2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2015年を振り返って

大変な一年だった。でもまあ、必ずしも平穏無事に過ぎた年がいいとは限らない。切り株の詰まった部分がなければ幹は強くならない。様々なことを考えなおす良い機会を与えて貰えて感謝すべきなのだろう。年の初めに、一生で一番働いたと言える一年にしようと…

私の好きな舞妓はん

演劇は石原正一師匠で1月に『私の好きな青木さん』、12月に『「ブンガロ 〜文学朗読1 〜昭和名作ドラマを読む」』向田邦子さんの寺内貫太郎一家だった。最初は顔を知っている役者さんが朗読が進むにつれてどんどんと貫太郎一家の人物になっていく。良かっ…

なずな・どつぼ超然

今年久々に250冊ぐらい読んだ中からお薦めを。何といっても佐藤正午さんの『鳩の撃退法』。堀江敏幸さんは『なずな』から入って、『めぐらし屋』、『燃焼のための習作』『河岸忘日抄』から『おぱらばん』『熊の敷石』にさかのぼって。池澤夏樹さん『アトミッ…

寝ても覚めても仕事

酒巻久さん。「ワークバランスという考え方が流行だが、それを実現するのは、現実には中々難しいのではないだろうか。ごく一部の極めて能力の高い人なら、仕事は仕事、プライベートはプライベートと、スパッとオンとオフを切り替えて、仕事も私生活も充実し…

小吏にも礼を以て

高田明和さん。「宋の太祖に仕えた将軍に曹彬という人がいました。この人は戦争の重要な局面ではいつも総司令官として重用され、天下統一の後にも軍事の最高責任者に任命されました。このことは彼の軍人としての能力の高さの証明ですが、同時に」曹彬は人間…

通勤電車での準備

酒巻久さん。「仕事を段取りよく進めるには、仕事を始める前の『準備』と、仕事を終えた後の『反省』が実はとても大切なのだ。仕事になかなか取りかかれないとか、始めてはみたもののすぐに行き詰ってしまう人は、準備や反省がお座なりで、『行き当りばった…

早起きと心定め

村上和雄さん。「早起きの力とはつまり、習慣の力のことです。地味な作業を大きな成果につなげるのに、もう一つ大切なことは、『心定め』です。つまり、必ずやるんだ、絶対やってみせるという理屈を超える『思い』、パッションのことで、知性や理性を柱とす…

イメージベースの言葉

粟津恭一郎さん。「シンシア・エンリッヒらは、歴代のアメリカ大統領40人分の就任演説や、就任後に評価の高かった演説を、使っている「言葉」に注目し、「イメージベースの言葉」と「コンセプトベースの言葉」の2種類に分け、演説の中で登場する数を数え…

人生の折り返し点

外山滋比古さん。「ライフワークを考えるのに、人生にも、マラソンと同じく折り返し点を設けたい。われわれの一生の歩みを、仮に平均寿命から七十年として、最初の十年間は物心がついていないので切り捨て、十歳から四十歳までと、四十歳から七十歳まで、ど…

チャンスは三層構造

佐藤オオキさん。「待機しているチャンスは等しいかもしれないけど、それが自分の元に『訪れる』回数は、やはりその人次第かと。そのチャンスを『認識』できるかどうか、『つかめる』かどうか。そんな具合に『チャンス』は3層構造だと考えます。中でも最後…

付随作業を少なく

浅井司さん。「報告書をパソコンで作成するときに、実際にパソコンに文章を打ち込んでいる部分は主作業ですが、報告書作成に必要な資料を取りだしたり、プリントアウトしたりするのは付随作業です。『付随作業』をできるだけ少なくし、『主作業』の割合を増…

ライフワークの奇跡

外山滋比古さん。「画竜点晴という言葉がある。竜を描いて最後にその竜に瞳を入れると、たちまちその竜が天に昇るという。われわれの人生においても、最後にそのわずか二、三の石を置くと、今まで死んでいたと思われていた石ががぜん生きて、というすばらし…

毎日の創意工夫が

稲盛和夫さん。「私があまり才子を買わないのは、才子というのは往々にして、今日をおろそかにする傾向があるからです。才子はその如才ゆえになまじ先が見えるから、つい、今日一日をじっくり生きる亀の歩みを厭い、脱兎のごとく最短距離を行こうとする。安…

禍は福のよるところ

高田明和さん。「達磨大師は『何かよいことが起きるのは、いままでの善業の貯金を(前世などの過去世も含めて)引き出して使ったようなものだ。すぐにまた善業を積み、貯金が減らないようにしなくてはならない。逆に何か悪いことが起こったら、悪業の借金を…

すべてはよくなる

高田明和さん。「積極思想とは、『よいことを思えばよいことが来る。悪いことを考えれば悪いことが来る』という思想です。私は『溺れる者、藁をもつかむ』の気持ちで積極思想を取り入れました。常に『すべてはよくなる』と念じ続けたのです。『すべてはよく…

社会適応のホルモン

堀江重郎さん。「テストステロンの減少には、加齢だけでなく、ライフスタイルの変化が大きくかかわる。テストステロンは社会適応に関わるホルモンである。自分が『社会に貢献している』とか『認められている』などと感じられるように毎日楽しく過ごせば、テ…

選択肢を増やす

鈴木博毅さん。「選択肢を多く持つことは、人を健康にする作用があります。自己決定権が少ないほど、病気や精神疾患になる率が高かったのです。生き残りやすい人物は、自ら選択肢を発見する性格の人たちです。選択肢がないと思いこむと、すぐ精神的に追い詰…

ウイークリーレビュー

武沢信行さん。「0.人生も時間も有限であることを強く自覚する。1.年間目標をつくる。2.毎月末には一ヶ月の総括をおこない、翌月の目標をかならずつくるようにした。3.週単位では毎週土曜日に「ウィークリーレビュー」を行うと決め、100%実行した。…

ストーリーの黄金律

川上徹也さん。「人の心を動かす演説(スピーチ)には、『ストーリーの黄金律』が隠されている。その黄金律は演説のみならず、あらゆるコンテンツにも組み込まれており、気づかないうちに私たちの心を揺さぶっている。『ストーリーの黄金律』とは以下のよう…

年収は財布の200倍

亀田潤一郎さん。「稼ぎ続けることができる人達は、財布をはじめ、お金の周辺のあらゆる部分にこだわりを持っているからこそ、そしてお金そのものをないがしろにしないからこそ、高い水準のお金を引き寄せることができているのです。もちろん寸分違わずピッ…

ルーティーン化を図る

相原孝夫さん。「そもそもモチベーションを問題としているようでは、大した仕事はできない。職人の仕事に限らず、モチベーションが問題とならない状況はいくらでもある。モチベーションが問題とならないケースは3つある。1つは、好きなことをやっている時…

価値観と三億円

内田樹さん。「お金は額に汗して働いて稼ぐものです。額に汗して、汗した分だけ戻ってくるというのが労働の健全なあり方です。たいして努力もせずドカンと返ってくる、ちょっとやったら今度は失敗して大損する、そういう賭博性は人間の心を目に見えない形で…

運がその人を選ぶ

桜井章一さん。「運は決して理性でつかめない不合理なものではない。たとえば、ある人に運が来るのは、そこに運がやってくる必然の道筋があるからだ。私は運は自ら呼び寄せるものではなく、『運がその人を選ぶ』と思っている。普段からしかるべき準備をし、…

前振り雑談の大原則

平田進也さん。「何度も会っている人でも、よほどのことがない限り、いきなり本題に入ることはしません。私は、必ず関係のない雑談をします。お世話になっている人に贈り物を渡すときに、包装紙やのし紙、リボンをつけるのと同じこと。いきなり本題に入るの…

最後の日と思って生きる

オグ・マンディーノさん。「私は今日が人生の最後の日だと思って生きよう。では私に残されたこの貴重な一日をどのように過ごせばいいのだろうか?昨日の不運や、昨日の心痛を嘆いて、一瞬たりとも時間を無駄にするのはやめよう。明日のことも考えないように…

愛をもって今日を迎える

オグ・マンディーノさん。「私は今日という日を心からの愛をもって迎えよう。なぜならば、愛はいかなる事業においても成功に導く最大の秘密だからだ。では、私が出会う人々には、どのように接すればいいのだろうか?それはたった一つの方法しかない。口には…

教え過ぎる傾向を減らす

京都でコーチングのセミナーに参加してきた。四象限で「コーチング」「ティーチング」「コンサルティング」「カウンセリング」に分けるものはよく紹介されるわけだけれど、模擬コーチングをしたときに「あなたは自分の意見を言いすぎる。コーチングは自分を…

ゲッティング・ベター

耳に痛い言葉を聴くことがある。誹謗中傷・悪口というものではなくて、おそらくは的確な指摘・フィードバックであって、基本的には、自分を、誤解を恐れずにあえて言えば「愛してくれている」人たちからの、このままの姿勢・現状維持ではいけないとよ、とい…

兵に死力を尽くさせる

鈴木博毅さん。「孫子の組織論の原則は、『兵に死力を尽くさせること』です。兵士の意思に頼るのではなく、自然にそうなるように仕向けるのです。『逃げ道のない状態に追いこまれると、一致団結し、敵の領内深く入りこむと、結束を固め、どうしようもない事…

変容を遂げるには数年

鮒谷周史さん。「ある段階まで自らの人生を飛躍的に発展させたい、あるいは、大きな変化・変容を遂げようと思ったことのない人が、一定の自分なりの満足を得られる変化を手にするようになるまでには、少なく見積もっても年単位(平均的にはおよそ、2年ない…