2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『国民文学』とは

内田樹さん。「それはたぶん、『坂の上の雲』が『国民文学』だからだろう。『国民文学』とはどういうものを言うのか。ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミエラブル』はフランスの、ドフトエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』はロシアの、マーク・トウェインの『ハ…

メモを取ることで

船井幸雄さん。「億万長者には必ず1つの癖がある。メモをとることだ。メモをとられた側はもっといい話をしようとする。また、メモ帳があれば、それを見て多くの人に伝えられる、だから億万長者になれる。メモをとらない部下がいるとしたら、それはあなた自身…

運があるという信念

松下幸之助さん。「運があるという信念ができたら、人間強うおますな。自分は運が強い、そう考えたら、一生懸命やればいい仕事ができる、と思えるようになる。そうすれば将来の展望も違ったことになってくる。自分ではどうしようもない運もあるが、与えられ…

奮い立つような夢と目標を

常磐文克さん。「新しい、より豊かな価値を生み出していくには、仕事そのもののなかに豊かさ、生きることの楽しみ、周辺にたいする感謝の気持ちや信頼が欠かせない。技術があっても、はっきりとした目標と携わる人達の夢、思い、志などがないと、『モノ』は…

天国体質の人

上村光弼さん。「鶴岡秀子さんのいう『天国体質』とは、(1)物事を楽観的にとらえ、いつも必ず良いことが起きると信じている。(2)セルフイメージが高く、いつも自信に満ちている。(3)いつも『先に与えよう』として行動している。ということです。特…

お茶と家族団らんの習慣

角山栄さん。「日本からヨーロッパに渡った茶は英国で独自の紅茶文化として育つ。17世紀後半、茶に先立って入ってきた珈琲が男性に好まれたのに対し、砂糖を入れて楽しむ紅茶は女性に支持され、家族だんらんの飲み物として定着していく。18世紀の中ごろ紅茶…

楽な仕事・甘い海水

斎藤一人さん。「『プロとして一生懸命やらなくてもいい仕事、ありますかね』って聞いたって、そういうのは『世界は広いんだから、海の水もどこかで甘いところもあるでしょう?』っていうのと同じで、ないよ。海の水は、どこでもしょっぱいんだよ。それは決…

ブルーチーズと貴腐ワイン

かねてから、ソーテルヌの貴腐ワインを飲みたいと思っていたのだけれど、たまたま大阪・心斎橋のそごう閉店日にエノテカでBaron Philippe de Rothchildのものがセールで出ていたので思わず買ってしまった。で、ブルーチーズである。ブルーチーズにはちみつを…

文化としての日本の茶

角山栄さん。「15〜16世紀にかけてヨーロッパはアジアから大きな影響を受けた。とりわけ日本の茶は単なる健康的な飲み物ではなく、洗練された文化として紹介された。きっかけを作ったのは安土桃山時代に宣教師の通訳として来日したポルトガル人ジョアン・ロ…

1日1回瞑想する

マーシー・シャイモフさん。「人生とは美しく神秘的な海を泳いでいるようなものですが、泳ぎを止めてその美しさを見ようという人はなかなかいません。脳がその美しさに気づく力を養う為に、一日15分でいいから、瞑想などで脳内奥深くに目を向けるようにし…

身体の声に耳を傾ける

マーシー・シャイモフさん。「幸せになっている人は、いつも身体の声に注意深く耳を傾けるようにしています。『そろそろ休みたい』『もっと水がほしい』『風呂に入りたい』など、身体の欲求を知ることは、自分を慈しむことであり、誰でもすぐに身につけられ…

自分の心と直感に従う勇気

スティーブン・ジョブズさん。「自分が死と隣り合わせであることを忘れずにいること、それは、私が知る限り、人生の大きな決断を助けてくれる最も重要な道具だ。なぜなら、ほとんどすべてのこと、他人からの期待やプライド、恥をかくことや失敗することに対…

人生の節目を作っていく

野田智義さん。「私たちはなかなか納得できる人生を生き切れない。日常に振り回され、多忙を理由に問題を先送りにする。自分と対峙し、苦闘するよりも、安易な道をどうしても選びたくなる。どうすればいいだろうか。自分と真摯に向き合うことで、人生の節目…

こびとさんをたいせつに

内田樹さん。「それは同じ台所を夜と昼で使い分けをしている二組のクルーの関係に似ている。昼のクルーがゴミを散らかし、腐った食材を置きっぱなしにし、調味料が切れても買い足ししておかないと、夜来た『こびとさん』たちは仕事がしにくくて困るだろう。…

こびとさんの餓死

内田樹さん。「自分の労働を無言でサポートしてくれているものに対する感謝の気持ちを忘れて、活動がもたらすものをすべて占有的に享受し、費消していると、そのうちサポートはなくなる。『こびとさん』が餓死してしまったのである。知的な人が陥る『スラン…

できていないことを認める

上村光弼さん。「『自分がやっていない・出来ていないことを正直に認めない』というのは、致命的なことを2つ引き起こします。1つ目は、これを聴いた人から『信頼や支援を貰えない』ということです。当然ですが、『出来ていないことを認めないような人』は…

夢時間の確保

上村光弼さん。「キャメル山本さんが、『稼ぐ人・安い人・余る人』の中で、「志や夢を描くには、まず『夢タイム』の確保、そして『夢スペース』を取る」と書いておられます。実際『夢が見つからない』『やりたいことがわからない』と多くの人から伺いました…

貰ったギフトは返さなくては

野田智義さん。「私たちは、人生において色々な力を『ギフト』としてもらっている。生まれつき両親から授かったものもあるし、努力してつかんだギフトもあるかもしれない。リーダーシップの旅を歩き続け、結果としてリーダーになった人はとてもたくさんのギ…

心からの熱い思いあれば

野田智義さん。「心からの熱い思いがあり、何か実現したいと夢や志を真剣に語る人に、周囲の人々は喜んで手助けをしてくれる。リーダーシップの旅を歩む私たちは、人に助けられ、支えられる中で、自分が人を活かしているのではなく、人に自分が活かされてい…

こびとさんが機嫌良く

内田樹さん。「『こびとさん』的なものが『いる』と思っている人と思っていない人がいる。『こびとさん』がいて、いつもこつこつ働いてくれているおかげで自分の心身が今日も順調に活動しているのだと思っている人は、『どうやったらこびとさんは明日も機嫌…

知性は二重底になっている

内田樹さん。「どうやらわれわれの知性というのは『二重底』になっているらしいということに思い至る。私たちは自分の知らないことを知っている。自分が知っていることについても、どうしてそれを知っているのかを知らない。私たちが『問題』として意識する…

知らないことを知っている

内田樹さん。「ポランニーの『暗黙知』も、カントの『先験的統覚』も、フッサールの『超越論的直観』も要するに、『私は自分の知らないことを知っている』という事態を説明するためにつくられた言葉である。古来賢人たちは必ず『どうして私はこんなに賢いの…

利己と利他のシンクロ

野田智義さん。「マズローのように、『究極の利己は利他である』と言うと、確かに分かりやすい。だけど、利己と利他のシンクロは、そうではない何かなのではないだろうか。それは、人の中で、この二つの区別が最後にはなくなるということだと思う。周囲から…

自己の最善を他者に尽くす

野田智義さん。「『大学』は、江戸時代までは幼年教育のテキストとして使われ、リーダーたる人の心構えを説いた書物だ。そこでは、リーダーが学ぶべきことは『徳を身につけること』だとされている。では、徳とは何か。田口佳史さんは、『自己の最善を他者に…

面白いからやるという姿勢で

日経新聞から。「張本勲氏は母を“トタン長屋”から解放するため、1本でも多くのヒットを求めた。原動力は、まさに『生活のため』だった。戦後の混乱から高度成長期にかけ、猛練習でわが道を切り開いた。『野球とは生活そのもの』。イチローは『野球は趣味に…

本気ですれば何でも面白い

西田徹さん。「長野県の安楽寺に、こんな素敵なフレーズが伝えられています。『【本気】本気ですれば大抵のことができる/本気ですれば何でも面白い/本気でしていると誰かが助けてくれる。』ここでいう本気になるとは、まさに無限の可能性を信じることとい…

食事を大切にする文化

北山晴一さん。「フランスもグローバル化の波に洗われ、食の安全への関心が高まっている。でも、日本と決定的に違うのは食事を大切にする文化が微動だにしていないこと。社会が一日三食の食事パターンと時間帯を共有し、十人中八人が夕食を家族ととっている…

それは簡単ですね

斎藤一人さん。「俺はね、『それは簡単です』って言うのが口グセなんですよ。『簡単なんですよ』って聞いて、『あ、それは簡単ですね』って、思う人は成功者なの。失敗者っていうのは、どんなこと言っても、『それは大変ですね』って言うの。『それが難しい…

そこに込められた魂が

道尾秀介さん。「音楽の中にはリズムやメロディーのほかに”魂”が入っているからなのではないだろうか。人間には頭と心のほかに魂というものがある。何より人間の心を揺さぶるのは、曲が展開するスピードでも音符の動きでもなく、そこに込められた魂なのでは…

生きている喜びがあるか

北山晴一さん。「二十五年ほど前、フランスで教えていた時に、学生から突然『先生、今幸せですか』と聞かれた。そうだなあこの点は幸せだが、こちらは…… などと指を折っていたら、それじゃだめだと言われた。幸せというのは聞かれた時にすっと答えられるもの…