2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

本来のホワイトカラー

縄文アソシエイツの古田英明社長の言葉。「人は誰でも、自分の力を発揮して仲間や組織や世の中に貢献して、正当に評価され、喜び感謝されている状態がいちばん幸せなのだと思います。自分で現状を把握し、意志決定し、そのリスクを自分が負う。業績が報酬に…

経営戦略の割合

KFi代表の木村剛さん。「私が経営者として日々悩み抜いている課題のうちで、『経営戦略』の範囲にあたるものが占める割合は一割程度にすぎない。私の場合、残る九割のうち、営業面を含む労務や人事への心配りが過半の六割を占めており、リスク管理や資金繰り…

幸せにするものを

ソニーの故井深大さんがホンダの本田宗一郎さんを語って。「私が、本田さんを評価する点は大きくいって二つあります。ひとつは、技術者としての志の高さというか、完璧なエンジンづくりを目指したその姿勢です。もうひとつは、会社のことだけでなく、広く世…

目的達成力  

ソニーの故井深大さんがホンダの本田宗一郎さんを語って、「本田さんも私も、目的を達成しようという執念が非常に強い。目的のためには、どんなに無茶苦茶に見える手法であろうと、取り入れられるものはなんでも取り入れるのです。」と言っている。現状で可…

商売成功の秘訣

レスリー・A・ヤークスは「ビーンズ!」の中でこういっている。成功の秘訣は「4つのP」、すなわち、「情熱(Passion)」「人(People)」「商売を超えた温もり(Personal)」「商品(Product)」と志だと。「仕事の充実度や…

顧客満足と利益

サウスウエスト航空を率いるハーブ・ケレハ社長。「社内外の人々との関係を築く上で、『利益』をあげることを念頭においてはいけない。『利益』は単なる結果にすぎない。それよりも、従業員と顧客に喜んでもらい、その結果として会社に報いてくれるよう、従…

命を懸けて

「負けたらむこうで死んでこようと思ってましたからね。」ニュージーランドで行われたアテネ五輪最終予選で韓国戦に勝利をおさめ、日本の女子ホッケー史上初の五輪出場を決めた日本代表 ・主将の三浦恵子さんの帰国時の空港でのインタビューの言葉である。日…

知性主義の復権

経済学者・佐和隆光先生の言葉。「ポスト工業化社会へと向かいつつある今、技術力、経済力、外交力の涵養のためには、知性主義の復権が欠かせない。知性を身につける手段は読書をおいて他にまずあり得ない。それも、文学、歴史、科学、経済、政治など広範な…

理論と手鏡

東京都迷惑防止条例違反で捕まった早稲田大学大学院植草一秀教授はこういっていた。「モノではなく無形の商品、例えば、ブランドや教育などの『心』、健康・美容・介護などの『体』、環境などの『自然』といった分野に対価を支払う動きがひろがっている。こ…

世間は狭い

日経の明日への話題で、宇宙物理学者の池内了さんが、ある研究で人々がどのようにつながっているかを理論的に調べた結果、世界中の60億人をこえる他の誰とでも、平均して6人を介してつながることが証明されたという。なぜ、6人だけで世界中の任意の2人…

上限の買値による満足

コロムビアの廣瀬社長の言葉。「僕は商売に関して一つの仮説を持っているんです。それは、お客さんがここまで出してもいいと思っている上限の買値でモノを買ってもらう方が、お客さんは満足するというものです。そのためには、お客さんの要望をよく聞き、そ…

利益三分主義

サントリーの社会・文化活動は、創業者・鳥井信治郎氏の「利益三分主義」の精神にさかのぼるという。同氏は事業利益の三分の一は①お客様へのサービス、②事業の拡大、そして③社会に還元しなければならないという信念を持ち、社会貢献活動に強い熱意を示しまし…

三分説制度

キヤノンの初代社長、御手洗毅氏は、「ライカに追いつき、ライカを追い越せ」という精神を全社内に行き渡らせ、戦後の同社復興の原動力となった経営者だが、利益を労働(社員)、資本(株主)、経営(会社)で三分しようという「三分説制度」を唱えたことでも有名…

三割は利益を確保

日経ビジネスの記事から。「ファナックの商品設計は『販売価格の3割は利益を確保する』のが基本だという。確保できなくなると製品そのものを見直す。市場価格の最安値を調べ上げ、その値段から1〜2割安い値段を目標にして設計し、3割の利益をひねり出す…

ロマン・そろばん・冗談

あそぶとまなぶ事務所のくらたまなぶさん。「どんなに小さな案件でも大きな新規事業でも、必要なのは「ロマン」と「そろばん」と「冗談」だと思っています。企業にロマンがあることで、お客さんはその見返りに”チャリン”とお金を支払ってくださる。その一方…

理想の人生

東大名誉教授でニュートン編集長の竹内均さんは、「個人にとって理想の人生とは、①好きなことをやって、②それで食べることができ、③しかもそれが他人のために役立ったとして誉められるような、そういう人生であると考えている。」と述べている。「才能系」で…

棚から一掴み  

今年に入って見た、読んだ中からおすすめを。映画、だいぶ前のものだが映像の美しさで「アメリ」「ショコラ」、脚本・構成では「グッドウイル・ハンティング」「イングリッシュ・ペイシェント」。本はあまり読めずに、よしもとばなな「デッドエンドの想い出…

幸福は行動から

アラン・幸福論から。「およそ幸福というものは、本質的にポエジー(詩)であり、ポエジーは行動を意味するからである。人は落ちてくる幸福などはあまり好かないものだ。自分でつくりたがる。自分で蒐集しなかった蒐集家を考えられようか?」一億円の宝くじ…

志と経営理念

ソフトバンクの孫正義さんは、「自分は銭金のために働いているのではない。志というものが何より大切である。世界の果てのような所にいる小さな女の子が、我々の提供したサービスによって、ニコッと喜んでくれたとすれば、自分はそれだけで満足だ」と言った…

説得力のあるビジョン

ケン・ブランシェードとジェシー・ストーナーは著書『ザ・ビジョン』の中で、説得力のあるビジョンを生み出すためには、①有意義な目的、②明確な価値観、③未来のイメージという3つの要素が必要であるとし、その実施にあたり、①ビジョンを創造するプロセス、②…

春を楽しむ心  

またぞろ4月がやってきた。個人的には、大学の入学式の時の、あるいは大学時代の桜の印象を超えるものがないまま、社会人として十何度目かの桜を迎えることになる。「日々更新」ではあるのだが、「年々更新」も必要であろう。この季節に気持ちを新たにして…