2002-05-01から1ヶ月間の記事一覧

趣味と経営

台湾のゲーム会社の社長の話をもうひとつ。彼は、僕はゲームをほとんどやらない、内容もわからない、だから経営者として成功した、といった。そして幾人かのゲーム好きの経営者が率いる失敗例と、ゲーム自体の専門知識はないが経営としては成功している例を…

文化と制度

台湾のゲーム制作のベンチャー企業のトップにヒアリングをしたときの話。社長は「制度は部下にまかせていて僕は口をはさまない、トップは文化を創るのが役目で、制度は部下がつくればいいと考えている」といった。けだし名言であると思った。日本の企業では…

繰り返し繰り返し

あるビジョンを組織に浸透させようとするならば、トップは繰り返し、口を酸っぱくして、ことあるごとに熱意をもってそれを言い続けなければならないのだ。あるトップは自分のエネルギー、だったか会社での活動時間だったかの50%はそれに費やしている、と…

調子のいいときは上を向け

宮本武蔵が集中するときに、斜め30度あたりを見たという話がある。人間にとって、このあたりが一番視野が広くなるのだという。厳しいときは足下を見て一歩一歩を踏み固めていくが、上向きになったときには背筋を伸ばして視野を広げてななめ上を見て歩くの…

墜落するときは下を見ろ

佐々淳行さんが書いておられたが、飛行機の訓練で墜落訓練というのがあるという。墜落しそうになったときは、無理に機体を持ち直そうとしてはダメで、地面の一点を見据え、ここに墜落しないためには、と考えるのだそうだ。墜落しかかっているにもかかわらず…

人生の波

人生は波でできていると将棋の米長邦雄さんが書いていた。人によっていろいろあろうが、私の場合は6年周期で浮き沈みがある。おそらくは、努力して成果がでて、それを享受しているうちに慢心がでて本人が気づかぬままにダメになり、それに気付いて底を打っ…