2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

異質なものの中に入っていく

榊原英資さん。「好きなのが、米国の財務長官を務めたロバート・ルービンの言葉です。世の中に確実なものなんて何ひとつない、と。だからこそ必死に情報を集め、考える。優秀な人の言うことを素直に聞ける。そしてよりよい結論を導ける。多くの日本人はすぐ…

陥りがちな悪循環

築山節さん。「問題は、持ち帰り仕事を当たり前にして、時間の制約を外していることにあります。最初から『私生活を削って一日かけてもいい』という発想で仕事をしているので、どこでも基本回転数が上がらない。基本回転数が落ちている時には、注意力が散漫…

お客さんを選ばなあかん

岩崎究香さん。「一番になるには、お客様を選ばなあかんのですね。皆ちょっと誤解してはる所があると思いますけれど、お座敷に呼ばれても、自分がかなんお座敷屋やと、おなかが痛いのですんまへんって言って、次のお座敷に行きますの(笑)。お客さんが選ん…

ジャズ系の集中力を高める儀式  

小山龍介さん。「アイデアを生み出す時間なんて、あらかじめスケジュールできないのです。そういう時は、あきらめて休んだほうがいいんですね。そして、休んでいるときにパッとひらめいたりする。集中力の種類でいうと、これはトランス系ではなくてジャズ系…

事業は事を起こして30年

牛尾治朗さん。「会長の役割は、みんなの心意気をわかってやるという事だと思いますね。祖父は相場で儲けて、銀行やガス会社や電力会社を明治の中期に作ったという人ですが、事業は事を起こして30年かかると言っていたそうです。十年でお金を残せ。つまり…

タメの時間をつくる

小山龍介さん。「(集中するために)実際には、『何もやらない時間』をどこで守っておくか、というのも重要なポイントになってきます。そもそも、集中力は2時間しか持たないという前提でしたし、その2時間が終わったときに何をすべきなのかも重要です。目…

孤独に真摯に耐えていく

山下俊彦さん。「日本人はどうも孤独に耐えられなくなっているような気がする。寂しさから逃れる為に、その場限りの楽しみを求めたり趣味に走る傾向も強い。例えば、私は碁が好きだが、碁を打っている時は寂しさを忘れることができる。しかし、それで孤独が…

仕事が楽しいだけ人生は幸せ

山下俊彦さん。「私は、仕事というものは、それほど楽しいものではないと思っています。事実、私自身、山に登っているときのほうがずっと楽しい。しかし、人間が一生のうちかなり長い時間を会社で過ごすことは事実ですから、仕事を楽しくする方法を知ってい…

見の目、観の目

小山龍介さん。「剣豪の宮本武蔵は集中力について『見の目、観の目』という表現をしています。『見の目』というのは、ある一点に集中する視線。これはトランス系の集中力で使われる視線です。一方の『観の目』というのは、全体をまんべんなく把握する広い視…

団子の上に桜舞散る花見かな  

久々に、お花見をした。会社の近くにある公園で。定時後に職場から出かけて。青いビニールシートを引いて。桜吹雪を紙コップの中に受けながら。そういう伝統的なお花見であった。花見は貴族の行事が起源らしい。奈良時代までの梅に代わり、平安時代からは桜…

安全第一、営業第二

井本省吾さん「『安全第一』とどの企業も唱える。不二家も例外ではない。だが一方で『営業第一、売上高を伸ばせ』とも言う。背反しがちな二つの目標は二兎を追うことになって、どちらも中途半端になりがちだ。ヤマト運輸の元社長、故小倉昌男氏はこう悟って…

己の弱点を客観視できなくては

茂木健一郎さん。「創造性をはぐくむ秘訣があります。それは『自己批評文』を書くこと。自分自身の欠点を自分で笑うということです。夏目漱石も、『吾輩は猫である』の中でやっていています。あの小説に出てくるくしゃみ先生は漱石自身です。彼は自分自身を…

21年目の春の桜  

また春が巡ってきて、入社式と桜の季節になった。なんと入社してから20年である。まるまる20年も働いて来たとはとても信じられないが、時のたつのがはやくなっているのだろう。先般海外の方を連れて京都を観光したときに、ガイドさんが「日本人は桜の開花が…