2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

適切かつ正確な事実を

ハロルド・ジェニーンさん。「マネジャーが目的を達成するためには、何としても、正しい決定をするのに必要な情報を入手しなければならない。真の状況を把握するための正確な事実が必要だ。信頼できる情報に拠ることができれば、決定を行うことはさほど困難…

気配を感じ取る力

桜井章一さん。「目だけで場を見ていては、テクニックにごまかされてしまう。また、見ることに囚われていると、最も肝心な『感じること』がおろそかになりがちです。気配を感じ取る力が邪魔されてしまう恐れがあるのです。『何も見るな』と言っているわけで…

幸せの黄色い

「あなたは48時間以内に真っ黄色の車を見かける、という実験をやってみましょう」というある本の実験をやってみた。すると、まあ真っ黄色な車が目に付く。3台も4台も。真っ黄色なランボルギーニ・カウンタック(たぶん)まで。ちょっとまてよ。それは世…

卓越した一本の企画を

日経新聞から。「知的労働で問われるのは「一時間で何を生み出すか」。平凡な企画ではなく、卓越した一本の企画を生み出すことが求められる。優れた企画を生み出すには、『自由に使える時間を大きくまとめる必要がある』とドラッカーはいう。大事なことを考…

情緒的な自己投入

ハロルド・ジェニーンさん。「すべての良い企業経営の最も重要かつ本質的な要素は情緒的態度である。あとはすべて機械的な要素ばかりだ。私流の言い回しをさせてもらうなら、マネジメントとは人名と肩書きを枠で囲んで組織的に書き込まれた四角い仕切りの集…

人間への洞察

楠木建さん。「巻末近くにハロルド・ジェニーンが、『経営についての個人的なすすめ』として自らの体験を通じて確信した原理原則をまとめています。いかに彼が人間の本性について洞察に富んだ人であったかがわかるでしょう。本来の自分でないもののふりをす…

務本立大

安岡正篤さん。「今晩のような会で人生全般の問題が次々に出てきますと、おそらく議論しても収まるところがない、ということになろうと思います。こういうふうになってくると、なるべく『本(もと)に反(かえ)る』ということが大事であります。人生すべて…

スランプには一歩退いて

桜井章一さん。「スランプというのは、不調の原因を修正できなかったり、不都合な流れに対して的確に対処できないでいる状態でしょう。通常の流れを『正』とするなら、『負』の流れに巻き込まれて自分を見失っている状態です。理屈をこねくり回して考え込ん…

いまをいきるための準備

「いま、ここ」を生きなければならない。いまをいきるためには、準備が必要なのではないかと思うようになった。いま、さあて、何をしようか、ではなくて、その「いま」をより充実して過ごすための準備が。で、そのために、先読みが必要ではないのか。たとえ…

後回し人間はツキを逃がす

桜井章一さん。「決断力のない人は、間に合わない人でもあります。牌をツモってから、『さて、何を切ろうかな』と迷っているようでは、もうすでにアウト。私が主宰する雀鬼会では、ツモったら1秒以内に牌を切らなければいけないというルールを設けています…

正しい集中とは

桜井章一さん。「池の中に小石を放り込むと、波紋が広がっていくでしょう。私にとって『正しい集中』とは、あのイメージです。自分の波長が、円形となって、1メートル先へ広がり、2メートル先へ広がり、そしてもっと先、目に見えないところまでずーっと静…

一つのことに集中しない

桜井章一さん。「大切なのは、何かもっともらしいものに『囚われない』ということだと思います。知識や技術、制度や常識、思想や宗教。社会的に用意されたさまざまなものに囚われていると、一番大事にするべき自分の感性が鈍ってしまいます。囚われないとい…

気づくように努める

桜井章一さん。「現代社会は一見、高度な専門知識やハイテクで成り立っているように見えるかもしれませんが、所詮、人間は人間。どんなに文明が発達しようと、その大元になっているのは、感性だと思います。知識やノウハウを信じれば信じるほど、見えなくな…

ビギナーズ・ラック

桜井章一さん。「私の考えでは、初心者の強さは、『直感を信じて勝負できる』ことだと思います。なぜなら、初心者は、その競技の定石やら最新情報やらという『知識と常識』を持っていません。だからこそ、自分の直感に頼らざるを得ず、場の空気を読むことに…

気分よく生きるとは

桜井章一さん。「『気分よく生きる』とはどういうことでしょうか。いわゆる世俗的な成功感は、頭の中のことですから、本物の気分のよさとは程遠いものかもしれません。頭の中で考えている自分の価値観が満たされている、という喜びに過ぎないのであって、そ…

気分よく生きているか

桜井章一さん。「ツキをとらえるのは感性だと書きました。感性です。感情ではありません。そこを誤解しないでください。感情的になると、ツキは逃げていきます。多くの人が、ついているとかついていないとか一喜一憂しているのは、感情レベルでの勘違いによ…

ツキは平等には訪れない

桜井章一さん。「『人生、どの人にも、幸運と不運が公平に訪れるものだ。生まれてから死ぬまでの間のツキの総量をならしてみれば、結局はプラスマイナスゼロになるようにできている』ツキについて、そのようなもっともらしいことを言う人がいます。多くの幸…

いけるわ・いけた・もっといこう

鮒谷周史さん。「「いけるわ」「いけた」「もっといこう」この3語を、いかに頻繁に脳内で再生される体験をしていただくか、です。この「3つの言葉」が繰り返し反復されるようになるそうすると、最初はフラフラしながらも、やがて安定感をもって次のステー…

幸せなほうが長生きする

中野信子さん。「幸せとは何か、と言われるとそれだけで議論が沸騰してしまうのですが、幸福度を測定するというタイプの研究では、幸福度をその人の内観で点数化してもらい、その点数をアンケートで答えてもらうという方法をとります。つまり、『本人が幸せ…

社会的報酬もドーパミン

中野信子さん。「定藤規弘教授のグループでは、fMRIを使って、『報酬としてお金を得たとき』と『褒められたとき』の脳の状態を比較しました。その結果、他人に褒められたときに反応する脳の部位と、金銭をもらったときに反応する脳の部位は、まったくお…

10年前の願い

結城浩さん。「自分が書いた本が書店に並ぶ、ってうれしくて感謝なことですが、何だか不思議な気分がいたします。不思議、としか表現できないんですが。思い返すと、いつだったかなあ…初めての本を書こうとしているときだったかなあ…風が吹き抜けるホームに…

運命は変えられる

桜井章一さん。「ついていないと嘆いている人の周りにも、よく見ればツキは漂っているのです。問題は、それを感じられるかどうか。そして、きっちり掴まえることができるかどうか。苦境を堪え忍んで、やるべきことをやりながら、ターニングポイントを見極め…

天運・地運・人運

桜井章一さん「運には大別して3種類があります。まず、天から授かる『天運』。これは、何の理由もなく、降って湧いたように訪れる運です。恵まれた環境に生まれる、宝くじで何億円も当たる、というような、みなさんが通常、『幸運』と呼んでいるものは、だ…

Iメッセージ

中野信子さん。「承認や評価をするときに、効果が高いのが『Iメッセージ』です。『(あなたは)素晴らしいね』『(あなたは)頑張ったね』という言い方は、主語があなた(You)であるメッセージで、YOUメッセージと呼ばれます。これは冷静な言い方で…

アルコールとご褒美のブレーキ

中野信子さん。「しかし、美味しいお酒ほど依存症になりやすいかというと、そうではありません。アルコールが依存症を招く要因は、味のせいではなく、アルコールという物質そのものの働きにあります。実は、アルコールは味や喉越しを通して快感を与えるだけ…

独りになって静座黙想

安岡正篤さん。「何人も心を打たれる大きな事件が頻発する現代世界に、またとかく雑然紛然として毎日を空費しやすい日々の生活に、最も大切なことの一つは、時に独りになって静座し黙想することである。そうでないと、終始自分というものを外界に奪われがち…

頑張っている自分へのご褒美

中野信子さん。「何かを成し遂げ、社会的に評価されて喜びを感じるとき、友人や家族や恋人から感謝やお祝いの言葉を聞いて幸福感に包まれるとき、私たちの脳の中では、快楽をもたらす物質『ドーパミン』が大量に分泌されています。この物質は食事やその他の…

『省』に尽きる

安岡正篤さん。「人生のことは、これを要約すればこの『省』の字に尽きるといってもよい。『我日に我が身を三省す』(論語)三たび我が身を省みる。三たびというのは一、二、三ではなくたびたびという意味だ。『省みる』と読んだのでは五十点の値打ちしかな…

期待をかける

D・カーネギーさん。「食品会社のセールスマン、ビル・パーカーは、新製品の売り込みに意欲を燃やしていたが、得意先の大きな食品マーケットの店長がこの新製品を断り、店に置かないという。ビルは一日中そればかり考えていたが、帰宅する前にもう一度その店…

幸せにか成功にか

柴門ふみさん。「男性の嫉妬する対象が、『社会的成功』であるということ。男性にとっては、世の中にどのくらい認められるか、名を上げられるか、何かを成し遂げられるか、そこに人生最大の関心事がある。人よりも幸せになりたい、という女性とは、求めるも…