2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

人生の基本動作を行えば

桜井章一さん。「物事がスムースにうまくいく時のやり方、自分が気持ちよく感じる行動、そうしたものは全て基本の動作や心構えから生まれます。『準備、実行、後始末』をきちんとすることを始め、基本動作や心構えには色々ありますが、中でも重要なのは『変…

挑戦する文化を創る

猪股浩行さん。「これは福島正伸先生の言葉なのですが、『上手くやるより、一生懸命やる文化を創る』こと。そういうことを当社では大切にしています。そういう文化を創るには、『動機が善なりで、一生懸命やって失敗したことについては、追求したり責任を過…

誰が、なぜ喜ぶのか

楠木建さん。「アスクルのコンセプトは、小規模事務所の消耗品の補充の最前線にいる人々の状況や気持ちや行動を見据え、彼らが絶対に喜ぶだろうという価値を構想したものです。本質的な顧客価値を突き詰めるとは、『誰が、なぜ喜ぶのか』とリアルにイメージ…

シュートの軸足を決める

楠木建さん。「WTP−C=P。これが最も根本的な利益(P)の定義です。WTPはWilling to Pay、すなわち顧客が払いたいと思う水準を意味しています。一つのシュートは、コストに軸足を置くシュートです。一方、コストの点では他社と同等かそれ以上にかかっ…

ストーリーに基づく競争優位

楠木建さん。「近年の競争環境では、もはや個別の要素では決定的な得点力にならなくなってきています。また、独自のストーリーに基づく競争優位は、それが目立たない、『静かな差別化』であるだけに、他社にとって模倣しにくく、結果的に優位を持続しやすい…

間際シンドロームの大損

佐々木常夫さん。「実際の締め切りをデッドラインに設定してはいけない。つねに、実際の締め切りより少し早めに設定するのだ。なぜか? それは、『間際シンドロームの大損』があるからだ。間際での仕事にはロスが多いという意味である。たとえば締め切りギリ…

大阪の愉しみ

ある会合で、通天閣に行ってきたよという話をされた方がいた。娘さんと通天閣に登ってビリケンさんを拝み、二度漬け禁止の串カツを食べてきたよ、と。通天閣には登ったことがないなあ、と思っていたのだが、確認すると、結婚前に一度だけ登ったことがあるよ…

北海道の愉しみ

小学校5年生の夏休みに、前日まで熱が出てどうなるか、というのを乗り越え、エースの家族旅行で北海道に行った。アイスクリームとじゃがいもの美味しさを覚えている。二度目以降は会社に入ってからで、まずは89年にビデオ社内報の取材で、ついで東京から…

確かにこんなものが

延岡健太郎さん。「キーエンスが高い業績を持続できているのは、組織能力での差別化ができているからです。高付加価値の源泉は、『顕在化していない潜在ニーズ』を発掘して『世の中に無い商品』を開発する点にあります。顧客が欲しいというものをそのまま提…

40代で人生の方向性を

柳井正さん。「40代で自分の方向性をしっかりともっている人はいいんですが、方向性が定まっていない人は非常に危険だと思います。40代は青年から壮年に移る時期です。50代になると、壮年から老年に移りつつある。40代で方向性がきちんと定まって、自分の人…

45歳ぐらいが仕事のピーク

柳井正さん。「僕は、社会人として45歳ぐらいが仕事のピークだと思っているんですよ。体力も気力も充実し、経験も積んできている。信用や人脈も築いてきているし、ビジョンを描けば、それを実現できる立場にもある。だけど、20代、30代じゃ世間的な信用度は…

本当にいいと思って

山田五郎さん。「よく”仕事だから割り切ってやれ”って言うけど、雑誌の仕事はそれじゃダメ。それなりのページしか作れない。紹介する側が本当にいいと思って、体重のせてやんないと、読者を説得できない。淀川長治さんが『日曜洋画劇場』で解説してたのは、…

クラシックの曲

最近、朝の7時になると目覚めの音楽でクラシックをかけている。さて、指揮者やオーケストラを別にして、クラシックの曲で何が好きなのだろうということでベストテンを作ってみると、こんな感じになった。第1位「パッヘルベルのカノン」、第2位「ブラーム…

スカッシュの想い出

NYUの体育館にスカッシュコースがあった。もともとは日本人の先輩に誘って貰ったのがきっかけで始めて、クラスの同級生を誘ってやっていたりした。で、スカッシュの基礎コースみたいなのが大学にあり、それに登録して先生に習った。練習で対戦していた中…

水泳の愉しみ

プールの季節になった。小学生の頃、朝日少年水泳教室に行った夏休みがあったことは覚えているけれど、クロールはできない(やると、溺れているようだといわれる)あの、優雅な腕の抜きが羨ましい。かろうじて平泳ぎができるので、金槌ではないのだが、得意…

取り越し苦労はするな

内田樹さん。「『もし結婚しなかった場合でも大丈夫』なようにマンションを買ったら、いまだに独身。あるいは、オートレースにおいて転倒したライダーは、絶対に立ち上がってはいけない。コース上に立つ人の姿を見た後続のライダーは、みるみるそこに吸い寄…

人間は複合的なもの

石原慎太郎さん。「社会は新しい創意、新鮮なアイデアを求めている。どんな組織でもそう。でなければ滅びていく。俺はいまだに自分の発想力を信じている。それを得るにはいろんなことをしないといけないんだな。小説を書き続けなければ政治家としての発想は…

一日に一回よろこぼう

五木寛之さん。「以前、一日に一回よろこぼう、と考えたことがありました。ちょうど男の更年期にあたる時期で、毎日がとてもしんどく感じられた頃のことです。一日に一回、どんなことがあってもよろこぶ。そう決心しました。そして、それを手帖に書くことに…

ささやかな幸福の種を

新井満さん。「幸福とは、こだわりを捨てて日々を楽しく生きることです。さらに、たとえどんなに貧しい生活でも、家族がいて、一緒に楽しく夕餉をとることができるならば、これ以上の幸せはないと思ってよいでしょうね。そう考えると幸福の種は日常の片隅に…

たのしみは朝おきいでて

新井満さん。「私の座右の書に橘曙覧(たちばなのあけみ)の『独楽吟』があります。『独楽吟』と題された52首の和歌はいずれも「たのしみは…」ではじまるのですが、その中の「たのしみは 朝おきいで〜」の歌が、94年に天皇皇后両陛下が訪米した際の歓迎…

デュアルメッセージ

松岡正剛さん。「『きれいさび』というコンセプトがあります。なぜ日本でプラチナが売れているか。なぜ燻銀というような価値観があるか。桂離宮はなぜ日光よりもいいのか。そういうものは、必ず寂しいのに(豊か)、あわれなのにあっぱれ、もう結構なのに結…

ただで捨てる勇気

下の息子と将棋の名局を並べてみようということになって、2008年第33期棋王戦の五番勝負第1局の羽生善治二冠(当時)対佐藤康光棋王(当時)の対局をネットの棋譜で見ながら並べてみた。133手目羽生さんの▲5五馬のタダ捨てに驚愕した。大事な財産である「馬…

小さな幸せのミルフィーユ

小山薫堂さん。「幸せとは、ものすごく大きな塊ではなく、小さな喜びを重ねていくもの。そう考えれば、幸せになるのはすごく簡単、ささやかな幸運や人の好意に敏感になるだけでいいのではないかと思います。幸せとは、決して大きな出来事だけではないと思い…

発見の手帳

梅棹忠夫さん。「わたしたちが手帳に書いたのは、『発見』である。まいにちの経験のなかで、なにかの意味で、これはおもしろいとおもった現象を記述するのである。あるいは、自分の着想を記録するのである。それも、心おぼえのために、みじかい単語やフレー…

五事を整える

福田晃市さん。「『孫子』の「始計」は開戦の前に勝算を図る手段。戦いの前に整えるべき五事とは、「道(モラル)」「天(タイミング)」「地(地の利)」「将(リーダー)」「法(制度)」という、戦いに必要な5つの項目のことです。(1)道:モラルがあ…

アイデアマゾになろう

小山薫堂さん。「あまり環境が快適すぎると、やはり創造的なことは生まれにくいのではないかと思います。ルネッサンスも、前の時代に、宗教による締め付けや色々な抑圧があったからこそ、『生きるとは何か』を突き詰めて考えたり、死の恐怖から逃れる為に芸…

戦略立案の巻き込みプロセス

ニコラス・カシャネールさん。「最良の戦略に至るには3つの方法で『巻き込みプロセス』をストレッチさせる必要がある。(1)トーンを変える。これは、おびただしい数のテンプレートを埋める作業はやめて、現実的で慣習にとらわれない戦略的対話を行なうこ…

自分が何でメシ食ってるか

矢沢永吉さん。「やるよ、やる。自分が何でメシ食ってるかってこと知ってるもの。他の方は手を抜くよ。オレは、大切にしている3本柱がある。これだけは、どんなやつにも侵させない。汗をかいて、牙をむき出しても守る。レコードをつくる。曲をつくること、…

忍耐力の欠如は

ナポレオン・ヒルさん。「忍耐力の欠如は、失敗の最大の原因の一つである。この忍耐力の欠如が、大多数の人間に共通している弱点であることに間違いはない。しかし、この弱点は努力によって克服できる。その最も簡単な方法は、ひたすら自分の願望に心を集中…

どうしても犠牲にしたくない

ウィキペディアによると、キャリア・アンカーとは、「米の組織心理学者エドガー・H・シャインによって提唱された概念。ある人物が自らのキャリアを選択する際に最も大切な(どうしても犠牲にしたくない)価値観や欲求のこと。周囲が変化しても自己の内面で不…