2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

無理をさせるがさせない

武沢信行さん。「パナソニックの元社長、谷井昭雄氏も会社の中では、「無理をしなければいかん。無理をした分だけ他社をリードできる」と述べていた。太閤秀吉は「主人は無理をいうなるものと知れ」と武将たちに語っていたという。経営者や上司が部下に無理…

プレミアム小確幸

「砂嵐の中を匍匐前進」のような日々が続いているとしても、その中でも、村上春樹さん言うところの「小さいけれど確かな幸せ=小確幸」というのがあって、その玉を沢山もっていることが、砂嵐の中のオアシスになりうるのだろう。そういう玉の中で、すこしの…

安全は最善の策ではない

井山裕太さん。「結局、人まねばかりしてちゃ勝てないんですよね。常識的にはこっちなんだろうけれど、自分はこっちに打ちたいというのがあったとしたら、自分はほぼ迷わず自分の打ちたい方というか、それを選ぶようにはしていますね。安全な手というのは、…

幸福は社会的成功を上回る

冲方丁さん。「『天地明察』では、ある種の理想を書いたといえます。社会的経験と個人の幸福が、星のように交錯する瞬間を書くことがあの作品の命題でした。社会的挫折は個人の幸福を左右しません。個人の幸福は社会的成功を上回ります。人間は生きている限…

マインド・スカルプチャー

ロバート・マウラーさん。「イメージ誘導法(映画館のスクリーンの前にいる自分をイメージし、自分自身がスクリーンの中で完璧にこなしていると思いこむ)で得られる成果はごくわずかなものだ。視覚野だけしか刺激されない。イアン・ロバートソンによって開…

大義を物語として売る

川上徹也さん。「『社会貢献』や『大義』を物語として売る手法は以前からありました。もともとはカード会社のアメリカン・エキスプレスが1983年に実施した『自由の女神修復プロジェクト』が始まりだといわれています。これは、アメリカン・エキスプレス…

重要度の高い順に絞る

田口力さん。「あなたが今日中にしなくてはならないことが十項目あるとします。一つひとつにかかる作業時間と、それぞれの納期は等しいと仮定してください。重要度と難易度は異なります。正解は、『重要度の高い順に上から3つに絞って重点的に取り組む』で…

逆境で生まれた5七銀

中原誠さん。「相矢倉から一直線に攻め合う展開で、終盤、相手の攻めを1手遅らせる手が思い浮かんだ。それが▲5七銀です。ただで取れる相手の馬を取らないで、その馬が利いている所に自分の銀をただで捨てたのですが、ちょっと珍しい手ですね。自分でもこれ…

現実をありのままに

大野裕さん「忙しい毎日を送っていると目の前の問題の処理に追われ、自分の考えや気持ちを振り返る余裕がなくなる。目の前の問題が大きくて自分の手ではどうすることもできないと考えただけで、本当に大きな問題のように思えてきて、本来の力を発揮できなく…

カンフル剤的な娯楽では

冲方丁さん。「一時期、『自分探し』のようなことが盛んに言われましたが、一方ではそれを『甘え』のように批判する人たちが出てきました。社会的経験に自分を捧げる人たちは、その目盛と一体化して、その場から動けなくなっています。そのため自由人のよう…

幸福感と多幸感

冲方丁さん。「いまは幸福論というと、すぐ恋愛論に飛び込んでいったり貯蓄論に結びつけたりしがちです。こうすれば彼女ができるだとか、こうすればFXで儲けられるとか、より社会的経験に近いところでの欲求を満たそうとするのです。スマホで店を検索してお…

交錯させ錯覚させる

川上徹也さん。「まずは、国(都市)を欠落した主人公にしたてあげる。続いてそんな主人公がどん底から這い上がって、かつて栄光のある時代を取り戻すストーリーを提示する。かたや、演説者自身やその党のこれまでのストーリーも提示する。『最初は賛同者が少…

商品に挨拶

田中得夫さん。「挨拶の対象は、いつも使っている物や商品にも拡げることも出来ます。「お菓子のデパートよしや」の神吉武司会長は、早朝出社されると倉庫のお菓子に向かって、「お菓子の皆さんおはようございます!」「お菓子の皆さんありがとうございます…

繰り返しで海馬にすり込む

ロバート・マウラーさん。「あなたは何か創造的なことをしたいと思っている。けれども、あなたはどこからはじめていいかわからない。頭の中は真っ白だ。自分自身に小さな質問をするだけで、創意工夫に富んだ方法にとりかかれるように、脳をセットできる。例…

脳は質問が大好き

ロバート・マウラーさん。「あなたの脳のプログラムするもっとも強力な手段のひとつが『小さな質問をする』というテクニックだ。質問は脳を目覚めさせ、喜ばせる。脳は、たとえばかばかしい質問だろうと奇妙な質問だろうと、質問を受け入れ、じっくり考える…

自分で自分を認める力

松平洋史子さん。「仕事における努力や成果を『認めてほしい』『評価されたい』という思いが強い人は、依存心の強い人だと私は思います。もちろん、自己愛を満たすことも、他者承認を得ることも、悪いことではありません。認められたり、評価されることで、…

お金に感謝して使う

石田久二さん。「財布に10万円入れたら、次はお金に感謝すること。これも人間と同じで、感謝されると嬉しくなる。お金に対する『感謝』は、使う時に自然と表れるもの。(ジントニックに)3000円出しても納得する。そこで、『こんな最高のジントニックが150…

財布に十万円入れておく

石田久二さん。「お金に好かれるには、まずは自分からとことん好きになること。そのためには、まずはお金と一緒にいることだ。人間には会えば会うほど親近感を持つ効果(ザイアンス効果)があるように、お金だって一緒にいると親しみを感じてくれるもの。そ…

本物の願いかどうか

石田久二さん。「願いを書く時、それは本当に心の底から欲しいものなのか。願いにワクワクしているか。人生でその願いを叶えたら、涙が出るほど嬉しいものなのか。青春しているか。胸に手を当てて感じてほしい。それがもし心からの願いであるなら、ポカポカ…

シンクロとヒラメキ

石田久二さん。「まるで『天の声』のような『偶然としか思えないような意味ある出会い』のことを、ここでは『サイン』と呼ぶ。願いが叶う時、必ずそこに運がある。そして運がいい時、必ず『サイン』を受け取っているものだ。まず、サインには2種類あること…

文章5つのテクニック

DaiGoさん。「1)書き出しはポジティブに。それだけで相手の心をつかみ、その先を読みたいと思わせることができるのです。2)なんども繰り返す。同じ意味と感情を文章の中で言葉を変えて繰り返していきます。3回の繰り返しによって46%、10回の繰り返し…

不本意があればこそ

町田康さん。「不幸でなくなること=幸福ではない、ということで、不幸でない人が必ずしも幸福ではない、ということなのです。確かに今の状況は不幸ではないかもしれませんが、決して幸せではない。つまり、マイナスではないがプラスでもない、ゼロ、の状態…

11回の節目

森毅さん。「ぼくは人生、11回の節目があるという説を取っている。同じ一年でも赤ん坊の1年と年をとってからの一年では時間の感覚がまるで違う。初めは長く感じるが、どんどん早く感じられるようになる。とすれば、二乗で区切りが来るのではないかと考え…

ウケればいいのか

柳家花緑さん。「二つ目時代なんかは、ウケたいという気持ちが全面に出ていたと思います。それは真打になってからも続いていましたね。そんな私に釘をさしてくれのたのが、小三治師匠でした。私は昼の部で『明烏』を高座にかけていました。これがお客さんに…

ピカソ天才の秘密

あべのアルカス美術館にピカソ展を観に行ってきた。前半生の『青の時代』『バラ色の時代』に焦点を当てたもの。これは!という絵まではなく、こぢんまりしたものだったけれど、ゆったりと観られてよい時間になった。親友の死について考えながら青色の絵具で…

土曜の午前は振り返り

田口力さん。「毎年、GEの重要な顧客企業のトップ経営者を世界中からクロトンビルに招待するプログラムがあります。毎回、ジェフリー・イメルト会長もやってきて、スピーチをします。顧客からの質問は『イメルトさん、あなたはさぞかし忙しい日々を過ごし…

トトの大てがら

小学校1年生の時に読んだ『トトの大てがら』という本の中に主人公のニコラがファリボルじいさんに「あついチョコレートを一杯」飲ませてもらう場面があった。ココアではなく、飲むチョコレート。どんな飲み物なのだろうと子供心にずっと謎だったのだけれど…

紅茶の旬

熊崎俊太郎さん。「紅茶には、一年のうちでもっとも良質な茶葉が楽しめる旬(クオリティシーズン)があります。雨期や乾期など気候の影響を受けやすいダージリンやアッサム地方には年に3回のクオリティシーズンがあり、それぞれファーストフラッシュ、セカ…

敵を破る時は奇襲

鈴木博毅さん。「攻撃のときは、相手にこちらの意図を悟らせない。守備のときは、相手の狙いを見抜いて有利に防衛する。孫子は、戦いの基本をこのように定義していました。『敵と対峙するときは、『正』すなわち正規の作戦を採用し、敵を破るときは、『奇』…

心にさざ波が立つときは

松平洋史子さん。「人は感情の生き物ですから、人間関係における悲しみ、怒り、寂しさ、つらさといった負の感情に埋もれてしまうことがあります。人間関係の悩みの多くは、自分の感情を制御できないことが原因です。一流の人は、負の感情を自分の心の中から…