいのは、うろたえて不用意な動きをすることである。不利な時というのは、相手が刀を振り回しているのを必死にかいくぐっているようなもの。ムキになって反撃したり、怖じ気づいて背中を見せたりすれば、そこでバ…

フォレットの状況の法則

産業能率大学のコーチングのテキストから。「英国の経営学者フォレットは、たとえ指示や命令であっても、その背景となる状況を伝えることによって、それがメンバーに屈辱感なしに受容されることを発見しました。それを、『状況の法則』と呼んでいます。これ…

創造的なものというのは

安藤忠雄さん。「これまで、世界中の建築コンペに参加してきたが、勝つことはめったにない。まさに『連戦連敗』だが、負けたときは、優勝した建築家の提案を分析することで、勉強をすることができる。このような経験は、コンペに限らず日常の仕事の中にもあ…

プロジェクトマネジメントの要諦

斎藤敬さん。「プロジェクトとは目的が特定されているものであり、タイムリミットがある。失敗は許されない。臨時組織であり、混成部隊である。ゆえに複雑であり、不確実である。そして、不可能と思えることへの挑戦であり、創造である。初めに基本を押さえ…

徳ある者には地位を与えよ

金井壽宏さんと高橋俊介さん。「能力主義と成果主義を混同して使っている人が、専門家の中にもときおり見かけられるが、この2つは明らかに別の概念であり、きちんと区別する必要がある。GEの会長だったジャック・ウエルチ氏は、『能力のあるものにはチャ…

左脳で課題の論点分解

河瀬誠さん。「右脳の作業が一段落したら、左脳で課題をロジカルに分解していく。論点分解の仕方はたくさんある。どれが正解というわけではない。いろいろな視点から軸を出して、ゼロクリアを繰り返し、納得のいく論点を見つけよう。(略)次は両脳の作業を…

右脳で仮説の洗い出し

河瀬誠さん。「右脳作業で仮説の洗い出しをする。まずは、仮説の種が必要だ。考えられる仮説をとにかく出してみよう。これは発想の右脳の作業だ。くだらないと思えるアイデアでも否定せず、イメージをどんどん膨らませよう。とにかく思考を発散させよう。一…

「見える化」で問題解決

遠藤功さんは「問題解決の第一歩は問題発見である。発見されない問題は永遠に解決できない。その問題発見を効果的に行うための仕組みが『見える化』である。『見える化』によって、問題発見力を鍛えるのだ。だから向上だけではなく、営業でも、研究・開発で…

課題の目的と動機を確認しろ

河瀬誠さん。「戦略思考の作業に入る前に、そもそも解決すべき課題を確認し共有しておこう。課題の目的を確認するためには、次の4つの質問をしよう。(1)解決すべき課題とは?そしてそれはなぜか?(2)具体的な達成目標は?そしてそれはなぜか?(3)…

時代の変化が分からねば失格

常磐文克さん。「ビジネスがうまくいくということは、私たちがやることと、周囲の環境や枠組みがうまく合っている場合なのです。環境は常に変化するものだし、特に今は地殻変動的な大きな変化の時代ですから、従来通りのやり方を続けていてもうまくいくわけ…

ピグマリオン効果

キプロス島の王ピグマリオンが、自分の彫った女性の像に恋をして、命が宿ることを一心に願い続けた。それを知った美の女神アフロディテはその願いをかなえて彫刻に命を与えた。ガラテアと名付けられたその女性とピグマリオンは永遠の愛を誓い、バフォスとい…

社会の変化が経済を動かす

常磐文克さん。「ドラッカーさんは、経済が社会を動かすのではなく、社会の変化が経済を動かすのだ。大切なのは、歴史の流れや社会の流れを見通すことだ・・・常にそういう目で社会を見ながら経営をしなさい、ビジネスマンとして生きなさい、と言っているの…

小売業は経済学より心理学

安田隆夫さん「まず、最初に言っておかなければならないことは『小売業の本質というのは経済学ではなく、心理学である』ということだ。最近、『お客様第一主義』を標榜する企業が増えてきているが、ほとんどの企業が、結局のところ経済合理性を優先している…

努力の過程を可視する  

桜井正光さん。「スタート当初は夢であっても、それを一歩ずつでも現場・現実に近づけるための努力をし、その過程をできるだけ数値的に“可視化”して、全社員に説明できるようにしていく。これがリコーにおける自己改革の進め方だ。その結果の失敗であれば、…

現場をつぶさに見て歩く

稲盛和夫さん。「数ヶ月でいいから、現場をつぶさに見て歩いて下さい。現場を知らずに、『ああせい』『こうせい』と言っても、誰も話を聞きません。あなた自身が仕事の要点を把握し、業務内容からコストまですべて見ることができて、初めて核心をついた指導…

メセナと社会貢献推進部

日本経済新聞から。「トヨタ自動車が『社会貢献推進部』という新しい組織を設けて半年がたった。企業メセナ(文化支援)や環境保護活動を手がける人材を一カ所に集め、より戦略的に取り組む狙いだ。『欧米で車販売のシェアが上がることで、戦前の黄禍論のよ…