2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
安田登さん「初心の『初』は『衣』偏に『刀』です。着物を作るために布地に刀を入れるということを意味します。衣を刀で裁ち切る、それが『初』です。着物を作るために、まっさらな反物に鋏を入れる。もったいないし、失敗の可能性を考えると怖くもある。だ…
エスター・ヒックスさん。「感謝は、感情のスケールが上位(レベル22のうちトップ5)のときに効果があります。周囲に目を向けることから始めて、喜びを与えてくれるものに少しずつ気づいていきます。一日を通して感謝する対象を見つけるのが目的なので、…
沢井淳弘さん。「まずは、視覚をつかう集中です。さて、一点に集中するには、できるだけ単純なかたちのものを見るのがいい。それは、たとえば、白地に描かれた『丸い黒い点』です。これをじっと見て、意識を集中するのが一番効果的であることは、いろいろな…
ジェイ・ハインリックスさん。「アリストテレスは、『ロゴス』『エートス』『パトス』と呼んだ。『ロゴス』とは、論理の力を使った技法である。ロゴスは単に論理のルールに従えばいい訳ではない。聞き手が考えていることを利用する一連の技術を指す。『エー…
黒川伊保子さん「では、キレられたら、どうしたらいいかだが、それはもう真摯に謝るしかない。目の前の大切な女性がキレたら、彼女の脳の中では、過去の悲しい思いが累積して溢れたのである。今の一回がどんなに些細なことかなんて、説明している暇も権利も…
黒川伊保子さん「『心の動き』を見出しに格納された記憶には、想起した瞬間に瑞々しく再体験するという特徴がある。私達女性は、物心つく前の記憶さえも総動員できる可能性がある。女性脳にこのセンスがあるからこそ、あなたも私も母たちに無事に育て上げて…
黒川伊保子さん。「50代の知る本質は、文脈依存の本質。因果関係の真理を言い当てる。60代に入ると、本質の回路の抽象度が上がり、直感の域に入ってくる。ことばにならない納得が、降りてくるのである。能や書や古美術など、ことばにならない深遠の芸術は、…
山崎啓支さん「意識と無意識の特徴をひとことでいうなら、意識は思考・言葉であり、無意識は身体・感覚です。犬恐怖症の人に『おとなしい犬だから大丈夫だよ』といった言葉は通用しません。なぜなら感覚は理屈ではないからです。嫌いなものは嫌い。嫌なもの…
沢井淳弘さん。「一つの音に耳を傾けることによって集中を図り、瞑想に入る方法です。一音傾聴法では、いわゆる『半眼』の状態で続けられるからです。半眼とは、視線を約1メートル先におとし、視界が半分になっている状態です。単純な音がいいのです。『流…
山崎啓支さん「願望を実現するための究極のアプローチとは、『いまの自分をどこまでも肯定できる自分をつくること』です。現在の自分の状態をOKと思える人は、過去のこともすべてOKととらえ、未来もうまくいくものとしか考えません。未来に対してよいイ…
安田登さん。「十有五で学に志した孔子の魂の遍歴は、七十歳の『心の欲する所に従いて矩を踰えず』で完成します。孔子にとって『心』とは、決して表層の『こころ』ではありません。その深層にある『思い』でもなく、さらに深層にある芯である『心(シン)』…
池谷裕二さん。「普通、好きな人を振り向かせたいときには、『プレゼントをあげる』という考えが浮かびますよね。でも、そうじゃないんです。好きな人からプレゼントを貰うんです。あるいは仕事を手伝って貰うんです。なぜかというと、仕事を手伝わされた相…
池谷裕二さん。「『単純接触現象』といって、長時間接しているほど好きになるという脳の性質を示しています。結局、近くにいる人はよく接しているから好きになりやすい。これはかなり根強い現象だと思って貰っていいです。ところが、話はそんなに簡単ではあ…
吉井雅之さん。「決め言葉と同じように、決めポーズを作るのは効果的です。例えばガッツポーズはとても良い決めポーズです。だから何かあれば、とにかくガッツポーズをすると決めておけば、脳もその出力を信じてプラス思考が完成します。スポーツ選手が、試…
池谷裕二さん。「酒でストレスを発散する習慣について、上山敬司先生らの研究を紹介したい。脳のストレスの目安として、ストレスホルモンではなく、zif268という遺伝子に着目している。ストレスがかかると、脳のzif268が動きだすのだ。ネズミにアルコールを…
黒川伊保子さん「まとめよう。左右脳連携を断つことで、脳を最大限に活性化できる男性は、坐禅によって無我の境地に至ることで、脳を強化してきた。さらに、厳しい仏行で追い詰められたりすると、闘争心を倍増するテストステロンを分泌するので一段とタフに…
吉井雅之さん。「習慣を続けた時間と自分の成長度合いは、決して比例しません。始めた当初は、やってもやっても成長を実感できない時期が続くこともあります。スタートから一定期間は手応えがあったのに、途中で成長が止まったように感じる時期もあります。…
池谷裕二さん。「外発的動機付けとなるものは、何か食べられるとか、一か月間働いたら給料がもらえる、といった具体的な褒美である必要はなく、もっとも原始的で安上がりな方法は、『褒めること』です。褒められたら、どういうわけかわかりませんが、人間は…
池谷裕二さん。「右脳の角回を刺激すると何が起こったか。刺激された人によれば、『自分は2メートルぐらい浮かび上がって、天井の下から、自分がベッドに寝ているのが部分的に見える』という。幽体離脱だね。専門的には『肉体離脱体験』という。心が身体の…
池谷裕二さん。「アルコールは大脳皮質の活動をよく抑えます。アルコールはたまたま大脳皮質によく効く化学物質であっただけのことです。逆に、たまたま脳幹の部分に作用するような薬物があったなら、それは生命を脅かす物質となりますから、毒です。もはや…
安田登さん。「何かを修得しようとすれば、長い時間がかかるのは当然です。しかも結果がまったく見えなければ、よけいにつらくなります。その長くつらい学びの日々の果てにこそ、本当の『学』の喜びが訪れる。注意したいのは、この文(学んで時にこれを習う…
山崎啓支さん「五感をフルに使った強いイメージトレーニングをすると、プログラムができます。つまり、新しいセルフイメージができるのです。勿論、ここでのイメージは未来の架空のイメージにすぎません。しかし、それでいいのです。なぜなら、脳は実際の出…
池谷裕二さん。「基底核は計算ミスをしない。箸を持つのに毎回失敗しないですみますね。正確無比なのです。こうした高度な記憶を操るのが基底核。だから基底核の作動は、無意識かつ自動的かつ正確だと言えるのです。二つ目の特徴は、1回やっただけでは覚えな…
池谷裕二さん。「脳の研究では、『直感』と『ひらめき』をまったく違いものとして取り扱っています。脳機能の視点からみると、まるで別物です。実際に、脳内メカニズムが違うのです。直感もひらめきも、何かフとしたときに考えを思いつくという意味では似て…
山崎啓支さん「この『アズ・イフ・フレーム』で、もっとも重要なのは『なり切る』ことです。何をどうしたいのかイメージする際、意識は現在から離れて思い切り未来に行く。その未来で、願望実現後の自分を深く体験するのです。願望を実現した状態があたかも…
山崎啓支さん「すると脳が錯覚する。『ああ、これが自分なんだ』と思うようになるのです。よく、「欲しいものがあったら、その写真を壁に貼っておきなさい」といわれますね。これはイメージのリアリティを高めるためなのです。『手に入れて当然』という状態…
山崎啓支さん「実は、脳は実際の体験と想像上・イメージの体験を区別することができないのです。どちらも実際の体験だと思ってしまうのです。意識とは、思考・言葉でした。無意識とは、感覚でした。言葉を聞くと、無意識にその言葉に関連するイメージを見て…
小林弘幸さん「無意識を引きだす4つ目のスキルは、「こまごましたことを徹底的に自動化する」こと。迷わないためには、身の回りのこまごまとしたことやどうでもいいことに対して、いちいち意識しないで済むようにしておくことが大切です。日常の細かいことを…
松浦弥太郎さん。「心には限界がないから、心で考えれば自分の枠を超えることができる。より大きな夢や目標を思い描き、それを現実にすることもできます。誤解がないように付け加えておけば、これはスピリチュアルな世界で言われる『思えば、叶う』という話…
安田登さん。「大切なことは年を取っても『花』を保つことです。それは決して『若さ』を保つことではありません。『若さ』というのはいずれはなくなるもの。それに頼っていては、芸能者としてはむしろ危険なのです。世阿弥が老いの『誤り』としてあげている…